こんにちは。
代々木公園店クリントです。
今日は僕が乗っているVELO ORANGE の NEUTRINO の話。
突然ですが、お気に入りの自転車ってありますか?
お気に入りって言っても多分色々あって、とっても乗りやすいからお気に入りなのか、とてもかっこいいからなのか。持ち運びがしやすいからなのか。お気に入りのポイントって人それぞれで、僕の解釈のしかただと自分の”生活” にどれだけ寄り添ってくれるか。生活に溶け込んでくれるバイクって結構お気に入りポイント高めなのでは?と最近は思ったりします。
ver.1.0 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ver.2.0 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓
その ”お気に入りポイント” いわゆるチャームポイントをたくさん持っているのが、僕の中ではNEUTRINOです。
正直毎日乗ってるかって言われたら、毎日は乗ってないけど(自転車いっぱいあるのに体は一つっていう性 )僕の生活にバッチリ寄り添ってくれるし、タウンユースはほぼneutrino。本当にちょうどいいバイクだと思っています。
ちょうど良いって言われても表現が抽象的すぎますね。
上の2台はどっちも僕が乗っているNEUTRINO。最初はOMMに参加するためにドロップハンドルで組みました。懐かしい。
OMMから帰って来て、街中でも乗るようになって。なんだかドロップハンドルだと無駄に気張っちゃう感覚があって、もう少しラフに使えるようなハンドルがいいなと思って変えたハンドルがb903 bullmoose bar。
これはとっても使いやすくて僕の乗り方、気分にシックリ来た感じがしてバスケットも実用的だしフェンダーも便利だぞ?で完成感があったのですが、静岡遠征で痛い目を見ます。
輪行のために前輪を外してもフェンダー地面に当たってガチャガチャだし、前かご前に出過ぎててめちゃくちゃ邪魔でした。外したら済んだ話だっかもしれないですけど、走ってる時は手ぶらでいたいなという気持ちもあって、ふだん使いにはとってもいいけどどこかに持って行くってなった時に何か邪魔にならなくて後々の持ち運びも楽チンなものって何かないのかなと。
輪行とかもう少し遠い距離感で、なおかつ街乗りも調子いい組み方ないのかなと。
で、すこし挑戦してみよう。という気持ちと、やったらどうなるんだろうという興味でやってしまいました。。。
*VELO ORANGE* neutrino (L)
brompton用バッグとして高い機能を持つ (何よりかっちょいい)このバッグ。
*EERDER METAAL* xplorer front bagといいます。(アーダー メタル)
大容量のフロントバッグがアタッチメント1つで簡単に着脱できて、なおかつ取り外したらそのままバックパックになっちゃう。このフロントバッグ使ってみたい!
NEUTRINOも他の自転車に比べてフロント、リア部分のクリアランスが広めなのでNEUTRINOにもつけることができるのでは?と思ったわけです。
でもブロンプトン専用設計の台座(キャリアブロック)で取り付けるバッグなので基本、ブロンプトン以外のフレームには取り付けできませんでした。
諦めず、まずはブロンプトンを観察してみる。
これがバッグがついてるオスの部分。プラスチックの台形のブロックがついていてそこにバッグを上から差し込むことで固定しているみたい。
外してみたらネジが切られてる出っ張りが出て来きた。
このキャリアブロック、ボルト2本で固定されているだけのようなので、このブロックが溶接でつけれればバッグつけれそう。
観察してわかったNEUTRINOにEERDER METAALのバッグを取り付けるために必要な工程は3つ
① フレームにキャリアブロックをつけるためにフレームにブロックを溶接する。
②溶接箇所付近の塗装が焼けちゃうのでCOOKにてペイント
③バッグがしっかりと付いて、操作上問題ないか気をつけながら組み付ける。
まず、そもそも付けれるのかつけられないのか。
みすぼらしい設計図。頭の中でシミュレーションして実際にフレームにあてがってみながら可否を確認していきます。
なんとかギリギリだけどいけそうな気がする…!
自分の中でのOKが出たら、溶接。rew 10 works のブレンディーさんにお願いして、溶接をしていただきました。
(写真は溶接途中。ここからヤスリがけなどで綺麗にしていきます。)
溶接シーンはyoutubeに納めていただいたので是非見てみてください。中学生みたいな僕と、ブレンディーさんのかっこいい溶接シーンが見れます。
ペイントは今回もありがたいことに自分で塗らせてもらいました。
初めてのロゴ塗り分け。とても繊細な作業で難しかったですが、カッティングシートを剥がす時のあのドキドキとワクワクはたまりませんでした。
前回から大きく変わったパーツは3つ
これも念願で、いつやってやろうかと機会を伺っていたのですがエイっとダイナモ化。
タイヤとバッグのデッドスペースにちょこんと配置。
クランクも*WHITE INDUSTRIES* eno single speed crankに変えました。
丁数は42T。正直neutrinoだったらもう少し大きい方がいいかなと思います。(46,48,50Tくらい)
42tだと街乗りで重いところ使い切るくらい。人によっては42Tだと物足りないかも。
ハンドルとバッグの距離がギリギリすぎてワイヤーを上に逃がさないとハンドルを左右に切れませんでした。
フォーク側に固定するフロントラック、バスケットと違い、ブロンプトンのキャリアブロックはヘッドチューブにバッグを固定するので、左右に曲がるときにハンドルを切ってもバッグが着いてきません。なのでワイヤーは上を通して逃がしました。
僕のneutrino(L)でほんとギリギリつけることができました。
ヘッドチューブ下部からハンドル突き出し下部までで最低370mmのクリアランスが必要で、それ以上出ないとハンドルが切れません。
なのでSサイズでは付けるの難しそうです。
ブロンプトンだとステムがほぼ0mmでキャリアブロック位置も低いので難なくですがneutrinoはステムが伸びている分クリアランスがないとバッグが抜き差しできません。
でもめちゃくちゃいい感じだ。。。
VELO ORANGEのクリントさんが旅行用のバイクとして日本に持って来ていたように、僕も街乗りだけじゃ終わらせないバイクにしたかった。
若干、偏屈なカスタムな気はしていますが、またNEUTRINOの新しい使い方ができそうで楽しみ。
もし、万が一、億が一に自分のNEUTRINOに付けれるのか?いや、付けたい!って方がいらっしゃいましたら、代々木公園店クリントまで。
たくさんの時間とお金がかかるカスタムですが、ご相談ください。
ではでは。
クリント