こんにちわ天気いいし上馬店よりお送りします。
先日はブルーラグ皆でカンパニー遠足に行ってきました。行き先は豊洲。
久々に仲間大勢で自転車乗ってでかけたのが楽しかったです。仲間がどんなバイクに乗ってくるのか。タイヤなに履いてんのか。服なに着てんのか。
あと世の中のニュースとか、普段自分の身の回りにない世間のトピックスに首を突っ込まないので、いい歳して本当の意味で社会科見学でした。
班行動でお昼ご飯。豊洲はなんかピシッとしててピンとこなかったので、
築地場外に行きました。雑多だけど味がある街並み、商店、活気。楽しかったです。
すしざんまいの前を通ると、マグロの解体ショーの前に人だかり。調べたら本店総本山が築地にあるんですね。海鮮丼の競争率と勧誘に疲れてきてたので、すしざんまいでいいじゃんか。
すると人だかりは、マグロが呼んだものではなかった。
リビングレジェンド降臨。お寿司ボーイズのキャップをかぶっていただけないかな、などといやらしい気持ちが最初はこみ上げたけど、店内お客のお母様たちに大人気で握手や写真攻め。その中で
お客のおばちゃん「築地頑張っていこうね、大丈夫だよね」
社長「大丈夫大丈夫、僕が元気だから」
・・・泣けた。伝説は伊達じゃない。込み上げるものがありました。
最近はお休みの日に自転車乗るってなると、人がいないところとか、車が少ないところ行こうってなってたので、皆でガヤガヤ信号待ちしながら、都心走って、人の多いところ行くのも悪くないなって思いました。
そんなことはいい!
最近上馬店で組ませていただいたナイスバイクをチェックしますので見てください。今回も粒ぞろい。
*SURLY* ogre(L)
どんな風に乗るか遊ぶかでフレームを選ぶことが多くなって、バイクのジャンル、ロードバイクだとかマウンテンバイクだとか、その境目はどんどん曖昧になっていく昨今。このOGREはマウンテンバイクとツーリングバイクを足して2で割ってSURLYらしい「どうしたって組む人の自由」っていうニュアンスをトッピングしたフレーム。
karate monkeyやcramps、もっと攻撃的なMTBはSURLYにはあって、もっと多目的な色々ができるのがOGRE。オンロードのクルーザーにしてもよし、荷物いっぱいの積載車にしてもよし。
オーナーのツーリングっていう近い将来の目標があって、それまでは街乗りや通勤普段乗りでも活躍できるように、というごニュアンスで組み付け。フロントには*SURLY * 24-pack front rack。シリアスなマウンテンバクにはおおよそ付けられない大積載ラック。普段の荷物もツーリングの時にも。ライトマウントはSURLYの小物を利用。
フロントにはSCHMIDTのハブダイナモを仕込んで火力強目のライトをバッテリー気にせず。走れば点く、明るいです。
タイヤは用途に合わせて。極太スリックオンロードタイヤシュワルベのBIG APPLE。MTBをオンロード化する時、ほっそいタイヤではせっかくのタイヤクリアランスが勿体無いし、見た目スカスカなのも気に入らない。エアボリュームパンパン保ちながら舗装路をよく転がる唯一の選択肢。
もはやスタンダードになったフロントシングルのコンポ。一部使えるギアは捨てなければだけど、このバイクで美味しいところだけ残したセッティング。
まずは街で生活圏で乗り回して、ゆくゆく遠出で楽しんで、いく先の路面に合わせてタイヤを変えればMTBにもメタモルフォーゼ。多目的、ツーリング、でもオフロードのニュアンスタップリなバイクをお探しならこのOGREを候補に入れてください。
お次のお客様のバイクもかっこいいです。
*ALL CITY* nature boy zona(49)
ALL-CITYのシングルスピード専用設計シクロクロスフレーム。2013年のモデル。不変であることが魅力のSURLYとは違い、毎年ペイントやデザイン設計がブラッシュアップしていくALL-CITYは型落ちモデル、旧カラー、ディスコンモデルが時に現行ラインナップより輝く。この感じが好きです。名前の通りのハイライトはColumbus Zonaのチューブを使っているところ。
別のパーツ構成で以前納車させてもらったバイクだけど、カスタム好きのオーナーがこの度ハンドル周りをカスタム。新車には出せないバイブスがポタポタと溢れ出ていたので改めて写真を撮りました。*SYCIP* SYCIP design JJJ Bar。
エンドはシングル専用。クロスチェックのようにコンパチブルではなくギアなしにしかならない設計。潔し。
そして僕の個人的マイブームで私情が入った・・カラーアルマイトのPAULのパーツ。PAULのカラーものって、なんでこんなに雰囲気あるんでしょ。ビンテージMTBのルーツ、これが汚れて使い古されて。もっと格好よくなる、失われないメンテ性、整備性。最近PAULは特にシルバー、ブラックではなくカラーものが気になる。
トップチューブにはALL-CITYクルーが来日した時のサイン。OUTER SHELLのサドルバッグの柄選びとか、このオーナーのチョイスは外国的で好きです。
漕いだ分だけ進んで、余計なものが付いていなくて、組むのも乗るのも自分次第なシングルスピード。パーツが少なくごまかしも効かないので、高品質なアメリカンコンポーネント達がギア付きのバイクより各部で役目を果たしてくれてるのも実感しやすいです。
シングルってハマる人にはバシッとハマって、ギアがなくても苦なくビューんと飛ばせて、カルト的な信者がいます。(このオーナーも実際毎回結構な距離を自走でいらっしゃいます)。想像して、「どうやら自分はシングル向いてるかも?ギアいらないかも?」って感触があったら、あなたもシングル中毒者予備軍の可能性あり。
今期のALL-CITYも年月が経つと輝くものばかり。SURLYよりちょっとアクティブでレーシーにも組めるALL-CITY。お店でラインナップ見て触ってください。
今回のラスト、RIVENDELLより。
*RIVENDELL* cheviot(50)
またぎやすいミキステ型のフレーム。美しいラグワーク。けれどRIVらしいタフさ力強さ、OLD MTBの匂い。
この独特なフレームの形状もあって、ブルーラグだと2台目、3台目として選ばれることが多いCHEVI。このオーナーは奥様と兼用バイクとしてオーダー。他にもバイクを所有している方。
日本はママチャリっていうものがあるし、スペシャルなバイクを組もう、ってなったらママチャリの逆を狙いがち、地面と平行のトップチューブに細いタイヤ!をイメージしちゃうかも(僕もそうでした)。でも、RIVENDELLの言葉に耳を傾けてみると、「この先の人生、おそらく一番跨ることの多いフレーム」。確かに。
奥様も乗ることを考えて、衣服をチェーンから守るバッシュガードを設けたり、頑丈なセンタースタンドで駐輪時も安心。フロントバスケットと明るいダイナモライトもその配慮。気に入ってもらえるだろうか。。
とはいえRIVENDELLだし、旦那さんも乗るんだから男子的にも格好よく、MTBのニュアンスもトッピングしたい。
古いXTのディレイラーや家に眠っていたPAULのブレーキ。
わざわざ動きやすい格好じゃなくて普段着のまま乗れて、夏はビーサン冬はブーツでガシガシ踏めて。でもちゃんと非日常でも乗れるスペックを仕込めて。力んだスポーツバイクに疲れた方のネクストレベルにお勧めしたいフレームです。
ちなみにこのメタリックセージは旧カラー。RIVENDELLのフレームはロットごとにカラーが変わる一期一会。今用意できる cheviは以下の2色。
↑OLD BRIDGESTONEよろしくなオレンジと、
↑幡ヶ谷メカニックデジも乗る淡麗なシルバー。デジの現行マウンテンコンポで”ネオ”に組む感じ格好よい。
初めての女子バイクとしても、エブリデーバイクとしても、すでにバイクお持ちの方のセカンドバイクとしても、名車CHEVIOTはきっとあなたを次のステップに誘います。そしてどう外して組むかが楽しいフレーム。それはオーナーと担当メカニックの腕の見せ所。
本日は個性バラバラな3台をご紹介しました。
続きのバイクチェックは是非ブルーラグバイクカタログをみ見てみてください。
気に入ったバイクがあったらブックマークして各店メカニックに見せてくださいなー