こんにちは。
一周です。
日本一周の旅を振り返る、”一周 issue” 第5回
北海道の広大な大地を駆け巡ること3週間。
ようやくフェリーで本州に帰って来るところからはじまります。
<青森 八戸港>
本州戻って早速これ。霧がむーーーーーーん。
めっちゃ天気悪いですやん。
留まっててもしょうがないので嫌々ペダルを漕いで南へ進みます。
<岩手 盛岡市>
岩手県は盛岡市へ。
盛岡といったら冷麺でしょ!ってことで盛岡冷麺を。
予想以上に麺の歯ごたえがすごい。
わかりづらいけど付け合わせはスイカ。
季節によって変わるらしい。林檎、梨etc…
<浄土ヶ浜>
盛岡を東に進み山道を越えて海沿いへ出て浄土ヶ浜へ。
約5200万年前の古第三紀(地質時代上、白亜紀の次に位置する)に形成された火山岩からなる白い岩塊と同色の小石によって、外海と隔てられた波穏やかで清明な入り江が形成される。また岩上には、岩手県の「県の木」であるナンブアカマツをはじめとする常緑樹の群生が見られ、これらによってあたかも日本庭園のような美しい景観が醸し出されている。(wikipedia)
らしいですが、
大量にいたうみねこしか覚えてない。
なんかもうすいません。
宮古市を南下して海沿いを進むと東日本大震災の被害を受けた地域へ。
この辺に入ると震災時の津波で家だったり建物が流されてしまって、何もない更地になっている場所もいくつかあり正直とてもショックでした。
<釜石市 とあるラーメン屋>
そんな様相の中晩御飯のラーメンずるずるしながら野宿先が見つからずどうすっかなーと考えていると、
店主のおっちゃんが旅人だと察したらしく、
お店の建物付近で野宿していいよ!とのこと。
渡りに船!ご好意に甘えさせて頂きました。
おっちゃんありがとう。
<奇跡の一本松>
さっきのおっちゃん以外にも被災地の方達と接する機会がありましたがみなさんとても優しくしてくれました。
被災地ってだけでネガティブなイメージが正直少なからずあったのですがそんなこと全然はなく、
ここから力を合わせて復興するぞ!っていうエネルギーに満ち満ちていて自分も頑張らなきゃな。って思いました。
<宮城 山形 県境>
海沿いから今度は再度内陸へ。山形市を目指します。
名前からしてネズミのキャラクターがいそうな危ないテーマパークを通り過ぎて県境の笹谷峠を越えようとするのですが、
どうやらアップダウンのキツいハズレルートを引いたらしく苦しむハメに。
こっちの方が近いっしょ!ってルートを選んだ時にこうなりがち。
googlemapをアテにしてはいけないです。本当に。
死ぬほど登らされた分下りが超絶楽しかったのでよしとしました。
そういえば登ってる時に飴くれた釣り人いたことをふと思い出した。
「まだ登ります?」って聞いた時に、
「まだ全っっっっ然ありますね」って言われて絶望感半端なかったけど飴ちゃん美味しいから頑張れた。
記憶が正しければ塩飴。レモン味。
あれ平常時はそんなでもないけど運動してる時舐めるとめっちゃうまいですよね。
<山形市>
そんなこんなで無事山形市に到着。
したのはいいんだけれど、まさかの台風接近中。
この時は確か台風ラッシュで北海道のと合わせて台風とぶち当たるの3回目。
走り詰めで疲れてて2、3日ゆっくりするかーって時だったから台風を山形でやり過ごすことに。
ちょうど泊まってたゲストハウスの方に日本3大花火の「大曲の花火」にせっかくだし一緒に行かない?って誘われたのも大きかった。
タイミングが出来すぎている。
ちなみに日本三大花火のうちのもう一つは自分の地元新潟県は長岡市で開催されるんだけれどそっちは行ったことないです。
おっきい花火大会は人生初だったのでワクワク。
<大曲の花火>
町のちっちゃな花火大会しか知らなかった自分にはスケールがでかすぎた。。。人の多さも花火のクオリティも。。。
これが本物かと鳥肌立ちまくり。
まさか花火で感動して涙が出るとは思いもよらなかった。
今度は新潟のも行ってみたいなー。
<蔵王 御釜>
<山寺 五大堂からの眺め>
台風をやり過ごした後も山形市でぶらぶら。
お蕎麦を食べたり(山形の蕎麦はどこも量が多くて美味しい)、
火口湖で有名な蔵王 御釜へ連れて行ってもらったり、
山寺の愛称で知られるお寺 立石寺へ行ったりとゆっくりしていました。
宿泊先のゲストハウスのオーナーの方もその昔自転車で旅をしていた方で、
お手伝いしながらゆっくりしていきなよーと仰って頂いたのでご好意に甘えさせてもらいました。感謝。
<山形 福島 県境 七ヶ宿街道>
山形を出た後は実家の稲刈りがあったので、最短距離で新潟へ向かいます。
<福島 新潟 県境にあった棚田>
<新潟 実家付近>
ついに実家の新潟へ到着するのでした。この間2日。意外に近い。
そして旅は終わりを告げ、、、、、ませんでした。
実は旅の序盤で震災が起きて行くのをやめた九州が残っていたので、
このままだと日本一周ではなく日本0.8周。
将来行かなかったことを後悔するのは嫌だったので、行くことを決めて準備をしました。
そして、、、、
<九州 福岡港>
九州の地に降り立ちました。この間1年。
時間にすると長いけど思いの外あっという間でした。
ちなみに新潟から東京まで電車、東京から福岡まではフェリーで1日半ほど。
乗船時間がスーパー長いので、
船内の自販機に売っているドリア的な何か。
ではなく麻婆豆腐を食べながら、
甲子園を見ていました。
ちょうど地元新潟県代表の日本文理高校というのもあり応援に熱が入ります。
そんな感じで船内スーパー暇だったので船から降りた後、やっとかーって感じでした。ソワソワが止まらない。
例のごとくノープランなので朝焼けの中とりあえず海沿いを南下していきます。
<袋かき氷>
お盆過ぎてすぐでバチクソ暑いのでアイスでも食べようかと休憩していると、見慣れないものを発見。
袋の中に直接氷がぶちこんであるソリッドなかき氷。
しかもどうやら九州名物らしい。
指でムニムニしながら少しずつ袋からせり出させて食べました。
食べづらいけど美味しかったです。頭キーーーン。
多分袋あけてスプーンで食べるのが正解の食べ方だったんだろうなぁと今更思いました。
でもコンビニのお兄さんはスプーン付けなかったからやっぱりムニムニ食いが正解だったんだろうか。
謎は深まるばかり。
後日九州出身の幡ヶ谷店アンちゃんに聞いたらムニムニ食いが正解だそうです。
<金富神社>
とある日、今日もあちーなーとキコキコ漕いでいると神社が。
なんの気なしに行ってみるとすごい名前。
欲にまみれた心の汚い自分はお金持ちになれそうだなと思ってお参りしました。
賽銭は十分にご縁がありますように。で15円入れる派です。
お金がある時やここぞの時は十二分にご縁がありますようにで125円入れます。主に年末年始。
この金富(きんとみ)という名前はどうやら昔の地名だった「絹富名(きんとみみょう)」が変わって今のこの名前になっているそうな。由緒正しい神社です。
ちなみに現在金欠。たぶんこれからもずっと。。。
<USA city>
そしてUSAに到着。
僕らの大好きなPhilwoodやPaul、ChrisKingは全てここ九州の地で作られているのです。
つまりアメリカ製=日本製。
冗談です。
ここ出身の人達はみんな隣町の人からアメリカいじりされまくってるんだろうなぁと思いました。
一生アメリカネタで食っていけて羨ましい。
<大分県某所の海沿い>
九州では海沿いを走ることが多くて海辺での野宿が結構多かった。
ここではカニ達が多くていちいち邪魔をしてきてなかなかゆっくりできない。めっちゃカサカサいってる。
暗くなってからカニ達も大人しくなり、ようやくゆっくりしていると男女の二人組が近くにやってきてなにやらいい雰囲気。
どうやら合コン帰りで黄昏てるくさい。
ここからが地獄で男が告白するまでの何時間もの間気眠れず。
という周りが静かすぎて嫌でも聞こえるから気になってしょうがない。
結局彼らが帰って寝れたのは3時。
最終的に女の子はうやむやに返事していて聞いてるこっちがやきもきしました。
野宿だからこういうことはしょうがないけれど流石にこれは効きました。
寝れないのは本当にしんどい。ホテル泊まればよかった。
<阿蘇>
そしてそんな寝不足の中、九州でツーリングといえば真っ先に名前があがる阿蘇へ向かいます。
道中綺麗な風景ばかりだったんですが写真はありません。なぜかって?
斜度エグめな登りばかりで撮る余裕が1ミリもなかったからです。
寝不足とのダブルパンチ。
まぶたピクピク。
こんな看板の写真しか撮ってないってどういうことなのか自分でもよくわからない。
ツーリング前はきちんと睡眠をとりましょうね。
なにはともあれ阿蘇へ到着。
<大観峰>
阿蘇といえば有名な大観峰。
町を一望できる高い山です。
夕暮れ時でぼやーっとしててあんまり写りよくないけれどこんな感じ。
後日改めて行った時はすごい綺麗でした。
阿蘇に到着した後は手始めに阿蘇山を攻めます。
道中は牛に馬にと動物王国。
途中まで登るも雨がぱらついてきたのでこの日は断念。
しばらくいるし(結局1週間くらい居た)今度でいいやーってなりました。
<いまきん食堂 赤牛丼>
景色がイマイチならグルメじゃ!
ってことで名物の赤牛(あかうし)丼を。当然のごとく大盛り。
そしてこの色。こんなの絶対美味しいよ!
阿蘇は温泉がたくさん。
しかも公衆浴場でどこもめっちゃ安い。
自転車でいける範囲に15箇所くらいあったから毎日違う場所に入ってはゆったりしていました。
阿蘇が好きな理由の一つ。
<阿蘇山>
後日天気も回復したところで阿蘇山へ再アタック!
もうちょっとで火口だー。
ってところでまさかの通行止め。
前年の地震の影響もあって行けないみたい。残念。
下調べ一切しないから毎度こうなりがち。
阿蘇の真ん中にある阿蘇山を登るのも楽しいんだけれど、阿蘇山周りの環境も走っていて最高に気持ちが良い。
<高森殿の杉>
リアルじんめんじゅに遭遇したり、
<白川水源>
透明度と湧く量が凄まじい湧き水の水源地があったり、
(阿蘇山を境に北は温泉がめっちゃ湧いてて、南は湧き水がめっちゃ湧いてる。水の都。)
謎のカッパの置物があったりとディープなんです。
そんな阿蘇での楽しい時間はあっという間。
名残惜しいですが阿蘇を後にして、東の海沿いへ。
<宮崎 高千穂峡>
火山灰的な何かが溜まり続けた結果面白い地形になった高千穂峡へ。
写真上の滝は真名井の滝っていう有名な滝。
ボートに乗って間近で滝を見たかったけどさすがに一人は色んな意味でしんどかったのでやめました。
いつか誰かと乗りにまた行きたい。
<宮崎 直ちゃん>
チキン南蛮って宮崎発祥って知ってました?
しかもみんなが好きなタルタルソースを乗せるスタイルはニュースクールらしく、
こちらのソリッドなフライドチキンがクラシックチキン南蛮なんです。
衣サクサクで甘酢が美味しい。
<青島のういろう>
ういろうといえば名古屋ですが宮崎にもういろうがあります。
青島という観光地の大通り沿いにういろうの屋台がいくつもあって各店手作りしています。
甘さ控えめで素朴な味。ニチャニチャ食感がたまらない。
ただ真夏に自転車乗りながら食べるもんじゃなかったです。喉がめっさ渇く。
涼しい縁側で熱いお茶と一緒に食べたいやつだこれ。
<都井岬>
九州の南東のはじっこ都井岬。
ここには御崎馬という野生の馬が生息しています。
この場所にたどり着くまでが結構しんどくって、到着してから馬を探す元気が残っていませんでした。。。
近くのベンチに座りながらゆっくりするかーと思ってベンチに座ろうとしたらまさかの馬発見。その辺に普通にいるんかい!
自分の他に家族連れが一組いて話を聞いていると2時間探しても1匹も見つからなかったらしくて、どうやら自分は運が良かったみたい。
きっとここまで頑張ってきたご褒美。
<志布志湾>
都井岬の次のターゲットは本州最南端佐多岬。
海沿いをひたすら進みます。
真夏の九州を走って2週間くらいになってくると肌の焼け方がとんでもないことに。
黒糖を使ったお菓子よりも黒い。なんだこれ。
走っている時は麻痺して何も感じなかったけど今見ると本当に酷い。
1年越しに自分で自分に引いています。
そんなこんなしている内に佐多岬も目前。
ちなみに看板の裏はこんな感じ。
(案外近いな。。。)
こんなゲートまであります。
ちなみにここからが本当にしんどい。斜度エグめの登り坂。
<佐多岬>
はい到着。
最北端行っちゃったら最南端も行かざるを得ないですよね。
正直なところ道のりがしんどすぎてもう自転車では行きたくないなって思いました。
<桜島>
佐多岬に行った後は少し北上して鹿児島市へ渡るべく桜島へ。(桜島と鹿児島市を結ぶフェリーが運行しています)
火山周りらしいその名も溶岩道路を進んで行きます。
桜島は火山活動が活発なので道路のその辺に火山灰がたくさん落ちてて踏むたびジャリジャリします。自転車だとスリップしやすくてちょっちこわい。
ちなみに火山が噴火した時の為のシェルターもあったりします。
噴火しないでくれよなーと恐る恐る進みます。
<しろくま>
無事桜島を抜けて鹿児島市へ到着。
お目当のしろくまアイスを食べに行きました。
みんな大好きなあのアイスの元祖がこのかき氷です。
お一人様だったけど食欲がおかしいことになってる今ならいける!と思っていっちゃんでかいやつにしたら想像以上に馬鹿デカイ。
ちょっと周りのお客さん引いてた。
きっと普通カップルなんかがシェアしながら食べるんでしょうね!
そんなのお構いなしに完食。食べ方が汚い。
こんだけ食べても頭キーンってならないのはやっぱりいい氷使ってるんでしょうね。知らんけど。
ちなみに少し時間が経ってからお腹の様子がおかしくなりました。そりゃそうだ。
<フェリーに乗って沖縄へ>
そして念願の沖縄へ。
鹿児島からフェリーで1日ほどかけて沖縄本島へ向かいます。
グッバイ桜島。
<フェリー内>
東京から福岡へ向かうフェリーに乗った時の反省を生かして、
食料はフェリー内の割高な冷凍食でなく、前もってカップラーメンを買いだめするも箸がないことにここで気づく。
しょうがないから予備のスポークを箸代わりにして食べました。
先っちょのネジ山部分のザラザラのおかげで麺を掴み易くて意外と調子良いです。
あとはせっかくだしオリオンビールを。
海を眺めながらオリオンビールを飲む贅沢よ。
ぷはーたまらーん。
<2000円札>
ようやく沖縄へ到着。
ひとまずコンビニで現金下ろすと見慣れないお札。
2000円札でした。
沖縄で現金下ろすと大体紛れ込みます。
いつもなら出会うとテンション上がるものだけどいざ沢山手元にあると変な感じ。
那覇市で観光地然としたところ2日ほどちょこちょこ回っていたんだけれど人がわちゃわちゃしていて雰囲気が苦手だったので北の方へ移動。
そして沖縄特有のスコールを喰らいます。
いきなりドヒャーって雨に降られるやつ。
これ沖縄の嫌いなところ。
目的地に着く頃には晴れたりするから本当に沖縄の天気はよくわからない。
<名護市>
名護では海でSUPしたり、水面ぷかぷか漂いながら魚と遊んだり極彩色の珊瑚を見たりしました。
極彩色って言葉はこの為にあるんだなってくらい珊瑚って実はカラフルなんですね。驚愕でした。
なんであんなにカラフルなんだろう。ふしぎ。
今まで知ってた海とは全っ然違いました。
どちらかというとこれまで山派だったけれど海もいいなって強く思いました。
今度行く時はスキューバダイビングとかしてみたい。
<美ら海水族館>
あとは定番の美ら海水族館。
ジンベイザメでかいですね。ど迫力。
餌食べる時はああして体を縦にして大量の餌を丸飲み。意外に器用。
高校の修学旅行で行ったはずなんだけど1ミリも記憶に残っていないので終始新鮮な気持ちで楽しめました。
記憶力悪くて良かったって思った数少ない場面。
沖縄の海を十二分に堪能して満足したので鹿児島へバック。
またもフェリーで1日ほど揺られます。
行きと変わらずオリオンビールを飲んでいる内にいつの間にか鹿児島へ着きました。
鹿児島へ戻った後は指宿の名物砂風呂へ行ってみたかったので海沿いを南下。
その最中パニアをつけた自転車が前にいるのに気付きます。
自転車乗りの性なのか追いつこうとして飛ばしました。
追いつくと乗っている彼がこちらに気づいたようで、赤信号で止まったタイミングで色々話しました。
彼の名はアンドリューでロンドンから来てるらしく、レコード会社を辞めてバケーション(?)を楽しんでいるそうな。
ひとまず佐多岬に行ってその後は北上して北海道まで行くらしい。
ちょうど行く方向も一緒だったし着いて行くことに。
でもアンドリューの自転車はロードバイクでタイヤが細いから自分の超重量級自転車と比べるとめっちゃ早くて、ついていくのに精一杯。
アンドリューよ、少しだけスピード落としておくれと言うわけにもいかず、というか自分の英語力だとそれを伝えるのがそもそも困難。
必死こいてペダルを踏みます。
こちらがアンドリューの自転車TIFOSI。
付いているタイヤはやっぱりマラソン。
自分も使ってたいっちゃん丈夫なマラソンプラス。28C。
自分は目的地の指宿に到着したのでアンドリューとはお別れ。
最後写真撮ってくれたんだけどSNSのアカウントとか聞いとけばよかったな。ちょっと後悔。
<指宿市>
1日の疲れを取るべく砂風呂へ。
真っ裸に浴衣的なやつを着て砂に埋まります。
10分くらい埋まっててそろそろいいかなと思って砂からあがると汗びっちゃびちゃ。浴衣グッシャグシャ。
暴風雨にでも遭ったのかってくらい全身ビッッシャビシャ。
全然汗かいてる感覚なかったんだけれどすごいことになってました。
その甲斐あって翌日は疲れが一切なくシャッキリ。砂風呂すげー。
<知覧>
シャッキリした後はお茶で有名な知覧へ。
広大な茶畑が広がります。
緑が好きな自分は走っててすごい落ち着きました。
アップダウンすごかったけど。
そんなお茶の町だとペットボトルのお茶ですらめちゃくちゃ美味い。
これ本当に100円でいいの?
こんなん常飲してたら舌肥えすぎて普通のペットボトルのお茶飲めなくなりそう。
<蔵之元フェリー>
swiftcampoutでお世話になった大先輩あぜみさんが現在住んでいる、
南さつま市西側の海沿いをずーっと北上して天草へ向かうべくフェリーに乗船。
うしろについてるおにぎりリフレクターの存在感たるや。
天草の前後は天気が悪い日が続いてあんまりいい思い出がないです。
そもそも写真が撮れていないので割愛。
<佐世保>
旅も終盤。ずぶ濡れになりながら佐世保市へ。
いままでSASEHOだと思ってましたがSASEBOなんですね。
SASEBOといえば佐世保バーガー。
ふと佐世保バーガーの定義とはなんぞやって思ったけれど調べてみると、
ひとつの決まったスタイルのハンバーガーを指していうのでなく、佐世保市内の店で提供される「手作りで」「注文に応じて作り始める(作り置きをしない)」こだわりのハンバーガーの総称である。(wikipedia)
らしい。
自分が行ったお店の店主曰く佐世保バーガーの元祖は今みたいにゴージャス具モリモリな感じではなかったらしい。
その昔ながらの感じでこのお店の佐世保バーガーは作っている。だったはず。記憶違いだったらごめんなさい。
できたてハンバーガー本当おいしい。ビールノミタイ。
美味しいからもう1個食べました。
豪華絢爛で何が何だかわからないのよりこういうのが結局クラシックですよね。ハンバーガーに限らず。
大雨でお客さんが自分しかいなかったこともあり話しに付き合ってくれた上に、
ずぶ濡れだったからタオル(写真左上の青いの)をくれた。優しい。
雨でしぼんだ気力も膨らみます。
伊万里、唐津等焼き物が有名な場所を通過して北の海沿いへ。
博多を目指します。
<博多 BUILD>
博多手前で天候も回復して無事に到着。
自転車屋のBUILDさんへ。写真は店主の内田さん。
九州はイケてる自転車屋さんがあまりなくって飢えていた自転車成分をようやく補充。
<名島亭の豚骨ラーメン>
<もつ鍋おおやま>
夜は博多グルメを攻めます。
BUILD内田さんに教えて頂いた、名島亭の豚骨ラーメンとおおやまのもつ鍋を堪能。
お腹いーっぱい。
<博多駅>
行きと同じくフェリーで東京へ戻る予定だったけれどまさかの台風でフェリーが欠航。
予定変更して新幹線で輪行をして東京へ戻りました。やりたくなかったけどやむなし。奥の手。
輪行にあたって不必要な荷物は全部宅急便で送って必要最低限の荷物で輪行。
それだけやっても頑丈でちょっと重めのパーツ達で組んだDisc Truckerはめちゃ重かったです。(肩にかさぶたができました。)
東京に到着後は旅で使ったバッグ類を作っているswift industriesの面々が来日していたイベントへ。
<そして新潟へ>
swiftの面々とワッサした後は再度輪行をして新潟へ帰りました。
節約のために鈍行のみで帰ろうとしたんだけれど、乗り継ぎの時間を間違えて5、6時間くらいで帰れる(新幹線利用だと3時間くらい)ところを12時間くらいかけて帰るハメになりました。
新潟東京間を鈍行だけで帰ろうとすると群馬の乗り継ぎがすっごいシビア。
1日に2、3本しかない電車を逃して大変なことになりました。
輪行して自転車旅をしようと考えている人はきちんと下調べしましょうね!
自分みたいに痛い目にあってからでは遅いです。
<そして実家へ>
12時間も電車に揺られた後だったので疲れ切ってぐったり。
泥除けを組み付ける気力が残っていなかったのでラックの上にのせて帰りました。
これで本当の本当に日本一周を終えるのでした。
<旅を終えて>
旅の全行程が約半年ほど。
よく「日本一周をして何を学んだの?」とか「何が変わるの?」とか聞かれるけど、多分人としてなにも変わっていないと思う。少なくとも自分で感じれる範囲では今のところなにもない。あと正直なところ達成感は微塵もない。
ずっと自転車で旅して思ったことは自分は自転車が本当に好きなんだなってこと。
坂登ってる時とか野宿する時とか辛い場面の時、少なくとも1000回はうわー辞めたい!って思ってるはずだけれど、次の瞬間には自転車サイコー!やめらんねぇ!とか言っちゃってるし。。。
自分が旅する前に思ってた以上にどうやら自分は自転車が好きくさい。というか好き。
確信に変わりました。自転車ってほんっとうにたのしい。
1回の素晴らしい景色、1回の美味しい食べ物、1回の素晴らしい出会い、たった1回だけでそれまで苦しんだり辛かったことがぜーんぶ帳消しにされちゃうから自転車旅って素晴らしいなって思います。
こちらの画像は秋田でお世話になったK5さんに描いて頂いたもの。
instagram上で #okomeboysjptour というハッシュタグを付けて旅の模様を載せていたことからこちらを描いて頂きました。自分の宝物です。感謝。
これもまた1回の素晴らしい出会い。
そんな1回に出会う為に今日はいつもより少し踏み出して、自転車でどこかへ行ってみませんか?
いっしゅう
一周 issue
#0 装備編
#1 新潟〜京都編
#2 中国地方〜名古屋編
#3 関東〜北海道序盤編
#4北海道編
#5東北〜帰還編←いまここ