こんにちわ、上馬店タニです。
今年もやります、#mydiacompe。
僕も早速エントリー。
今回も各賞をご用意しています。スタッフのエントリーはブルーラグ賞に選んじゃいけない、という暗黙の了解がありますが、メーカーさんが直々に選ぶ賞にはマグレを狙えば喰い込める可能性があることがわかりました。インスタグラムをやっている人は是非自分のバイクにヨシガイ製品が付いていないかチェックしてください。
#mynittoにてどさくさで受賞できたので味をしめて駄目元でエントリー。起きろどさくさ。
今年は日々愛用のバーエンドシフターでエントリーしておきます。
本題の前に自分のこのシフターの話。
DIA-COMPE製、「S!LVER」のバーコン。当時はS!LVERがRivendellのパーツのレーベルという事は知らなかったです。Rivendellとも長いおつきあいがあるヨシガイさん。
可愛いロゴが入ったシマノより格好いいバーコンだな〜くらいにしか思っていなかった。
カチッカチッとインデックス機能は無くて、チリチリと細かなフリクションです。言ってみれば自分のさじ加減で中途半端な位置でも止められるし、インデックスより少し難しいです。
でもすぐ慣れました。というよりこのチキチキに慣れて操れるのがカッケー!と当時の僕はなぜかそう思ったので憧れパワーですぐ自分を慣れさせました。僕は免許ないし車乗りませんが、きっとオートマ車ってそんな感じなんだと思う。想像です。←マニュアルの間違いですね
余談で最近は、バーエンドシフターの時M174AA all road barはこのくらいのシャクリ気味の角度が好きです。上ハンメインで握るゆったりバイクにはバーコン使うことが多いし、下ハン直線部が元々短いこのハンドルとバーコンはよく合うと思います。
今日はお客様のナイスバイクのご紹介です。紹介したいバイクもっともっとたくさんあるのだけれど、組み付けに追われご紹介が追っ付きません。なので結構時間差ついちゃいますがご了承ください。
そして今日ご紹介するバイクはせっかくヨシガイの日なので
*DIA-COMPE* SS-6 brake lever等DIA-COMPE装着のバイク達。
ちなみにこのポリッシュALL SILVERは弊社別注カラーです。あれよあれよとスタンダードに上り詰めたこのレバー。お気に入りです。
そして今回この2台を選んだ裏テーマとして”シンプルなバイク”っていうのがあります。
バイクにバッグやキャリア、色々足し算しちゃうことが多い自分ですが、最近はシンプルなバイク乗りたいな、って気持ちが少々モッコシしています。
*SURLY* steamroller (56)
写真で伝わるかな、カスタムペイントは普通の茶色ではなくって、少しカーキ(グリーン)のニュアンスのあるブラウン。オーナーがオーダー時に来ていたハンティングジャケットがソース。
STEAMROLLERは説明が難しい。平たく言えばピスト、トラックバイク。でもそれだけじゃ割り切れない。
最大タイヤクリアランスは35cほど、チェーンを工夫すれば38cも履けます。今回は*WTB* thickslick tireの28C。トレッド(タイヤの溝)のない究極のシンプルなそのルックスから、ピュンピュンに軽くて速いペラペラ系の印象を与えますが、実はSURLYに馴染むタフで長持ちなタイヤです。言ってみれば*VITTORIA* randonneurのような屈強酷使系。
回転系は至高のPHIL。メンテナンスフリーで最高の状態を末長くキープ。生涯保障をつけるほどのタフ。言い換えれば買ったばかりの新品の状態から、余分なグリースが抜けてどんどん回る状態になって、他のハブならベアリングがゴリって来るときにはトゥルトゥルの無敵モードに突入しています。(さらに使ってベアリング使い切っても何度でも打ち替えができます)
個人的にはPHILのREDは、よくあるピンクっぽい薄い赤じゃなくってルビーのような深い赤なのが好きです。
幅広ライザーでモダンな旬なトラックバイクの面持ちですが、オマージュを込めてアーモンドチェーン。このグリップは上馬店では定番ESI。スタッフ使用率が異様に高くて、自然とお客様のパーツ決めでもついお勧めしちゃうのが原因。
「素材が最強だったら形はただの筒で良い」って発想(タイヤTHICK SLICKとリンク)
必要最低限だけど、構成するもの一つ一つがタフでシンプルでって同じテーマ持って組まれていて、そして引きで見たらバイク全体の辻褄がまとまっている、っていうのがすごく好印象な格好いいバイクになりました。
お次です。
*SURLY*cross-check(52)
なんでもくっ付けられて、どんな用途にも対応できるのがクロスチェックのいいところだけど、最低限で、自身の目的を想像した最小公倍数な組み方にグッと来ました。
オーナーのご要望は日々の通勤と、たまの休日に趣味である釣りのお供に使えること。
ブレーキは名作カンチ、DIA-COMPE DC980。
休日の釣り、県外まで車に積んで、駐車場から林道を走って川べりまで。*PLANET BIKE* K.O.K.O cargo rack は数あるラックの中ではリーズナブルでシンプル。これより頑丈な作りのリアキャリアはたくさんあるのだけれど、まずは試しに使ってみるのにはちょうど良いスペック。パニアバッグをサイドに仕込んで通勤の荷物も釣り道具もローデッド。
タイヤは33c、RIVENDELLのもの。多枝や落ち葉積もる林道や砂利道も走れるし、大げさなオフロードタイヤでは通勤に支障があるし、これもちょうど良い。
ギアは取っ払ってシングルスピード。僕は釣りをしないのであくまで想像ですが、川場や釣りまでのアプローチを走るのに最初ギア付きをお勧めしてみましたが、まずはどんなんものかシングルで乗ってみたい、とのご要望。シングルはそのバイクの乗り味、走り心地を感じやすいです。
そしてSTEAMROLLERにはない特徴として、あとからいつでもギア付きにトランスフォームできるのもこのフレームの特徴。まずはシングルで楽しんで、必要を感じたら変速機を仕込めばOKです。
ハンドルステムシートポスト、バイクの幹をNITTOのDULL SILVERに統一してるのも渋いところ。サドルはおなじみBROOKSの布サドルカンビウムですが、いつものブラックではなく限定のブラウン。ウォータープルーフなところも用途に合致。アウトドアでも通勤路でも雨や跳ね上げの影響を受けません。
本日は以上2台、どちらもSURLY。初めてのバイクは、やっぱSURLYが良い。安くて乗ってたらそのうちじわじわわかる価値が詰まってて、良いです。
納車済みのお客様のバイク、まだまだお見せしたいものいっぱいあります。写真の編集が終わったら随時出します。
そうしてお客様のバイクがバイクカタログに積み重なっていって、それを見て新たなバイクを組みたい人が参考にして、そんでもってその方のバイクも未来のカタログできっと誰かの目に止まって。
バイクカタログ、そんな歴史をコトコト煮込んだ聖典なのでぜひ見てみてくださいな。
そしてインスタ見ていたらLOOK MUM NO HANDSのアカウントに、
まっちゃんとデジが出てきてびっくりした。土産話が楽しみだなー