どうも。海外担当?グローバルチーム?
自分のポジションをなんと言うべきか未だに決められないワタクシ、カーネルです。


理想

現実

たまにはブログっぽくブログを書き始めてみたりします。

長めのブログです。時間あるときに読んでいただけたら喜んじゃいます。

皆さんは、アメリカはカリフォルニア州北部に位置する丘の街、San Francisco (サンフランシスコ)はお好きでしょうか。

“Home of the Giants” や、“The Golden City”などとも呼ばれるこの街は、マウンテンバイクの生まれの地でもあり、ピスト(トラック)バイクカルチャーのメッカでもあり、数々のレジェンドブランド/ビルダー達が集結するミラクルな街なのです。

※サンフランシスコを「San Fran (サンフラン)」や「Frisco (フリスコ)」と略す人はローカルに嫌われるらしいので、以下SFと書きます。

およそ8200kmほど離れたSFは、ブルーラグにとってはキーパーソンならぬ、“キーシティ”でもあるのです。

入社して5年ぽっちの僕がブルーラグの歴史について書くのにはおこがましさを感じますが、そもそもブルーラグは2006年頃、若き日のボスがSFのトラックバイクシーンに惚れ込み、そのカルチャーについてのブログを書きはじめたことから始まったのですから。

“Trading Inspirations”

より詳しくブルーラグのルーツについて読みたい方はこちらもチェックいただけたら。

今となっては、様々なエリアからの商品を扱わせていただいて、もちろんどのブランドも大好きなのですが、MASH SF、Rivendell、Black Mountain CyclesをはじめとするSF出身のブランド、というかもはやSFという街に対して憧れを抱くスタッフは少なくないし、それが次世代スタッフへと伝染していくのは言うまでもない。

出張でMADEやSan Franciscoを訪問したブルーラグメンバー4人が先日帰国してきました。皆それぞれ大喰らいをしたようで、各々が話してくれる土産話は聞いてるだけで自転車に乗りたくなるものでした。それぞれアッッッツアツッな情報発信を用意しているようなのでとても楽しみですね。

代々木公園店のサンバは初アメリカ、というか初海外でもあったようで。見てくださいこの笑顔。目なくなってもうてる。僕もこうなりたいと思った。(小並感)

持ってる本は、SFでいかにしてマウンテンバイクというものが生まれたかが細かく記された、とんでもなくすごい本(語彙力)
各店で立ち読みできるかも?

被ってる帽子は、SFにある自転車博物館のキャップ。染まってんじゃん。(嫉妬)

数日前には社内向けの出張報告会がLUGで開催され、SF熱が最高潮に達した今マックブックのキーボードを強めに叩いています。

僕は「どこどこのビルダーさん、またはブランドのこういう哲学やディテールが好きなんだ!!」ってよりも、各地域のバイクコミュニティで生まれた自転車サブカルチャーをdigるのが好きなタイプです。

簡潔に言うと「自転車を作る人たちの動き」というよりも「自転車を楽しむ人たちの動き」を見るのが好きってことです。

例を挙げるとCalling In SickGenosackBoneshakerEl Prado Racing TeamPeace Sports、など、自転車に乗ることを楽しみながらモノづくりをしたり、バイクショーやグループライドなどのイベントを行う人たちのこと。

趣味で見るのももちろん好きなのですが、ありがたいことに僕はこういう人たちとコンタクトを取り、彼らの作るものを仕入れたり、一緒にモノを作ったりすることをブルーラグで担当させてもらってます。

ここ最近取り扱いを始めさせていただいたブツでテンションが上がったのもやはりSFからのブツでした。

それがこちらぁ。

Low Pressure Zine (ロープレッシャージン)

どうですかこの禍々しい表紙。SFのバイクシーンを追っている方ならこの怪しげな絵と、名前は見たことがあるかもしれません。

表紙とは裏腹に内容は落ち着いてるんですよね〜なんてことはない。
はい、アウトー!な内容が結構あります。PUNKです。でもそれがまたかっこいい。

過激めな記事や写真、SFのドライで美しい自然やビビッドな色の街並みの写真、SFサイクリングコミュニティの激渋なバイクの写真、そしてエディター自らが描いたミステリアスな絵で構成されるのがこのLow Pressure Zine。

では、そのエディターとはどんな人なのでしょうか。

Eric Marshall (エリック・マーシャル)さん。
SFローカルのサイクリストです。(Local Park Cap被ってくれてる)

 

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それもかなり乗り込んでいるタイプのサイクリストだとうかがえる。

 

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服装とか話し方的にもそうかなあーなんて思っていましたが、やっぱりスケートバックグラウンドがある方でもありました (歓喜)

SFはスケートボードカルチャーのメッカでもあるため「昔はバリスケしてたけど30代に突入したくらいからスケートとはちょっと距離を置いて、チャリに乗ってるんだー」みたいな人が多い気がするんです。RivのWillくん、Calling In SickのAdamくん、Space AgeのMaxくんも皆そう。今年31歳になる身からすると彼らのこの心境の変化にはとても共感できるし、彼らの自転車の楽しみ方、服装やライフスタイルはどうしても意識してしまいます。

 

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太すぎず細すぎずなシルエットの履き慣れたワークパンツ、Skate Classics じゃない(ここ重要)キャンバスのVans、少しやれたTシャツ/フーディ、クッタクタの6 panelキャップ。もうこれで良いのよ。と三十路になりしみじみ思うんです。

その服装のまま愛車に跨り、かつてはスケートクルーとして動いてた仲間達や、自転車がきっかけで繋がった新たな仲間たちと共に行くライドはやっぱり楽しい。

すみません。アツくなって文字ばっかになってしまいました。

そんなEricさんは、絵がとてもお上手。前述の通り、表紙のアートや途中途中に出てくるパンクインスパイヤな絵は全て彼自身が描いています。

 

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さらには、ご自身が所属するサイクリンググループSan Francisco Randonneursや、お馴染みCalling In Sickへアート提供などもしているみたいです。ローカル同士がこうして手を取り合いながらシーンを盛り上げているのもまたアツがムネくなります。

上の方に貼ったEricさんのバイクチェック動画もCalling In Sickのアダムくんが撮った動画です。

んなわけで、今の所リリースしているissue 1〜7を一気に仕入れてみました。表紙も全部かっこいいし、やたらとHARIBO出てくるし、記事もダークめなユーモアたっぷりで最高です。

余談ですけど、ページをくっ付けてる糊が弱いからか、ガッと広げるとページがぽろっと取れちゃうので注意。でも気に入ったページを破かずキレイに取ってそれだけ飾れちゃったりするので逆にいい感じです。

個人的にはissue 3のSFローカルブリトーショップレビューが面白かった。レビュー主がSomaとかRivなのもウケる。これ本当にそんなこと言ってんの?(笑) って思う内容ばかりですが。

SFではライドの後にはクソでかいブリトーを喰らうのがデフォなのかな。そういえばRitcheyのFergusさんもそんなこと言ってたかも

ステッカーパックも入荷してますのでご一緒にどうぞ。

店頭にもバッチリ全部揃ってるし、オンラインにもアップしました。全部英語ですが、Google翻訳で頑張って読んでみてください。

最近は土曜日は代々木公園店、日曜日は幡ヶ谷店の店頭にいたりするので、これ翻訳して欲しい!って記事があればちょーザックリ翻訳しますのでね。

今週末もいつもの仲間たちを集めてペダル回しちゃいましょう。

✌️

カーネル