上馬店のタニです。

先日発表のSWIFT INDUSTRIESとブルーラグのコラボレーションコレクション ”CALDERA COLLECTION”

週明けの11/21(月)19時よりオンラインストア発売です。ご遠方の方、店頭に足を運べなかった方お待たせいたしました。

各モデルのイメージやストーリーは先日Timoくんがブログで書いてくれましたが、このコレクション、僕もとっても思い入れがあるのでブログに書き残しておきます。

手拭いにリフレクター、ポンチョ、ソフトグッズももちろんとっても良いのですが、やっぱりSWIFTファンの僕としてはバッグそのものを使って欲しい、なのでバッグにフォーカスしてご紹介してみます。

僕自身SWIFTに出会って、自転車にBAGをぶら下げて荷物を運ぶなんてことを初めて覚えて、乗るバイクも自転車生活もガラッと変わったタチなので、車種問わず使って欲しい、という思いから色んな車種に付けることができる3モデルがベースになっています。

容量が大きい順に「Catalyst Pack」「Bandito Bag」そしてステムバッグ「Sidekick Pouch」があります。これはBANDITO ↓。
*RIVENDELL* platypus (55)
まず、個人的にこのコレクションのこの生地に凄く思い入れがあります、この風合い強めのワックス生地。
*SURLY* steamroller (53)
生地の折り目やシワがチョークマーク=痕になって残る生地、他のマテリアルより使っていくたびに風合い、変化を感じ取れる大好きな生地です。

Swift Industriesを扱い始めた頃はカスタムオーダーがメインで生地を選んでオーダーして作ってもらう形態でしたが、初期はその中にワックス生地の選択肢がありました。

(当時オーダーしたワックス生地のパニアバッグ)

たしか生地のワックスがミシンのメンテナンスと相性があるらしく、それでいつしかカタログから消えてしまった生地。

重いしハイテクナイロンより撥水性も悪いのだけど、この風合い、雰囲気が大好きでこのゴソッと重ためのワックスコットンで再び作ってもらえるってだけで僕的にはOK、最高です。

当時は今ほどアクティブに「バイクパッキング!」とか「グラベル!」って事もなかったし重量は気にならなかった。今だってのんびりツーリングだったり普段乗りだったりの目的で彼女らのバッグを使いたい僕としてはなにも気にならない。

なんかこの初期Swiftを思い出すクラフト感や温かみ感じるこの生地でのコラボは個人的にものすごくグッとくるのです。

これはBANDITOの原型になった昔のモデル、生地は同じくワックス生地です。使い込んだらこんな表情になります。

今回のBANDITOはこれを彷彿とさせてくれてすごく格好いい。(この元になったlittle deerというモデルは雨が大量に中に入るという弱点があって笑 そこを克服モデルチェンジしてBANDITOになったと記憶してます)

この旧モデル同様にBANDITOはハンドルにもサドルにも付けることができるバッグです。

そして一番人気はもちろんルックス、デザインがこれぞSWIFT INDUSTRIES、な「Catalyst Pack」。フラットバーにもドロップハンドルにも、BOSCOやRIVENDELL系ハンドルにも収まるマルチさに加え容量もたっぷり。

何より「ドロップハンドルに収まる」っていうのがミソです。

これより大きいZEITGEISTは、それに合わせたワイドなドロップハンドルを選ばなきゃいけませんが、Catalystだったら大概のドロップに収まってくれます。(大きいサイズでローテク生地だと今はFABIOもありますし)

(↑このハンドルとバッグの間のクリアランスを無事稼ぎやすい、っていうところ)

もちろんこのCatalystもハンドルとサドルのどちらにでも使えます。

そして生地が変わるだけでこんなに表情変わるんかい、な、おなじみ「Sidekick Pouch」

これはこのコレクションだけのことではないですが、あまり知られていない他社のステムバッグと決定的に違う機能、WALDなどのバスケットに直付けできるところ。

バスケットバイクをお持ちでステム周りスッキリさせたい方、立ち漕ぎで膝小僧とのクリアランスが気になる方はこんな感じでぜひバスケットにつけてくださいね。もちろん、

付属のベルトを使って従来のステムバッグの位置につけることもできます。ノンバスケットの方はこの位置で。

・・・ここまで書いてなんかワックスコットン万歳!な感じで書いちゃいましたが決してそんなことではなくって、

これは本国SWIFTから拝借した2011年の写真ですが、このワックス生地もハイテク生地もわちゃわちゃっとミックスなこの感じ・・

BROOKSのレザーサドルと一緒に育っていきそうなこの感じを思い出す、今回の”CALDERA COLLECTION”のお話でした。

ぜひお手にとってボロボロになるまで酷使してもらえたら嬉しいです。

最後に僕の自慢のボロSWIFTを見てください。

新品よりも格好いい!と僕は思うのですがどうでしょうか、愛着の塊になります。経年変化を楽しみやすい生地で作ってもらったCALDERA COLLECTION、ぜひ使って使って育ててくださいませ。

長々と読んでいただきありがとうございます。タニでした。