こんばんわ谷です。
おかげさまでハイパー忙しく、組み付けや修理、お待たせしてしまっている方申し訳ございません。
コンビニの５個入りのあんぱんを２０１７年に入ってから６０個くらい食っています。休憩途中で復帰したり、作業の合間に食べるのにあのあんぱん５個は良い刻みなのです。
しかしとうの昔にあのあんぱんに対して「おいしい」と感じる器官は停止し、まったくおいしいとも不味いとも判断できないまま咀嚼してただ飲み込んでいます。機関車に蒔きをくべるべく、植物が光を浴びるが如くあんぱんを口に押し込むのです。熱量が摂れれば良い、脳に糖を運べればよい、新旬の風物詩です。
そんなことよりシングルスピードに乗りたいんですけど!
自分のSTEAM ROLLER再生計画を企んでいるのですがなかなか進みません。
といってもパーツの総数が少なく、組む時間もかからないし、故障のリスクも少ないのがシングルのよいところ。皆さんもシングル組みましょう！ファーストバイクをお探しの方、ギア付きにマンネリの方、シングルは別腹です。
自分のチャリはいいからたまったお客様のバイク組みなさいよ、と言うご意見にはグウの音もでないので、定休日にシレッと自分のシングルスピード、STEAM ROLLERを組み進めました。
REW10worksにてブレーキ受けダボをつけてもらったフレームは、自転車専門のカスタムペイントショップCOOK PAINT WORKSに持ち込みます。
溶接で焼けたペイント、きっちり剥離してリペイント。僕からのオーダーは「オマカセ」、「青みがかった汚いグレー、オマカセでかっこよく」てオーダーにしました。
デデーン 納得。超気に入りました。
COOKのペインター二人は自転車専門、しかも二人とも僕らメカニックよりももっと自転車にDOPEな二人。家でシコシコ考えるよりも二人に任せた方が格好よくなる、と僕は考えます。
そして僕の好み、マスキングによる塗り分けや、特殊塗料による複雑なカスタムペイントもこなすCOOK PAINTですが、個人的自転車塗装の好みは「絶妙な色で単色ソリッド」です。
自分のツボな色で単色で塗って自分らしく組む、それでいいもなあと思います。
火を入れていないフォークはあえてそのままにしました。なのでフレームはデカール無しでいいや。
そして今回のテーマ、「持ってるパーツを限りなく使う」。
僕がSURLYを好きな理由その３７、部屋に転がってる余っているパーツをほとんど吸収してくれる、という点です。
昔誕生日プレゼントで皆からもらったPHILのハブ。大事にあっためてきましたがついに使う時がきました。寝かせすぎてゴメンなさい。
リムも余ってたMAVIC。変なものでなければなんでも良いです。スポークはシルバー派。例外もあるけど。
ヘッドセットはCHRIS KING。当時使ってたやつ。本当に１０年持ちます。
上下ワンはブラウン、上玉押し部は日焼けしたブラックです。キメラにします。
ヘッドチューブだけデカール入れました。
自分の財産、a.k.aガラクタボックスをひっくり返します。
余っているパーツを限りなく使う、でもなるべくチグハグしないように気をつけます。
steam rollerはミディアムリーチ、太いタイヤを履くためにクリアランスが大きいので、ふつうのブレーキより足の長いリーチを持つブレーキが必要です。
*PAUL* racer medium brake。大好きなブレーキ。これが付けたいがためにこのフレームがある、といったら過言何だけれども、大好きなブレーキです。
クランクは使っていなかったマウンテンバイク用のもの。ピュアなピストとちがってなんでもアリで組めるのはスチームローラーならでは。
徐々にバイクの輪郭が見えてきてテンション上がります。
そしてハンドル。こればっかりは持ってるものではなく、新調しようと決めていました。
J.B.BAR。これは絶対付けたくて、新調しました。
北カリフォルニアのサンタローザのハンドメイドバイクビルダー”SYCIP”。ビルダーのジェレミーがデザインして、我らが日東さんが生産するこのハンドル。
昔このハンドルに憧れまくっていて、当時は日東メイドのものはなく、携帯に保存した画像を見るだけの日々。当時憧れたこのバーを付けたかったんです。これできれば満足。
ステムは・・迷った挙句飛び道具になってしまいました。
このステム付けたらどんなに頑張っても「何そのステム」とこれが主役になってしまうので嫌なんですが、突き出しが１３０mm以上のステムじゃないとポジションが作れなかったので登場しました。
なんとなく全体図が見えてきた！結局シートポストも新調・・いろいろ整え出すと結局パーツ買っちゃいますね。。
早くシングルスピードに乗りたい！時間切れでここまで！
ギア付きにはないダイレクトな乗り心地、人馬一体！自分の体の延長のように感覚的に踏み込む自転車！
もし今新しいバイクをご検討中の方がいたら、ぜひシングルも選択肢に入れてくださいな。ギア付きにはない不便ももちろんあるのですが、それを補って余りある魅力と中毒性もあります。
早く乗りたいなー
