上馬店のタニです。
カルフォルニアウォールナットクリークからの荷物はいつもドキドキします。着荷したのは、
A.HOMER HILSEN
Rivendellのフラッグシップともいえる代表的フレーム、久々に到着しました。
A.Homer Hilsenは20年前の2003年に生まれたフレーム。Atlantisと共にマイナーチェンジを繰り返しながら古くから残っている、Rivendellの中でも歴史のある看板モデルです。
このHOMERといえば僕の中で、パソコンのランダム壁紙フォルダにも保存してあるこの古い写真(撮影者さまお借りします)のイメージ。
若かりしころのグラントさんはドロップハンドルで組んでいたり、
その後アルバトロスバーで野山を駆けていたり(マニーさんのこの写真本当格好いい)
どちらのニュアンスでも組むことができて(つまりSamやRoadini同様そんなにトップチューブが長くないRivendell)今でこそ当たり前ですが32〜44mmの太いタイヤが履けて、オンロードもオフロードも走れる万能バイクの始祖。
まだ日本でRivendellをほとんど見ることができなかった頃の憧れのモデルです。
そして気になるのは本国の説明文、
”ツーリングも、ダート走行も、「多用途」に使えて「スピード感」を求める人に最適です”
と、RIVENDELLラインナップの中では軽快さに特化していて、”スピード感”なんて言葉が使われていること。(実際に弟分モデルのSam Hillborneフレームより缶ビール1本分くらい軽量です)
なのでラックや積載は控えめで、ドロップハンドルやマスターシュバーで颯爽なバイクにしてもよし、
Rivendellらしく、毎日どこへ行くにも荷物を持ってくれるエブリデーバイクに組むのもよし、です。Rivendellが欲しいけど、あまり鈍重なものはいやだな、という方にもハマるモデルだと思います。
そして、今ロットの最大のニュースは
長いこと「HOMERのブルー」とまで呼ばれる象徴的な水色がトレードマークでしたが、まさかの新色”Dark Gold”。こんなのずるいよ。
最初聞いたときはにわかに信じられなかった水色じゃないHOMER。なんだかインターネットで見かける、当時のカスタムカラーの「んん?こんな色あったのー!」ってRivendellのような佇まい。
透け感のある、奥行きのある山吹色のようなイエロー。
ちょっと前のグラントさんのブログで、
「何十年もの間、黄色いバイクは好きではなかったのですが、だんだんと好きになってきました。クリーム色のヘッドチューブでチャレンジしているんです。私はDOTイエローが好きです。PMS 116cです。タイコンデロガ・イエロー、いいですね。レモン色も好きとは思わなかった」
なんて言葉があったのを思い出しました。猛烈にこのGOLD、イエローに誘惑されている・・
ホイールサイズは、フレームサイズによって異なります。
650b: 47.5cm、51cm
700c:54.5cm、58cm、61.5cm
フレームのサイズ選びは例によって”PBH”という数値を採寸して選んでいきます。
お店で採寸、適正サイズをご案内いたしますのでご遠慮なく。採寸だけでも承ります。もちろんご自身で計測トライしちゃうのも格好いいです→「Pubic Bone Height & How To Measure Your PBH」
そしてもしもあなたが股下PBHが94.5cm以上の方なら、
おそらく日本に1本、64サイズのみ、憧れの「レインボーアーチ」ダブルトップチューブに乗ることができます。これ組んでみたい、、(組み付け後の試走で足が届かなそうですが)
A.HOMER HILSEN、あなたのここから40年の相棒にいかがでしょうか。永遠の定番で一生色あせないカラー”HOMER BLUE”か、新色”DARK GOLD”か、この葛藤は僕の最近の晩酌のお供です。
まずはブルーラグ各店店頭での発売です。是非実物を見にきてください。
オンラインストアでの販売は3/5(日)19時~ を予定しています。もう少々お待ちを。
最後まで読んでくれてありがとうございます。タニでした。