先日休暇を頂き久しぶりにゆっくり旅行に行ってきました。
向かったのは栃木県。
那須塩原市や黒磯、日光、宇都宮と巡ってきたのですがその中でも今回宿泊した日光にある旅館『金谷ホテル』がとっても素敵でホックホク。
ザ クラシックホテル!!!
明治6年(1873年)創業。日光のお膝元にあるこのホテルには過去アインシュタイン、ガンジー、ヘレンケラーと名だたる文化人も訪れた由緒正しき日本に現存する最古のリゾートホテル。
趣のある館内は明治時代にタイムスリップしたかのような感覚を与えてくれて、日常の忙しなさを忘れさせてくれるとても特別な時間を過ごせました。
また、金谷ホテルに隣接しているビーフステーキ専門店の【ステーキハウス みはし】さんもこれまた最高なのでこちらも是非ご一緒に。
栃木旅行に行かれる際は是非宿泊してみてください、オススメです。
あ、こんにちは代々木公園店よりカリカリです。
安心してください日光観光案内所のブログじゃないですからね笑
さてさてさーて!先日のセントさんブログで登場しましたONYX RACING PRODUCTSのトラックハブに続いてギアードハブも着弾しましたよーーー!アメリカからの荷物は毎度ドギマギしちゃって血圧が上がっちゃいます!笑
今回入荷したのはONYXの代表作であるVesperシリーズから大きく分けて2ラインナップ!
*onyx racing* vesper disc cl hg hub rear (blk/32h/142/12)
*onyx racing* vesper disc cl hg hub rear (sil/32h/142/12)
CRUSTやSURLYのMidnight special、BMCのMOD zero、MASH All roadなどに調子良さそうな12スルーのタイプ!
幡ヶ谷店のミンミンが自身のBEACH CLUBに付けていましたね!
ミソミソのBEACH CLUBカッコウィー!
*onyx racing* vesper disc cl hg hub rear (wht/28h/142/12)
より軽量に、レーシーに仕上げたい方は28hのご用意もありますよ〜!
(もちろん32h、28h共にフロントハブも合わせてご用意あります!今回は写真割愛しますので是非オンラインでご覧ください!)
もう1つはこちら!
*onyx racing* vesper road hg hub rear (blk/32h/135/qr)
*onyx racing* vesper road hg hub rear (sil/32h/135/qr)
長らく欠品していたRIVENDELLのカスタムにもってこいな135mm、リムブレーキ、QR仕様のタイプも合わせてご用意させていただきました◎ 昨今のディスクブレーキ全盛のこの時代にリムブレーキ用のハブを作ってくれるのはとてもありがたい限りです。ボコンボコンと段差の付いたゴツめのハブシェルが如何にもBMXやMTBのコンポメーカーぽくってかっくいいすよね。勿論、アルミ削り出しの屈強なヤツです(押忍)
*onyx racing* vesper road hg hub rear (ppl/32h/135/qr)
こちらのパープルカラーはBL別注のSONダイナモハブと合わせて使えば、あなたのバイクは光り輝くこと間違い無いでしょう。そんなスペシャルやっちゃう強者の方、お待ちしております(押忍)
そんなONYX、他メーカーのハブとは一線を画す特徴を持っています。
それは〝ラチェット音のしない無音のハブ〟ということ。
???
音がしないってどういうこと?
分かります、そうなりますよね。笑
これは一般的なリアハブのフリーボディ内部の図です。
ハブが回転する際、緑色の爪(ラチェット)がギザギザの部分(ハブ)に引っかかり前に進む為の駆動力を発生させます。ラチェットとハブ側のギザギザが多いほど遊びが少なくペダリングによって出た力を逃がすことなく車体に伝えくれます。ノッチ数が多い方がいいと言いますがそこにも比例してきますね。
足を止めるとどうなるでしょうか。
黄緑色のハブ部分は回り続けますが、スプロケットの付いたフリーボディは動きが止まるのでその際にラチェットがハブ内側のギザギザ部分にバチバチと当たることで『ジーーーッ!』という気持ちのいい音を生み出しているんです。それが俗にいうラチェット音です。
と、一般的なハブの仕組みを分かって頂いた所でONYXのハブシステムを。
ONYXハブに搭載されている一方向のみに回転力を伝達するワンウェイクラッチ機構、その名もSprag Clutch(スプラグクラッチ)!
この機構の最大の特徴はドライバーのペダルへのトルクに瞬時に反応し、無音で作動すること。上の図で綺麗に並んでいるロケット鉛筆の芯のような物、スプラグエレメントと言うのですがトルクがかかるまで駆動部とハブ本体に滑らかに接触し、最小限の摩擦で滑るように動くことによって無音を生み出しています。つまり上記で説明した前に進む為の駆動力を発生させるラチェットがないと言うギアードハブでは驚きの仕組みで作られたビックリハブなのです。
ラチェットがないのにどうやって前に進む力を生み出しているか気になりますよね?
その原理はペダリングによってトルクがかかると瞬時にスプラグがわずかに動いてハブとドライブの間に楔を打ち込み進む為の駆動力を生み出します。つまり、一般的なハブにある遊びという概念がONYXにはほぼなくどの位置でペダルを踏み込んでもトルクがかかる、云うならばノッチ数無限!!!なのです。バケモンです。笑
この仕組み作ったONYX天才すぎるでしょ、、。
ONYX公式が動画で分かりやすく内部構造を説明してくれているこちらも合わせてどうぞ⤴︎
と、ここまで魅力的だと僕も気になる&使ってみたい、、、!!!!と気持ちを抑えきれずオーダーしました。笑
そんなスペシャルなハブを組み込むのはもちろんこのバイク。
愛車であるRIVENDELLのHomer hilsenです。
RIVENDELLなのでリムブレーキ用のハブを前後オーダー。
ONYXは多彩に用意された色の中からハブシェル、ウィジットの色を自由に組み合わせて自分だけのオリジナルハブをカラーオーダーすることが出来るオプションもあります。
僕は今回職権をフルに濫用させていただきカラーオーダーにて注文させていただきやした、、!(すみません、、泣)
そしてこの色合い既視感ありますよね?
ずっと憧れを抱いていたPhilwood往年の白ハブからサンプリング!
ヨヨコー店長の松本さんのSamに付いている白ハブがカッコよすぎていつかはゲットしたい、、、なんて思ってましたがこれはもう手に入れられないのでONYXでその夢叶えちゃいました。笑
パウダーコートからくる陶器のような質感がなんともグラマラス。ビジュアルだけで白米3杯はイケちゃいます。
実際乗ってみてまず初めに感じたのは『自転車と身体が一体化してる、、!』という感覚。
本当に遊びがほぼなくペダルに力を入れた瞬間、その力をダイレクトに車体に伝えてくれて力をロスなく推進力に変えてくれます。漕ぎ出しや、今ここで!というタイミングでバッチリ反応してくれる所が操縦していてとっても気持ちいいですね。
オフロードの坂道や足場が悪く体制を崩しそうな瞬間など、即座にトラクションがかかってくれるのでグラベルバイクにも本当良さそうやなぁとも思ったり。
また足を止めフリーボディが空転している時の伸びが他のハブに比べ格段に違います。例えるなら氷上を「スーーーーーッ。」と滑っているよう。多くのメーカーが採用しているラチェット構造は爪が抵抗を生むのに加え“音エネルギー”へとその力を変えますが、スプラグクラッチの抵抗0恩恵に加え、セラミックベアリングの軽く滑らかな回転がもたらす伸びに感動レベルもマックス。期待を大いに上回るONYXハブを前に、本当に購入して良かったなと思いました。笑
そして今回セントさんと話し合い、文面で説明するより動画の方が伝わりやすいかもねとYouTube担当のサブさんに入荷に合わせてONYXについての解説動画を撮ってもらいました!こちらも合わせて見ていただけるとより構造を理解しやすいかもです◎
そんなスペシャルなハブをあなたの愛車にいかがでしょうか。
僕のHomerでよければ代々木公園店にいつも置いてますので是非一度乗ってONYXのヤバさ感じに来てください!初めて乗った時の動揺と感動を皆さんにも体験してほしい。笑
お待ちしてま〜す!
ここまで読んで頂きありがとうございました!
以上、カリカリでした。
それではまた!
By カリカリ