こんばんわタニです。
今日はちょっと長いけど、暇なときに最後まで読んでくださいね。
今週平日5日間、お店を外させてもらって、ミネアポリスに行ってきました。ミネソタ州の。
目的は「SURLY」。
僕の大好きなアメリカの自転車ブランドSURLY。ゆえにお店でお客さまに一番勧めることの多いSURLY。
そのSURLYの本社に潜入してお勉強しに行ける、という幸運を掴みました。「出張」と書いて「私利私欲(シリーシングス)」と読む。
着いたのは23時。ミネソタ、イメージと全然ちがうなあ。
SURLY好きを自称して数年経ちますが、SURLYのホームタウンミネアポリスの風景さえ知らんかったとは・・ど頭から勉強になります。
インターネットの中では、氷の上で火を焚いてその中にfat bikeで突っ込んだり、凍った路面をスパイクタイヤのsteamrollerでスキッドしたり、そんな積年の前情報からちがうイメージを持っていました。ミネアポリスめっちゃ都会やん。
(あとで教えてもらってわかったのですが、冬になればマイナス20度、ダウンタウンから大自然のトレイルまでも自転車でいけるので、あながち間違いではないよう)
多分全部を書ききれないので、かいつまんで途中までその模様を書きます。SURLYすでに乗ってる人、これからSURLYに乗ってみたい人、そしてこれから自身の愛車が組みたいけどどんなバイクか決まっていない人に、SURLYはこんな人がこんなところで作っているんか、と楽しんでもらえたら嬉しいです。
翌朝SURLY本社に到着。QBPというアメリカ最大の自転車問屋の中にあります。
お、すでにSURLYに乗って出勤している人がおる。地面に備え付けのポンプが流石。
見たことのないハンドメイドのハンドルが着いたファットバイクが正面口の真正面に武丸停めしてある。このice cream trackがSURLYのボスPaulさんの愛機とはこのときまだ知らなんだ。
地面に埋め込まれたsalsaのクイックで太陽・・
待合室のイスがリム・・
クセがすごいもののオンパレードですが、全てに触れていると終わらないのでこの辺にしておきます。
オフィスは個人のスペースの集合体でした。各々のデスクを雑貨やガラクタ(=宝物)で彩っているのが格好良かった。やっぱ余計なものって大切。
この日は午前中はSURLYアートチームによるプレゼン説明会。これは超かっこよかったのでまた次回ご紹介します。
右がボスのPaulさん。その横は後に僕の命の恩人になるジョン。
アートワークやデザインのルーツの話などを教えてもらって、ランチ。
イケメンのアレックス。紳士で優しい彼のこの時点での印象は、後の正体、花火魔(ファイヤーマン)であることを気付かせないのであった。
午後は1日目も2日目も、SURLYの皆とライド!1日目はファットバイク、MTB系のSURLYに乗ってトレイル(オフロード)ライド、次の日はサイクリングロードや市街地を走るオンロードライド。の予定。
日本からご一緒したバイクショップの皆さんの動画をお借りしつつご紹介。
https://www.instagram.com/p/BL1y807BHFk/?taken-by=chillnowa
この日はかなりラッキーな晴天で気温も高め。ローカルにとっても最高なお日柄だったようです。
川沿いのトレイルは落ち葉と水たまりでアトラクションのよう。必死に着いていきます。僕が乗っているのは26インチファットバイクWEDNESDAY。
https://www.instagram.com/p/BLvrjF6gL6R/?taken-by=bluelug_kamiuma
このトレイルを通って出勤してくる社員もいるそうな。
本当のアトラクションもありました
https://www.instagram.com/p/BL39MpAAHqA/?taken-by=bluelug_kamiuma
開発チームのThoa、空手モンキーで自在に飛び回る(↓これ絶対見て!)
https://www.instagram.com/p/BL2QYstjU1n/?taken-by=1jyo_ultimate_factory
すげー
印象的だったのは、終始にぎやか。そして仲が良い。
なんか日本で自転車乗るとき、仲良し同士でももうちょい寡黙に、黙々としちゃってたかも、とハッとさせられました。常に騒いで、仲間とコミュニケーションとって、冗談言ったり奇声を発したり。休憩ポイントでももちろん。こいつらかっこいいな。。
そして夢中に走ること30キロ?くらい?
そして僕にとって最後の登り。なぜ最後かって?この時点でヒザがぶっ壊れて両足ツっていたのさ(キリッ)
https://www.instagram.com/p/BL3pYV6go5Q/
ここの景色、カメラではうまく写っていないけど、一面金色の世界。雪のようにヒラヒラと金色の落ち葉が舞う天国のような景色でした。。
このあと先述のジョンに助けてもらって途中リタイヤ。彼らはハードに乗ろう!とかそんな気はなくて、僕らのために一番楽しいルートを組んでくれたんだろうし、プラン通りにこなせないのが申し訳なかったですが、僕にはキツかった!!天国だけに昇天(うまい)
ワープゾーンを使わせてもらってゴール地点にズルします。
すると
うわモノホンのクランパス出た!
*クランパス:surlyのモデル名でもあり西洋の悪魔。日本でいうと多分なまはげ
クランパスの小屋も多分彼らが作ったんだろうな。。仕事中のデキるシリアスな雰囲気と真逆、遊ぶときは子供のように無我夢中で遊ぶところ、かっこいい。
(あ、普通に脱いでる。中身はアートチームアンディでした)
ここからは焚き火でSURLY流おもてなし。
ボスのポールさんが巧みにノコギリで蒔を集めまくり。ポールさんの行動力とホスピタリティー、常に僕らゲストの飲み物や状況をケアしつつ、子供のように走り回って蒔を集める。
他の皆も、常に僕らを気にしてくれて優しい。このおもてなしの気持ちや配慮、本当に見習いたい。
と思ったらアレックスの花火バーーン
と思ったら崖上からThoaの空手モンキービューーン
奇天烈でいつも自転車シーンに革命を起こす表現集団であり、想像通り(想像以上)のやんちゃでユーモア溢れる遊び集団でもある、この2面性。これがSURLYの魅力。再確認しました。
そして、仲間思いで優しいその中身。もっと好きになっちゃうぜ。。
(ボスのポールさんや年長ベテラン組がふとした時に見せる、ヤングチームのやんちゃを見守る優しい笑顔が印象的でした)
SURLY、自転車もかっこいいし、実際はもっとかっこいいし、作ってる人もかっこいいです。僕らの見積もりよりはるかに。
1日目のライドのことだけでこんなに長くなってしまった。
その2に続く