しばらくぶりに復活です。道ログ。

道ログ3

 

僕の家から深大寺倉庫までの通勤路で気になるポイントがあってですね

まあ、本当にただのなんてとこのない小さな交差点なんですが、そこを横切る道が今回のテーマ。

 

早速ですが、まずGoogle Mapを見てください。
この交差点を広げてずーっと広域にすると

一直線に結ぶ線が現れました。
神経細胞のように張り巡らされた大魔窟 “東京” の道路網でもこれは異彩を放ちます。

これがずっと気になってたんですよね。事件の香りがしませんか?(しません)

というわけで、走ってみたくなっちゃったので実地調査開始。

 

今回は先にネタバレ。

この道路は、”荒玉水道道路” と呼ばれているそうな。
あ、水道道路といえば過去問にも出てきましたね💮。

改めて、杉並区の甲州街道から始まる蚕糸の森公園付近からスタート。

最初にコーヒーブレイクかましてたら、幡ヶ谷第二公園並にいろんなところを蚊に刺された。
この道ログは夏にやりたくなかったので、涼しくなった秋にこそと意気込んでましたが、今年の蚊は秋に遅れて大量発生してるらしいです。

道の起点はもうちょっと手前の青梅街道からですが、直線区間は妙法寺から始まってるみたいでした。

ここが直線のスタート。

水道道路っぽい注意書きがあります。つまり今でも水道は現役なんですねー。

iPhone12の望遠ズームの限界です。確かにまっすぐです。でもアップダウンあんじゃん。

後は取り止めもなくまっすぐな道だったので、この道のポイントをかいつまんで紹介。

 

①道に迷わない??

一直線に行けばいいだけですからね。
ポイントを気にせずまっすぐ、脳みそに毎秒空気を送り込んでればOKです。

ファミコン並の2KBのメモリさえあればゴールまで辿り着けるはず。

と思いきや嘘。
実際には工事中で迂回路を通らなければいけず、Google Mapに無茶苦茶おせわになりました。

 

②意外と狭い。そして分断。
こんな地図上で存在感示している道路なのに、道路も車2台分の幅だったりで住宅道路って感じです。信号も多いし長い。

道中には井の頭通り、甲州街道、京王本線、環八と容赦ない上位ランカーがいて

容赦無く分断されています。しかも肩を並べることすら許されていないのか、交差部には信号はありません!

ちょっと本線に紛れて迂回しなければいけないというだいぶ肩身の狭さ。

「直線道路」という前情報を聞いて
魁!!男塾の直進行軍のつもりで行くと、

間違いなく空に顔を浮かべられる羽目になるでしょう。

 

③高低差が意外とある。
善福寺川など複数の河川を横断するのでそりゃあ高低差も発生するわけで。

多摩川が近くなると、野川や仙川、国分寺岸線も出現しアップダウン激しいです。

本当に水道道路に適していたのか疑いたくなるほど。

 

終点につきました。砧浄水場。多摩川はすぐそこでした。

ここで荒玉の名前に気づいた人は勘が鋭い。本来は多摩川と荒川をつなぐ水道を建設する計画だったそう。

およそ90年前に作られていたとはいえ、よく用地買収できたなと感動すら覚えてしまいますよね。

今は新たに道路を敷設するとしたら到底考えられない。弛まない一直線の道。

「シムシティー」や「シティーズ:スカイライン」などゲームプレイのような外連味さえ感じさせてくれる本気(マジ)道路。

是非走ってみてはいかが。