こんばんわ谷です。
先日潜入してきたSURLY本拠地ミネアポリス。
ああもうあれから2週間経ったんですね。。圧倒的なジャパン時間のスピードにクリビツです。
その時の模様はコチラ
「SURLY潜入!ライド編」
このどちらにも属さない、写真や思い出がまだまだあります。そしてもっと些細な写真もあります。なんかこのままHDDで風化していくのはもったいないので、本日は番外編として写真をペタペタ貼っていきます。
SURLYが生まれた地の空気をちょびっとでも感じていただけたら幸いです。
(今回も写真多いので暇な時流し読みしてくださいな)
二日目時差ボケ全開で謎の早起きをメイク。なので独り徘徊します。
寒い。日中は現地のおじさんはガンガン半袖いましたが僕はフリース着ました。
バイクの写真から行こう。
ホテルの周りのバイクチェックをしようと頑張ったのですが、まだ早すぎてあんまり停まっていなかったです。
そもそも外に停めないのかな。
このバイクはなんかミネアポリスを感じた。
SURLYのボス、ポールさんのバイク、フロントバッグが格好良い。
絶対このバッグ、この自転車よりも永く使っている。多分前のバイクにも前の前のバイクにもつけていたんだろうな。違うバイク乗る時はこのバッグごと乗せ変えるんだろうな。愛着がオーラになっていて、自分にとってこういう付き合い方の道具、バッグ欲しいなーって思いました。
オフィスに飾ってあったSTEAMROLLER。最近のショーやブースに出店してあった個体。
組み方!ショー用なのか他のよりモダンでしたが、媚びてないなあ〜
次もSTEAMROLLER、オフィスに展示されていた。話を聞くと「プレミアムラッシュ」で貸したやつだよって言ってました。
あれ?affinityのメトロじゃなかったっけっけな?自分はあの映画見たことないですが、主人公機以外のバイクとかで出演したんでしょうか。SURLYクルーは笑いながら「ストーリー設定はアレだけどバイクとライドのシーンは良いよ」と言っていました。
僕も昔乗っていたSTEAMROLLER。コンノボーイも昔乗ってた。カネヤンはもっと昔から乗ってた。その昔ブルーラグではクロスチェックやロングホールトラッカーよりこのSTEAMROLLERが一番人気首位打者だった。最近またブルーラグでもチラチラオーダーをいただくことがあって嬉しいです。
そんな思い入れのあるSTEAMROLLER、SURLY古株のトレバーがその日も乗っていて嬉しかった。
velocityのディープリムにkendaのslant6、オフロードタイヤでノーブレーキ(日本ではダメだけど)でビンディングペダル。カッコ良かった。今で言う旬とか流行りとかとは違うちょっとめちゃんこな組み方だけど、乗り手含めてスタイルがあった。
トレバーに「フェイバリットSURLYは何?」って聞くとしばらく考えてから「STEAMROLLER。」と目を見て答えてくれた。この質問皆に聞いたのだけど、若いスタッフはストラグラーやkrampus、という最近のモデルの答えが多かった。そっかトレバーはsteamrollerか!嬉しくなった。昔はコラムが1インチだった、その前に少しスレッドでも作った、と教えてくれました。(スレッドは知らなかった!)
社員駐輪場より、
おわ!RETROTECがある!急なハンドメイドバイクの登場にこんな見にくい写真しか撮れなかったです。
皆通勤が長距離なので走り系の組み方が多かったけど、このバスケットスタイルのクロスチェック、エブリデーバイクを感じました。
バイク本体ではないのだけど、、
フレームの爪先、工夫の詰まったオリジナルエンド部がSURLYの特徴でもあるけど、
立体でデザインされ、3Dプリンターで出力。試作試行錯誤を経てそこから金属に。
(これは次出る新作モロコバー)
それをさらにテストして、耐久性や機能機構をクリアするとようやく完成、って段取り。3Dプリンタで作ったモックでいいから欲しい。さすがに「くれませんか?」は言えませんでした。(そりゃそう)
そしてお次は、興奮しっぱなしだった現地のバイクショップone on oneを皆さんに見せたいです。
お店は縦に長い作りで、通りに面した表口半分はクリーンで新しく、裏口は年季の入った”アメリカの老舗バイクショップ”って二面の表情を持っていておもしろかったです。
これは裏面。
時間が経つにつれて、どんどん人が増えて行く。SURLYとは深い繋がりがあって、集まってくるバイク乗り皆が友達で、コミュニティの深さを感じた。中にはSURLYの名付け親や”cars-R-coffin”の人も。年齢も様々で永くこの地で自転車に関わってきたんだなーって重鎮もチラチラ。
裏側半分はピットが中心。
年季が入っていてかっこいい。
ショーケースに歴史と積み重ねを感じました。
あ!SOULCRAFTがある!
表側半分はクリーンに売り場、完成車とアパレル。
こっち半分は内装も新しい。DZRもありました。
本当はカフェも併設なんだけど、工事中でした。。
そして地下室。これがヤバかった。
junk yard。リアルジャンク堂。看板にはルールが書いてあります。
地下に降りると
圧巻。
ビンテージディレイラー達。
売り物かジャンクかわからないものまでびっしり。
このBSかっこいいなー
USブリジストンは、Rivendellのボスグラントさんが昔いたところで、当時のBSのMTBやトレッキングバイクはRivendellの前身、ルーツを感じられて好きなのでパシャパシャ写真を撮っていました。
店内ディスプレー、古いBSがやけに多いなあ、やばい、かっこいいなーとフンガフンガ興奮していたら
この店のオーナーが、僕がかぶっていたRivendellのキャップを指差して「Rivendell好きなのか?」と聞いてきました。
(彼がオーナー。すでにベロベロでいらっしゃいましたが笑SURLYの古株やポールさんともすごく親しげでした)
うん、Rivendell好きだよ、と彼に答えると「He is マイボス!!」といきなり握手されました。通訳してもらうと、どうやら若い頃彼はブリジストンのレーサーっだったそう、グラントさんと一緒に働いていたんでしょう。「RIVENDELLに乗ってんのか?」「今から工事中の2階を皆に見せるから来なよ!」と気さくな彼に付いていきます。
工事中の狭い階段を上っていくと・・・
ひ、ひぃ〜〜〜!!!
なにこれヤバい全部オーナー私物??
Surlyポールさんもそのコレクションに夢中(ポールはオールドシュウィン、ビンテージBMXがお好みのよう)
ここにもSOULCRAFTあった!ビルダーのショーンはmy friend!!だそう。なんか普段ブルーラグにあるバイクの作り主達がこのオーナーを通して繋がっていく。。この人すごい。
一台一台思い出を添えて説明してくれました。
「すごいの見せてあげるよ!」と出てきたバイクがこちら(すごいのしかないじゃんって思ったけど)
ぬう?これ、なんだろう??
ひっくり返すとPROTO TYPEの文字が。
飛びつくポールさん。
「ロングホールトラッカーのプロトタイプだよ!」「ワーオ」みたいな歓声が飛び交います。
すげー!言葉にならず穴があくほどみさせてもらいました。この試作機でテストをして、このプロトがあるから今現在ブルーラグで組んで日本を走り回ってるロングホールトラッカーがあるのか。この試作機をグラントさんの下にいた人が当時マスターシュバーでテストしていたのか・・色んな点と点が線になって興奮しました。
その後も僕らを喜ばせようと色々見せてくれたり、飲み物がなくなっていそうだったら声をかけてくれたり。普段見れないものを見せてもらった感動と、ここでもゲストに対するもてなし、気さくでポジティブで優しい人ばっかりなことに感動しました・・いいなあこのカルチャー。羨ましい。
このあとピザやハンバーガーが届いて夜は更けていきます。。
歴史が積み重なってきたようなバイクショップに憧れるけど、そこには必ずそれを守ってきた、人が集まる人がいるんだな、と痛感しました。SURLYもこのone on oneもrivendellも。うーん受けた感動と衝撃がでかくて、このブログで全て伝えられたと思えませんが、長くなりすぎたのでここまでにします、、まだまだあるんだけど。
最後まで読んでくれてありがとうございましたー