こんにちは、こんばんは。ヨヨコーのセントです。
今日は2025年一発目のCRUSTのフレームの入荷がありましたので、そのご紹介を。
少し前のミンミンブログで匂わせられていましたね、お待たせしました!
入荷したのはなんと3モデル。EVASION、BOMBORA、EVASION TRAIL 140。
EVASION (Pastel speckled black)
BOMBORA (Pastel violet)
EVASION TRAIL 140
盛りだくさんなので、EVASION TRAIL 140はミンミンが後日紹介してくれます!明後日火曜のブログをお楽しみに!(入荷の噂が出た時から欲しいだのゴニョゴニョ言ってたんだよな)
それではEVASIONとBOMBORAいってみましょう。
EVASIONのカラーリングは上記Pastel speckled blackとこちらのRaw。
EVASION (RAW)
以前あったカラーの中から人気の2色。間違いない組みやすいカラーですね。
CRUSTといえばEVASIONな、CRUSTらしさ溢れるモデル。3種類のホイールサイズが選べて、26×3.0、27.5×2.8、29×2.0が選択出来ます。シングルスピード、ギアードどちらもOK、ドロッパーポストもアリ。
こんな欲張り仕様、、でもバイクの全長はよくあるグラベルバイク程度で短めなのが、乗り味の軽快さ、面白さに繋がっていると思うし、近い仕様のバイクとの違いがはっきりするところかなと。
BOMBORAの方は、BOMBORAといえばの大人気カラー上記Pastel violetとこちらの新色Rawカラー。
BOMBORA (RAW)
BOMBORAもとても人気のモデルですが、そこにRAWカラーをぶつけてくるって。。ヤバいすね笑
このモデルは基本的にEVASIONの軽量モデルで、タイヤクリアランスは少し控えめに27.5×2.3、700x48mm。
EVASIONはボスのMatt氏が大陸横断級のビッグツーリングをしている時に、用途に合ったフレームが無くて、SURLY クロスチェックをベースに生み出したサタン的バイクなのに対して、
BOMBORAはビッグツーリングに行けなくなったMatt氏が、日帰りや数日のライド用に軽量で贅沢な乗り心地のバイクが欲しくて、EVASIONをベースに軽量バージョンとして作ったらしい。(CRUSTがEVASIONやROMANCEURのヒットで忙しくなったからかと)
あと、フレームにはMatt氏の個人的なものがいくつか刻まれているらしく、たとえば、チェーンステーの”Where did all the mermaid go?”はMatt氏が敬愛するJoe Rich(Terrible Oneブランドのボス、BMXレジェンド)が自身のオフィスの裏に作った伝説のT-1ランプに描いたアートから来ているらしい。この伝説のランプは2016年に取り壊されてしまったので、Matt氏をはじめ世界中のBMXライダーが思いを馳せたその場所に対するメモリアル的な意味もあるのだと思います。DIG BMXがこのランプについてのインタビューをしてくれているので良ければ。アツいです。
どちらのモデルも4回目くらいの入荷ですが、少しずつアップデートされていっているんですよね。今回のEVASIONとBOMBORAに関しても変更点ありで、ブラッシュアップされております!
EVASIONの変更点は、前後ロード規格のスルーアクスルハブに対応したこと。地味ですがこれはデカい。
フロント100x12mm、リア142x12mm。MIDNIGHT SPECIALやゴリラモンスーンなどと同じハブです。載せ換えも是非。
BOMBORAは、チェーンステーヨーク(右側の薄くなっている部分)がアップデートされている事に開梱時に気づいてかなりアガりました!以前までのBOMBORAはこの部分が板状になっていて(それも悪くないんですが)、今回鋳造の3Dな造形になったことでかなり溶接面積が増えてより壊れづらく、剛性が向上するように考えられています。
そもそもこの部分が左右非対称な訳は、可能な限り太いタイヤを履きつつリア三角をコンパクトにしたいから。CRUSTが理想とするジオメトリーを実現するには必要な造形です。(実際、自分の知る限りでは27.5×2.3のタイヤが履けるグラベルバイクで最もリアセンターが短いです。)
こういった他ブランドがまだやっていないオリジナルなディテールが、ただでさえスペシャルなCRUSTの存在を確固たるものにしていくんだと思います。
完成車も組みました!自分ならこうやって組む!
*CRUST BIKES* evasion (M)
RAWカラーをオールブラックのパーツでアッセンブル。
サイズはトップチューブ54cmで身長170cm前後の方向けです。
BMXやストリートMTBの雰囲気を感じていただけたら本望。やっぱRAWは反射的にこれ系の組み方がしたくなります。
ハンドルは日東B809、ステムはTHOMSON X4 60mmです。RAWカラーは一本いっぽん少しづつ表情が違うのが面白いところ。クリアコート塗装はされていますが、どうしても錆びは目立ちやすく、長い目で見ると劣化していってしまうので、それ含めて愛せる方向けですかね。
SCHWALBE SUPER MOTOはモタードバイクのようなトレッドで大好き。27.5×2.4のビッグボリューム。さらにタイヤクリアランスは余裕あり。BOMBORAには履けない太さなので流石の自由度です。
くいっと上がったライザーバーに前上がりで付けたシートが”らしい”感じで気に入ってます。
BMXのような感じでひとまずシングルスピードで。ギアを付けるのも難しくないです。
続きましてBOMBORA。こちらも新色RAWを組みました。
こちらのBOMBORAはこれぞ!なハンドルにタイヤボリューム、コンポーネントを抑えつつ、カラーリングはナチュラルかつ見たことないフレッシュな感じにしたかった!
サイズはトップチューブ56cmでざっくりですが身長175〜180前半くらいの方向け。
フレームがグレー系、ロゴが水色ですが思い切ってちょっと暖色めなタイヤや、カラーパーツを選んでみました。
直感的にはブラック系で組みたくなるけど、色遊びもやっぱハマりますね〜。
フレームももちろんですが、このフォークからはハンドメイド感をより強く感じますね。肩部分の厳ついラグもめちゃくちゃかっこいいですし各種ダボ穴の数、ダイナモ配線の中通し用の穴、、本当に手が混んでいます。いつもは塗装で隠れてしまいますが、こうやって見えるとありがてぇ。。となりますね笑
RAWカラーにもいつものグラフィックは健在。潜水士とマーメイドです。
シンプルな背景で撮られたこの写真。。RAWの地味色になったアレもありで、BOMBORAってシルエットがシンプルで本当にカッコいいと思います。
というわけで新入荷EVASIONとBOMBORAのご紹介でした!この2台は代々木公園店にありますが、各店で展示車用意していますので見てみてください!
(今回の展示バイク、どちらも痛く気に入っているのでこのまま乗ってくれる方も待ってます!!)
それではまた〜