こんにちは。
上馬店より一周です。
本日も好きなものの話をします。
BlackMountainCyclesからニューモデルが着弾しました。
名前をmod zero、”モデルゼロ”といいます。
バイクショップのBlackMountainCyclesが位置するウェストマリン。
の道端によく捨てられている缶ビールのModeloが由来になっています。
遡ること1年半ほど前、本国のブログにて初ポストされたモデルゼロ。
コチラはオーナーMikeさんの乗っているサンプル。
この画像を何度見返したことか、、、
これで彼の地を乗り回してテストしている様子をSNSを通して見ていたわけですが、
ようやく現物目にすることが出来て感無量、なここ最近です。
モデルゼロについて書く上で同ブランドのバイク2台の説明は必要不可欠です。
ひとつは過去Bluelugにも数本入荷してきたMCD(廃盤)、
ブランド設立当初より継続して作られている、リムブレーキで700x50cのタイヤクリアランスを備えたmonstercross。
のdiscバージョン。(MonsterCrossDisc)
そしてもうひとつはRoad plus(こちらも廃盤)。
名前の通りRoad plusサイズの650x47Bのタイヤが適合するディスクフレーム。
過去平行してラインナップされていた両フレームですが、
例の渦中においてフレーム工場の生産ロットが非常に大きくなってしまったことや、
それに伴う物理的な収納スペース問題に直面したという経緯があり、並行して継続生産することは困難と判断したマイクさん。
両モデル共に基本設計が似通っているというところも幸いして、
よし、それならホイール径の異なるこの2つを1つのモデルに統合しよう!と計画がスタートしました。
Mod Zero (47)
渦中の影響により予定よりも長いリードタイムを経てようやく産み落とされたモデルゼロ。
一年半画面を通してホワホワと期待を募らせていましたが、組んで、乗って、
そんな上がり切ったハードルを飛び越えてくるあたり、やはりBlackMountainCyclesもといMikeさんは最高だなと。
BlackMountainでははじめて、モダンな大径のヘッドチューブとフラットマウントが採用されています。
スチールフレームといえばなオーバーサイズのヘッドチューブでなくなったのは、タフに乗る彼の地のリアルライダーらの声も汲み取ってのことかと思います。
(業界の流れ、なんて言ってしまえばそれまでですが、時のスタンダードもやはり移り変わってゆくものですね)
またダイナモライトの配線は付属のナイロンクリップで一直線にブレードに這わせることが出来るようになりました。
ホイールサイズは700x50c or 27.5×2.25のMAXタイヤクリアランスを備えています。
長めのヘッドチューブ設定なのでコラムスペーサーをさほど積まなくとも、快適なポジションが作れるようになっているのはBlackMountainイズム。
ストイックなポジションを好むレーサーには受け入れられないかもしれませんが、ただ楽しむためだけに自転車に跨る僕らのような人種には調子良いですし、少ないコラムスペーサーで済むというのは美観も美しいです。
この手のフレームにありがちな丈夫だけど重量的なずっしり感、という印象はほど少なく単純に「走る」フレームだなと。
これは同ブランドのバイク全般に感じることですが、どれもグラベル、オフロード特化型に見えてアスファルトの上でも進むので、長めの舗装路→ミニマムなオフロード→長めの舗装路な僕らの遊び方に馴染みが良いのではないかと感じました。
こちらの上馬店でご用意している展示車は”Signal yellow”
そしてもう1色”Go Green”の2色展開でご用意しています。
両色ともいい色だぜ。。。
BlackMountainのバイクといえばこのフレームカラーにまつわる小話も楽しさの1つなのですが、
今回、色名から勝手に信号機にまつわる話とかがあるのかなぁなんて個人的には思いつつズバリ、オーナーのマイクさんに聞いてみました、
マイクさん:残念ながら今回のフレームカラーに関して特に面白いエピソードはないんだよね。
明るくて楽しい色にしたかったってだけ。
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Signal Yellowは過去のMonstercrossで使った色と同じ。
僕が乗っていたプロトタイプの黄色いMod. Zeroには赤いヘッドセットがついているんだけど、
これは2021年の1月にバイデン大統領の就任式でポエムを読み上げた時のAmanda Gormanさんの衣装からインスパイアされた組み合わせだよ。
でも、製品化されたMod. ZeroのSingnal Yellowのほうが彼女が着ていたジャケットの色に近いかも。
グリーンの方はパントーンブックを見ながら決めたよ。たまにこういう風に突然いい色との出会いがあるんだ。
Go Greenというカラーネームは、環境に配慮した行動を取ろうよっていうメッセージと、
緑の自然がある田舎にライドしに行こうよっていう二つの意味をかけた言葉遊び的な名前だよ。
だそう。(全然信号機関係なかった)
はじめはGo Green派だった自分ですが、マイクさんの話を聞いてSignal Yellow派に鞍替えりそう。
社内ではスタッフ間での乗る自転車の被りを暗黙の了解的に気にしているのですが、
フレームを見て乗りたいスタッフが続出しているモデルゼロ。(被りも気にせずこうなるの珍しい)
弊社卸部門のティモさんはしれっと先日の若洲campoutでシェイクダウンしていました(羨ましい)。
ブログに先立って店頭では既に展示させて頂いているのですが、嬉しいことに順次組み付けも進んでいます。
これからどんなモデルゼロが世に出ていくんでしょうか。
非常に楽しみな最近です。(本当に欲しい)