実に素晴らしい。
こんなにも俺得なことあるかよ!
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スケートバッググラウンドのサイクリストが集まって誕生したATBクルーGenosack(この投稿嬉しすぎて涙ちょちょぎれました)
そのGenosackのインタビューにもちょろっと登場したNick Boserio (逆ぅー!)
Fucking Awesome、コンバースなどからのサポートを受けるプロスケーターLouie Lopezこと、ルイロペ
(WATCH!📹)
フィンランドが生んだ”ゴン攻めハンサムテクニシャン”ことEetu Toropainen (僕がそう呼んでるだけです)
僕のブログで度々登場するFrog SkateboardsのGabe氏
など、ディグればディグるほど自転車好きなスケーターを発見するし、間違いなく年々増えている。
ネット上でもskate x bikeのムーブメントを広めようといろんな形の情報発信を見かける機会が多くなってきた昨今だが、個人的にはやはりCalling In Sick Magazineが火付け役だと思っています。
というわけで…
さあさあ、やって参りました。待ちに待ったissue 12。
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表紙でわかる神回感半端なくないですか?
表紙に写る飛んでるライダーはGenosackのチェイニーくん。そしてフォトグラファーは先日のGenosack blogにも登場したコールくん。
(photo provided by Trevor Nelson)
こちらがチェイニーくんのCrust Bikes Wombat。びゃあ”ぁ”あ”かっこい。
ふむふむ、ペイント剥離 to クリアコートですな。ドロッパーシートポストに、ショートステム+ライザーバー、White IndustiesクランクにXC-IIIペダル、フリーコグまでWhite Industries。サドルはBrooks Cambium、Nalgene CageはVelo Orangeのモハベ・ウォーターボトルケージっぽい。タイヤはPanaracerのDriver Proね。うーん。抜かりねえ!本気の遊び仕様だ。あーサドルくんくんしてえ。
次自転車買うならヲンバットがイイナー。
んで、なんだっけ。ああ、そうそう。issue 12ね。
まず本誌を開いて3ページ。ヌコ様がお出迎えしてくれます。
表紙でぶちあがったところを癒しで一旦落ち着かせようってことっすね。
このおてて可愛いねー🥰
目次のEditor ‘s Note (編集者のメモ)ではアダム氏がこんなことを書いています。
「issue 12の編集はちょっぴしバタついた。投稿の募集に応えてくれる人がこんなにもいるなんて思いもしなかった。
「やべえな。もらった投稿のいくつかは次に回さなきゃな。」なんて思っていたけれど、全部ぶち込んでメガ・イッシューにしたらいいんじゃね?って思い始めた。いつも印刷を任せているプリント会社のガイドラインを確認したところ、ページの制限なんて特になかった。そりゃそうか。100ページでも200ページでもアリか。気温は上がり、緑の芝生が茶色に変色し、夏の訪れを感じていたこともあって、たまには違うことに挑戦しようと決めた。というわけで、issue 12は夏のメガ・イッシューだ。いつも通りの綺麗な写真、スケートネタ、素晴らしいライドレポートや、終盤のおふざけ投稿がてんこ盛り。過去最高のCalling In Sickと言っても良いだろう。」
そうなんです。今回はボリュームがすごい。雑誌を持っただけで「おー」ってなるはず。
ほら。わかります?わかりますよねぇ?
冗談はさておいて、今までのイッシューは大体70〜80ページのところ、今回は120ページ近くあるそうです。
「そして何よりの見どころはGenosack + Dirttoads特集だろう!彼らが2月にSFを訪れた際、一緒に行動できて楽しかった。ゴールデン・ゲート・パーク、ツイン・ピーク、そしてサットロ山をちょこっとライドした。彼らは特別な何かを持っている。”Genotoads in Cali” セクションを是非チェックしてほしい。」
痺れました。写真多めで見やすい記事でした。
プールサイドに写っている方は先日UPしたGenosackのブログにも登場したNateさん。というかこの記事全体があのブログに出てきたお話のことでした。
その他、マイメンでもありPeace SportsのファウンダーでもあるIsaac Ramos氏が書いた日本の建造物特集や、UKスケートブランド、Yardsaleや、その他クルーのフィルマーを担当するStephen Spilker氏のフォトページなど、文字通り見どころ満載です。ここで写真をいっぱい載せるのは変な話なので、ぜひ最寄りの店舗で立ち読みでもしていってください。切り取って壁に貼りたいページがあれば是非ゲットしてもらえればとおもいます。
雑誌の他にこんな可愛いリフレクターも届いてますよー。
*CALLING IN SICk×BLUE LUG* reflector clip (green)
形は*BLUE LUG* smile reflector clipと何ら変わりませんが、お馴染みのCalling In Sickロゴをアダムが好きなグリーンのリフレクターにプリントしました。あなたのバスケットも賑やかにしちゃいましょうね。
雑誌、リフレクター、共にオンライン掲載済みです。→ イェイ
さて、個人的にCalling In Sick史上一番喰らったissue 12。中でも最もテンションが上がった記事をいつもながらカーネル’s ヴァイブス翻訳してみたので、お時間がある方は読んでみてくださいね。個人的に好きで見ている@skaterswhobikerideという自転車に乗るスケーター達にフォーカスしたインスタアカウントの中の人、Timothy Ward氏 (ティモシー・ワード)をアダムがインタビューした記事になります。Enjoy!
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Skaters Who Bike Ride
スケートがサイクリングに似ているのか、全く違うということを判断することは難しい。
スケーターとサイクリストはコンクリートジャングルを目的なくふらふら歩くフラヌールのように、ほとんどの人間が見過ごす裏路地や横道、またはルートを好み、追求する。おそらく、これらの習慣がもたらす肉体的な高揚感が更なる高みを求めさせられるのだろう。
ティム・ワードは30年前にスケートボードを発見し、地元シカゴの街を移動する手段として使い始め、気づけばスケートボードの魔法にかけられていた。やがて彼の「趣味」は「情熱」へと変わり、その他の物事への興味は消えていったのだ。
21歳の時に拠点をアリゾナ州フェニックスへ移し、そこで彼は、分散しているが大きなスケートボードコミュニティに歓迎され、2012年にはコミュニティを育てるべく、非営利のスケート・アフター・スクールプログラムを開始した。
ガレージに自転車が常にある環境で育ったにも関わらず、彼は自らをサイクリストとは呼んでいなかった。しかし、スケートボードを30年間続け、身体への負担が大きくなるにつれて、板の上で過ごす時間は減り、サドルの上にいる時間が増えた。
アリゾナ内で参加した様々なグループライドでスケーターと出会っていくうちに、スケートセッションを挟みながらライドができるルートを探索し始める。
Skaters Who Bike Rideは2022年にできたインスタグラムのアカウント名だったが、今となっては国境なきムーブメントに変化しつつある。
フェニックス内で数々のグループライドを成功させた後、ロサンゼルス、シアトル、ジャクソンビル、そしてバンクーバーでのグループライドを成し遂げた。
スケートへの愛をコアにもつCalling In Sickは、ワード氏をインタビューし、skaterswhobikerideの起源や今後の動きについて聞いてきた。
Skaters Who Bike Rideはどうやって始まった?
もっと自転車に乗ろうと思っていた時期に、いろんなグループライドに参加してみたんだよね。もちろんどのライドもスケートとは全く無関係だった。ある日”My First Forty”というライドに参加した時に、サイクリング好きのスケーターに出会ったんだ。その人はスケートとサイクリングの二つを全く別のものとして楽しんでいた。彼にスケートを含むライドはしたことあるか尋ねてみると、彼は「ない」と答えた。ならば自分がそういうライドをオーガナイズしちゃえばいいと考え始めた。
それからスケートスポットを巡るグループライドはどうやったらできるかと考え始めた。そしてインスタのアカウントを作り、グループライドを決行した。初のグループライドは2022年の11月に行った。楽しみすぎて6週間前から告知をしていたんだ(笑)ファーストグループライドには30人くらい来てくれたかな。嬉しかったよ。
ライドはどのくらいの頻度で開催してる?
毎月やってるよ。前年の夏はお休みしたけど、今年はフェニックスでやるよ。最近ライトが設置されたパークがあるから、夜のライドもいいね。毎度テーマを設けてルートを考えるんだけど、先日行ったライドはDave Smithの追悼がテーマだった。
Daveに会った事はないけど、フェニックスのスケートシーンにとってとても重要な人物だったんだね。
彼はレジェンドだったし、シーンの大黒柱だった。何がやばいって、彼が亡くなった3月9日は僕らがLAで初めてグループライドを開催した日だったんだ。とても楽しくて気持ちのいい日だったが、翌朝に訃報を聞いて驚いた。先日のライドは彼へのリスペクトを込めてDaveが好きだったスケートスポットを巡ったんだ。
車でスケートスポットに行くより、自転車で行く方が良いのはなぜ?
スケーターはアクティビティとムーブメントに惹かれやすい。スケートはそれらを表現する一つだが、多くのスケーターが自転車にハマるのは、やっぱりそういった活動的なものを求めているからだと思う。
個人的なところで言うと、僕はオーバーパッカー(荷物多すぎる人)なんだ。車でスポットまで行くとなると、クルーザー、普通のスケートボード、靴二足、着替えとか、絶対に使わないであろう物を持ってきてしまうんだ。自転車でスポットまで行くとなれば、持ち物を最低限に絞れて楽しいんだ。
あとは単純に、スポットに停める車を一台でも減らせたらいいよね。フェニックスもLAも車社会だから、仲間とスケートしに行くとなると車6台くらいでスポットやパークに行くことになって、ちょっとやり過ぎだなって思うことがあるんだ。
ムーブメントに惹かれやすいと言っていたけれど、スケーターが他のことではなく、サイクリングにハマる理由はあるのかな?
スケーターがスケボーから離れた際、サイクリングルートに行く奴と、ロッククライミングルートに行く奴と、柔術ルートに行く奴がいるよねって友人と冗談で話したりするんだけど、スケーターはみんな自発的なことが好きなんだろうね。
自分が住む街を探検するという観点においてはサイクリングとスケートは似ている。スケーターはもしかしたら新たな場所や住み慣れた街を見る目が少し違ったりするかもしれないが、住んでいる地域のまだ行ったことのない場所を探検したいという願望はどちらにもあるよね。
いつもスケートをしているスポット等は意外と自転車移動の方が巡りやすいということを人々に伝えたい。初のグループライドではミッチェルパークというパークから始まり、ローカルの間では有名なThe Wedgeと言うパークで終えた。多くの人はこの二つの場所が同じ通り沿いで、12kmほどしか離れていないことを知らなかった。
あなたが好きな自転車に乗るスケーターは?
間違いなくChico Brenesだね、彼の滑りは本当に尊敬してる。最近は特に。最高にイケてるオールドスケーターの一人だと思うよ。彼が自転車の世界にのめり込んでくれているのは嬉しく思う。Louie Lopezもイケてるよね。自転車に乗るだけじゃなくて、それを発信し、グループライドにも現れる感じがすごく好き。あとはJohn Cardielかな。彼が大怪我をした後、自転車に乗り出したのを見て影響された人はたくさんいると思う。
色んなスケーターを集めてスケボーしながら自転車でニュージーランドを横断する“Riding the Long White Cloud”という2009年にでたドキュメンタリーが素晴らしい。Rick McCrank、Kenny Anderson、John Rattray、Cairo Foster、Chris Haslem、Keegan Saunder、Silas Baxter-Neal、が出演していた。French Fredが作った映像だから最高だよ。
自転車でスケボーしに行くのに最適な距離は?
僕が企画するライドで大切にしていることはアクセスのしやすさだ。これこそがSkaters Who Bike Rideのライドと、自転車好きな友達とのライドの大きな違いだ。できるだけ多くの人に来てほしいから、実際に走りきれる距離を設けて、ある程度ハードルを低くすることが大事だと思っている。それが誰かの最長距離になっちゃったらなっちゃってで最高だと思うけど、決して長い距離を走ることは目的としていないんだ。
今まで行ったライドの平均走行距離は9km〜19kmくらいかな。これより長いライドもしたことあるけど、そういう時は大体ライドのフライヤーに記している。その時は30km以上は走ったかな。帰りのスケートセッションはスキップして真っ直ぐ帰ったね。
フェニックスの他にこのムーブメントに賛同している街はある?
フェニックスは僕が拠点を置いている街だから、ここでは毎月のライドを続けるつもり。LA のグループは常に活動しているし、友人がシアトルでもライドを行ってくれたようだ。今はミシガン州のランシングという街のクルーと、フロリダ州の二つのグループと話している最中だ。夏が到来したことで各地からSkaters Who Bike Rideライドをしたいというリクエストをもらっているよ。
グループライドを開催して良かったと思う事は?
僕はそんなつもりは一切なかったんだけど、ライドに参加してくれたスケーター達がそのライドきっかけで新しいバイクを買った時は嬉しかった。友人の何人かも自転車にハマってくれたし、スケートをやめてしまった自転車友達がスケートに復帰してくれたことも嬉しかったよ。
たくさんの人が車に乗らず、一日中自転車で街を走り回る様子を見てるとアガるよね。ニューヨークに住む友人が週末に自転車でスポットまで移動してる姿をみて「くそー俺もこんな生活してえ!」って羨ましく思っていたから、ここフェニックスでそれが実現できて最高だね。
今後Skaters Who Bike Rideはどう進化していくと思う?
色んな方向性が考えられるよ。ステッカーやTシャツなどのマーチを作ってブランドとして活動することも考えているし、最近はスケーター達に自転車を寄付している。ライドのためだけの自転車ではなく、生活で使うためのレンタルバイクをね。この活動も続けていきたいかな。
大きな夢は、いろんな街に行って各地でグループライドをオーガナイズすることかな。宝くじが当たるなり、僕のアイデアをサポートしてくれるブランドがあるのならば、いろんな場所を旅してライドを企画したい。
レンタルバイクについてもっと聞かせてくれない?どういう仕組みなの?
まだ使えそうなお古の自転車を引き取って、それをライドに参加してみたい人に貸してたんだけど、とても良いフィードバックをたくさんもらってさ。おかげで結構な数の自転車も集まってきたんだ。
ここ最近たくさんの人が連絡してくれて7台のバイクを”長期レンタル”で貸し出したんだ。それがきっかけで新たに自転車を買ってくれたり、やっぱり乗らなかったりしたら返却してもらって、他の人に貸すよ。
素晴らしいね。
僕はなんでもアクセスのしやすさが重要だと思っている。僕が気に入ったことは、他の人にも共有したいし、人々がそれに触れられるようにしたい。僕の脳みそはそうできている。スケート・アフター・スクールプログラムを始めたのもそういった事からだし、このSkaters Who Bike Rideも同じだ。
国内外問わず、グループライドをやってみたい場所はある?
もっと車中心の街でやってみたいな。個人的にサンフランシスコが大好きで、何度もスケボーしに行った事があるけれど、ライドはしたことがない。テキサス州のオースティンも行ったことないから行ってみたい。
少し前にNick Boserioから 「やっちゃおうぜ!!」とDMが来ていた。彼の地元のオーストラリアでやってほしいみたいなんだ。Skaters Who Bike Ride in オーストラリア with Nick Boserioが実現できたらかなりアツいな。
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いやぁ、最高でしたね。今すぐWaldにスケボーぶん投げて滑りに行きたくなっちゃいますね。
日本にも自転車好きなスケーターはいっぱいいるし、前からみんなかき集めてRide & Skateしたい!なんて思ってたのでめちゃくちゃインスパイアされちゃいました。涼しくなったらワンチャン…?
✌️
-カーネル