ブログの本題の頭に書くか文末で書くか迷ってしまいましたが、先に書きます。
本当ならこの時期、「ブルーラグ大忘年会」のお知らせを書いているところなんですが、今年はちょっとちがう。
ボスがブログでお知らせしていたけど、ブルーラグ創世記からのスタッフ、アゼミ師匠がもうすぐ鹿児島にいっちゃいます。
ブルーラグを古くから知る人はもちろん知っているでしょうし、僕も自分がお客さんの頃から憧れていたブルーラグ初代メカニックAZEXY師匠。家族思いの優しい人だしこの件決して湿っぽい感じではなくてご本人ポジティブな決定なのだけど、俺っち正直寂しいです。
自分に自転車の組み立てを教えてくれた人、そして人間としてお世話になったことを差し引いても、”見る人の心に引っかかる格好いいバイクを組む”っていう部分が圧倒的な人でした・・（まだ生きています）
この人の組むバイクが格好よかったから今のブルーラグがある、といっても過言ではないと思う。いや、そうだと思う。やりすぎないし詰め込みすぎない。でもこの人の組むバイクは圧倒的にかっこいい。そして狙っているのか天然なのか、そのままは真似できない。
最初はワイヤーの長さからバーテープの巻き終わり方、合わせるパーツの塩梅まで全部真似してやろう、と思って必死に食いついていましたが何年かして諦めました。無理でした。サラッとシレッと格好いいバイク組んで、それを自慢も誇張も一切せず、むしろなんか照れてくさそうにしている師匠。ああ、俺に同じことは無理だなといつしか思うようになった。
あんま褒めると明日会うのが気まづいし怒られそうなのでこの辺にしますが、この人がいなかったらブルーラグで今組まれているバイクは絶対今と違うことになっているし、もしブルーラグでバイクを組んでくれた人がこれを読んでいたら、きっとあなたのバイクにもAZEXY遺伝子がきっと含まれていると思います。
恩師との別れの寂しさはもちろんですが、ああこの人が楽しそうに組むカッケーチャリをもう見れないんだ、という組みオタとしての喪失感があります。
そしてこのアゼクシー師匠の送別を兼ねる今年の忘年会が12/19（火）21時より行われるので、ぜひみなさんアゼミさんにちょっかい出しに来てください、というお誘いでした。どなたでも歓迎なのでみなさん来てくださいね。
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日時 ： 12月19日(火) 21時スタート
会費 ： 3000円 (飲み放題/食事付き)
場所 ： 初台 えびす
渋谷区本町２丁目１４−２
03-3378-1427
https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131807/13084088/
（BLUE LUG 全店舗およびLUG HATAGAYAは20時閉店とさせていただきます）
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火曜平日はいけないよ！って方。本日12/17（日）はブルーラグ幡ヶ谷店ピットにアゼミさん降臨です。ぜひ冷やかしに行ってください、照れるだろうけど喜ぶと思います。
なんか書き始めたらエモ長くなってしまいました。上馬で組んだバイクをご紹介しますー
そのバイクの組み付け、アゼミさんにやってもらいました。本当は１台丸投げしたかったのだけどCOOK PAINTも忙しそうだったのでサドルのチョイス等細かなところと組み付け作業をやってもらいました。
*VELO ORANGE* Pass hunter disc
ここ最近じわじわと反響をいただいて、徐々にご指名頂くことが増えてきた新興勢力。
VELO ORANGEっていうと、クラシカルなニュアンスのあるパーツメーカーのイメージが強いですが、ここんちが作るフレームが今めっちゃ良い。
SURLYやRivendell、All−cityともまた違った切り口で、でも僕らの好む多用途さを持ったフレーム。そしてVelo orangeらしいルックスやディテールと、モダンでちゃんと走る、乗ったら気持ちの良い機能を両方持った”同居”なフレーム。
ディスクブレーキでワイヤーはインターナル、でもホリソンタルなトップチューブにラグフォーク、同居。
もちろんラックやフェンダー、拡張性が高くて、乗る人がどんな風に使うのかで機能をアジャストできる多様性。そして乗って走り出したらスムースで軽快。
様々な組み方ができますよー！ってことをお伝えしたくて、フロントシングルで650Bへのインチダウン（ディスクブレーキの特権！）オフロードライドもこなせるWTBの新作タイヤ*WTB* resoluteで組みました。
フェンダーも仕込めるクリアランスと、雨の日に制動力の落ちないディスクブレーキの特性を合わせてオールウェザー全天候型に組んでもいいかも？雨でもバシバシ乗っちゃうよって方にぜひ。
リアはMTBコンポで幅広いギアの選択肢を。ダイナシス10sはmicroshiftのシフターで動かします。
通勤バイク、休日のショートツーリングバイク、クラシカルにも組んでもオフロードに組んでもいいし、組む方の用途にビタッと合わせることのできる万能汎用兵器、それがPASSHUNTER。
こりゃSURLYストラグラーもALL-CITY SPACE HORSEもうかうかしていられないかもです。
以下ブルーラグで組ませていただいたPASS HUNTERを並べてみます。本当に同じフレーム？って思っちゃうくらい多種多様さが面白いので比較してみてください。
きっとあなたの理想のバイクにもメタモルフォーゼしてくれます。新たなる刺客、当店第４勢力のVELO ORANGE。むむっと思った方ぜひ組みましょう！構想妄想お聞かせくださいね。きっとそのニュアンスで組むことができる優秀なフレームですー
