代々木公園店よりタクマです。

 

この投稿をInstagramで見る

 

BLUELUG_YOYOGIPARK(@bluelug_yoyogipark)がシェアした投稿


代々木公園店のインスタや最近YouTubeにアップされた代々木公園店のショップツアー動画でHook Upして頂いたのでご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、3月から元居た幡ヶ谷店を離れ代々木公園店で修業させて頂いております。

幡ヶ谷店とは全然違う環境で、新たに学ぶ事・覚えることだらけですが、どうにか喰らいついて奮闘してます!


ここからは本題。今回のブログは自分が乗ってるクロスチェックの仕様変更の振り返りと、次に目論んでいるカスタムについて。

というのも、日々の接客の中で僕らが扱ってるバイクについて「用途や好み、環境に合わせて組めて、それらが変わってもその変化を受け入れてくれる」なんて紹介することが多いのですが、実際それを実例で知って頂ける機会ってそんなにないよな、とふと思ったので、自分のバイクの振り返りで新車やカスタムについて悩んでいる方の手助けが出来れば!と思い立った訳です。(という大義名分を掲げ自分の自転車について語りたいだけ)

実は手持ちのバイクの中で一番所有歴が長いクロスチェック、手に入れたのは今から約6年前の2018年。最初はエントリーのロード、次に手に入れたトラックバイクから本格的に自転車にのめりこみ始め、掘っていくうちにトラックバイク以外のアメリカの自転車カルチャーにも興味を持ち始めたのがキッカケでした。その時は深く考えずに「アメリカのバイクと言えばSURLY、SURLYと言えばCROSS CHECK!」くらいのノリでした笑

こちらが組んで割とすぐの頃。当たり前ですがまだ傷やステッカーもなくピカピカ!

もともと乗ってたロードからの載せ替えだったので、ロードな感じですね。SURLYはどのモデルも普遍的でオーソドックスな規格が採用されていることが多いし、組み方にルールのようなものもないので載せ替えがしやすいというのもいいところ。これでロードの時と変わらず毎週のようにヒルクライムや100kmオーバーのライドしてたので当時の自分だいぶ気合入ってたなと笑 ここら辺がVer.1.0といったところでしょうか。

こちらが約一年後、2019年の姿。基本変わらずですが、パーツチョイスとかアクセサリー類がちょっとソレっぽくなってきてます。ステッカーもだいぶ増えてる。この写真はSURLYの生誕21周年を祝したIntergaractic SURLY Dayというイベントの時の模様。(当時のブログにシレっと自分がいたりします)

一気に飛んで2021年。2020年は例のパンデミックがあったり、クロスチェックで明確にやりたいスタイルが定まってきたのでガッツリ仕様変更しようと思い立ちしばらく休眠。金欠大学生ながら頑張ってパーツを集め出来上がったのがこちら。

この頃からグラベルバイクというキーワードが気になり始めていたので、そのテーマに沿った組み方を自分なりの解釈で。もう最初の載せ替えで組んだころの面影はほぼ無しです。

そんな感じで落ち着いてしばらく乗り回してたのですが、翌年僕とクロスチェックの間に危機が訪れます。。。

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

MASH SF CA(@mashsf)がシェアした投稿

トラックバイクオンリーだったMASHがまさかのAll Roadをリリース。よく冗談で「MASHからギアードのフレームが出たら絶対買う」と周りに話してたのですがそれが現実に。。。

当時学生だった自分にはかなり高額な買い物だったことと、クロスチェックにしばらく乗って芽生えた「もっと速くて、太いタイヤが履けて、ディスクブレーキのバイクが欲しい」という欲求にAll-Roadがドンピシャだったこともあり、愚かにもクロスチェックを売却してAll-Roadの購入資金の足しにしようと思い立ってしまったのです。

しかし、そんな僕をある一本のブログが思い留まらせます。

一周回ってホニャララ、とか言ってみたい。

ウエンツさんが書いたこのブログ。これを読んでウエンツさんのクロスチェックのカッコよさとその考え方にめちゃくちゃ喰らって、クロスチェック売却を踏み留まるのでした。

そこから約半年、この間にブルーラグに入社して更に自転車にのめり込んだ僕はまた新たなスタイルを構想してクロスチェックを再び組み直します。
*SURLY* cross check (52)
しっかり走る非日常バイクのポジションはAll-Roadに任せ、クロスチェックは普段使いとたまのゆるい砂利道遊び用のバイクに。上記の写真と見比べると我ながらですが全然違うバイクに見えますね。

 

この投稿をInstagramで見る

 

GENO(@genosack)がシェアした投稿

気取らないラフなバイクで仲間達とトレイルでshredしたり、パッキングしてキャンプライドに行ったりしている彼らのスタイルをどうにか落とし込もうとして出来上がったのが先ほどのCROSS CHECK 4.0

ある程度スピードも出せて、楽なポジションで乗れて、太いタイヤで道の凸凹も気にならず軽いグラベルも行けて、バスケットにドカッと荷物を入れられて、傷や汚れも気にならない。(そして日常用と言いつつ非日常もしっかり楽しむ。)

そんなVer.4.0のクロスチェックを僕は大層気に入りほぼ毎日乗ることに。クロスチェックへの愛を取り戻した僕は売らなくて本当によかった…と心の底から思うのでした。

そして現在。4.0になってから普段使い中心に、たまに先輩たちとのライドにも駆り出したりして更に見えてくるものがあったり、自分の気分ややりたいことも変わったりで。(クロスチェックから得た経験で更に二台ほどバイクを増やすことになるのですが、それはまた別の機会に)

また全然違うスタイルで組みなおそうと画策中です。

Ver.5.0の詳細は次回以降のブログでお伝えできればなと。


そんな感じで僕とクロスチェックの歩みを振り返ってきましたが、いかがだったでしょうか。

クロスチェックは残念ながら廃版になってしまいましたが、ブルーラグで取り扱ってるフレームは程度はあれど環境や気分の変化に合わせて柔軟にカスタムできるバイクが多く、何よりフレーム自体が普遍的な魅力を持ったバイクばかりです。

良いものを長く使って、それがやがて自分にとってかけがえのない相棒のような存在になる。

自分も今その道のりの途中ですが、そんな人が一人でも増えてくれたら一自転車好きとしてとても嬉しいです。

代々木公園店から、タクマでした。

 

余談

年の初め頃にギックリ腰をやってしまいました。この年でやってしまったか…というのと、自転車がしばらく乗れないので相当ショックでしたが、好きなアーティストの来日公演の2日前にやってしまい、ライブを観に行けなかったのが一番ショックでした。。。

ちゃんと今っぽくてカッコいいけど、先人達への熱いリスペクトが感じられる彼のスタイルがとても好きです。