“ショップオリジナル”と聞くとついワクワクしてしまう。

数年前、幼少期ぶりにアメリカへ行った際に、とあるスケートショップで聞いた時からこの言葉に反応するようになってしまった。

Phil Woodの拠点があるSan Joseから、車で40分ほどで行けるSan Mateoという街にある Atlas Skateshop。このお店のローカルスケーター達が、店の名前がプリントされたTシャツや、店のロゴが刺繍されている帽子を身に纏ってお店でくつろいでる感じがむっちゃかっこよかった。

店に入るとスタッフさんが “What’s up dude”と出迎えてくれた。

 

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しかもただのスタッフではなくAlien Workshopのライダー、Brandon Nguyen だった。

映像で観てた人が突然出迎えてくれたもんだから緊張した。

「外にいたみんなが着てるAtlasのアパレルって僕も買えるの?」と恐る恐る聞いた。

「ああ、ショップオリジナルね。もちろんだよ。そこにいっぱいあるから見てって。」とBrandonくんが優しく教えてくれた。

いっぱい買い物した。

もう10年前くらいの出来事だから、Tシャツもデッキもボロボロだけど、未だに家にある。

以来、その店でしか売っていなくて、わざわざそそこに行って買ったんだ。という満足感と思い出が得られる “ショップオリジナル” というロマンたっぷりなアイテムに弱くなってしまった。

そんな経験をしたことはきっと皆さんもあるはず。

とてもありがたいことに、ここ数年はたくさんのお客様が多方面からご来店してくれます。近所にお住まいの方、ご遠方から遥々きてくださる方、そして海外からも。

せっかく足を運んでいただいたり、オンラインストアをご利用してくださった皆様にも同じ満足感を感じていただきたいので、ブルーラグでは様々なショップオリジナルをご用意しています。服だけではなく、自転車関連の小物も。

作る側がもはや楽しんじゃってる事もあって、品数は増えていく一方なんだけど、中でも最近入荷してきた良い感じの “ショップオリジナル” たちを勝手にお見せしちゃいます。

*BLUE LUG* kangaroo safety vest (orange)

こんなん欲しかった。

世の中に出回ってるセーフティーベストはガチなやつが多いがちなんですな。
これもこれでイナたくて嫌いじゃないけど、自転車乗るにはやりすぎだし、暑いに決まってる。

社内でも度々「良いセーフティベストないかねー」なんて話すことがあって、ありものだと結局調子いいやつが見つからなかったので作っちゃいました。

通気性に全振りしたオールメッシュ素材。真夏のシティライドではもちろん大活躍。冬のライドではジャケットの上から着ても鬱陶しくない。

脇は脱着をイージーにするのと、さらなる通気性の確保、そしてサイズという概念を無くすための工夫で、ドローコード式で。

“Kangaroo Safety Vest”の名前の由来は、フロントのカンガルーポケットから。
至ってシンプル、でもわかりやすい。(っすよね?)

古着のアノラックジャケットとかに付いてたりするこういうポケットってなんか嬉しくなっちゃいません?
鍵、イヤフォンとか良く持ち歩く細々したものはここにしまっちゃいましょう。

↑これ、嬉しいポインツ。
お馴染みHouse Logoのピスネームもちゃっかり付いてます。

しかも、しっかりリフレクティブなんだかもう🫶(写真だと上手く映らないけど)

前面には一本のリフレクターテープ、背面には二本のリフレクターテープがバッチリとついています。

落書きが捗っちゃいますなあ。

フラッシュ炊くと全然見えないんですけども。

楽しい仲間達とのライドに行く際、皆さんお揃いで着てほしいし、ピンズや缶バッジをつけたり、落書きしたりして楽しんでいただけたら幸いです。

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バイクトリップのお供といえば、色々頭に浮かぶと思いますが、個人的にはフレームポンプを思い浮かべます。
造形がかっこいいわけでもないし、特別目立つようなものではないんだけど、鉄フレームのトップチューブの下とか、ポンプペグのある箇所にさりげなくついてると無駄にかっこよく見えます。

僕が入社したばかりの時、多くのRiv本国スタッフ、ブルーラグの先輩スタッフや、お客様のバイクに謎の棒が付けられてることに気づき、「あの棒はなんなんだろう」と停めてある先輩の自転車からこっそり外して、その正体を突き止めた時は感動したっけ。

もちろん、真似して買いました。案の定、サイズ間違えてその時乗っていたSteamrollerにはハマりませんでした。

脱線、さーせん。っす。

ショップオリジナルのフレームポンプも作りました。

まずはパッケージ?ヘッダー?から見ていただきたいです。New Yorkのカルチャーが好きな方はきっと歓喜するでしょう。

New Yorkのデリ (サンドイッチやテイクアウト専用の西洋風の惣菜を販売する店)でコーヒーをテイクアウトすると、

このカップで出てくるらしくて、それがめっちゃ有名なんだとか。

Men In Black

The Wolf of Wall Street

など、ニューヨークが舞台の映画にも度々出てきます。

上下のウネウネは一見中華風のデザインに見えますが、ギリシャのデザイナーが作ったデザインだそうで。

*MUGSHOT NYC* deli joe valve cap (nyc)

同じくNYC出身のMugshotもバルブキャップでパロディをしてたな。

元ネタのカップの方には ” We Are Happy To Serve You” = あなたのお役に立てて幸せです。と書いてありますが、

ポンプには “We Are Happy To Pump You Up”。

これを、訳すと「あなた(のタイヤに)空気を入れられて幸せです」となるのですが、”Pump Up”というフレーズには、スラングで「元気付ける」や「ブチあげる」などといった意味もあります。なので、「あなたをブチあげられてハッピーです」という二つの意味が込められているのがミソポインツ。

なんでこのデザインかって?いい感じだからです。(雑)

ピエロになりきれなかったカイセイ

また、Taiwan madeなことから、ポンプ自体に中国語で「自転車に空気を入れると幸せが訪れます」というメッセージが入っていて、名前通りハッピーなポンプとなっております。

仏式用と米式用の穴があるので、バルブタイプに合わせて先っちょのゴムパーツをひっくり返したり、ややこしいことをしなくていいところがこのポンプの嬉しいポインツ。

完全に一致しちゃってる辺りも嬉しいポインツ。

サイズはS、M、Lの3サイズ展開。詳しいサイズ感は商品ページからみて貰えたら。

バルブの差し込み口のある方と逆の方、つまりとって側の頭をクイっとツイストすると

中のバネがバネバネするようになるので、トップチューブ下にハマるようになります。(日本語むずいって)

オフロードで激しく乗ったりする場合、もしくは少し遊びがある場合はVoile Strap Nanoで留めてあげると良きです。

使い方はどうあれ、あなたを幸せにするポンプです。(これ大丈夫か?)

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ショップオリジナルといえばTシャツ。
お店を見渡すとかなりの種類が増えました。

僕はTシャツというものが大好きなので、年中Tシャツのデザインを考えては、そのアイデアをデザインチームへ投げつけ困らせています。(いつもほんとごめんなさい)

そんな中で、我ながらおもろいのできたじゃない!と1人でブチ上がったTシャツが届きました。

*BLUE LUG* missing t-shirt (grey)

完売御礼!!

 

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5月9日 工具の日でIGにてご紹介させてもらったのですが、思ったより海外の方からウケてしまって、ありがたいことに数時間でSOLD OUTしちゃいました。(グラフィック作った身からすると嬉しい。)

あれ、俺さっきまで持ってたんだけどな…。

やべえ、まじどこ行った?

いや、なんでこんな所にあんの?

なぜかいつも消えるし、すっげえ変な所にワープしてるんですよね。4mmの六角。
店用としてピットに置いてある何個かの六角レンチセットも大抵4mmだけ家出してます。どうして、何故、Why?

という、全世界のサイクリストが共感するデザインのTシャツが爆誕してしまったのです。

グラフォックは素人がチープなカメラとiPhoneを使って5分で作りました。

アメリカの田舎のスリフトに$3.99くらいで落っこちてそうなクオリティがミソポでございます。

今月末には再入荷しそうなので、今回逃してしまった方はオンラインストアの”再入荷通知”をポチッとお願いします。

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好きなんです。帽子。ツリーカモも好きなんです

完全に僕の趣味と気分だけで作らせていただきました。

“BLG”=ブルーラグ。

フロントのデザインは僕が海外に荷物を発送する際、箱に書いていた落書きが元になっています。

ステッカーもひっそり作って店頭に置いてます。オンラインの注文にも入ってるかも?

細かくて気づきづらいかもですが、オレンジステッチがこちらのキャップの嬉しいポインツ。

Made In USAなのも嬉ポなんですねー。

カモフラ率もステルス迷彩並み。(Jokeです)

 

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Genosackのチェイニーくん的ノリで被って貰えると嬉しいっす。

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お店に遊びに来ていただいている方、もしくは定期的にオンラインストアをチェックしていただいている皆さんは、もうご存知かと思いますが、ブルーラグには自転車のパーツも、それ以外の商品もたくさんあります。

こんな要らないだろってぶっちゃけ思う時もあるけど、遠くからご来店された方が何時間もかけてお店の隅から隅まで見てくださる姿を見たり、楽しくお買い物をしている姿を見たり、SNSや街中で僕たちの製品が使われている所を見ると、ついつい「次は何作ろうかなー」とモチベーションが上がってしまうんです。

皆さんが楽しんでくださることで、僕らも楽しくなる。ポジティブスパイラルで生まれたプロダクトこそが”ショップオリジナル”なんだと僕は思います。だからこそ惹かれるんです。

てなわけで、これら全てのショップオリジナルは店頭はもちろん、オンラインにもアップされていますのでよかったら。

✌️

– カーネル