こんばんわ谷です。

昨日に続き、ミネアポリス、SURLY本拠地潜入大作戦の続きを書きます。

「1日目SURLYミネアポリスライド編はこちら」

連日長いこと書いてごめんなさい。電車でもトイレでもいいので暇つぶしにツレーっと読んでいただけたら嬉しいです。
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(ホテルはprinceで有名な1st avenueの真ん前!壁面の星はザザッとしか見てないけどFUGAZI,GBH,RANCID見つけれたので満足。ちなみにその日はミートパペッツ公演日でした)

今日はライド以外のところ、SURLYのオフィス潜入編を書きます。
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アレックスのデスクが一番激しい。

これはジョンのデスク??
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僕と同じホットソースジャンキーで嬉しい。

このメンバーのデスクを仕切るコルクボードはリサイクルだそう。

これは載せていいのかな??
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怒られたら消そう、カラーサンプル。多分ボツになったものも採用されてリリースがあったものもこの中に。SURLYは僕らのお店で組むときカスタムペイントをさせていただくことが大半だけど、実はSURLYの純正色ってめちゃんこハイセンス。他の真面目なスポーツメーカーの純正色と比べてください。不真面目でセンスいいから!

この中のボツ色探してサンプルにするのもいいなー

そしてSURLYとは切っても切り離せないアートワーク。素朴で殺風景こそ!というのもわかるけど僕はそう思います。
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SURLYのアートチーム(通称アートガイ)が紹介してくれたのがこちら。
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SURLYのZINE「INTELLIGENCER」

カタログじゃなくて、ZINE。
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白黒、って時点でカタログとしてはおかしい笑 プライスも色もわからないし、日本人がやたら気にする”コンポ”なんて載ってないです。

SURLYを取り巻くものを直感的に(本当は計算されてる)伝えるZINE。真面目なメーカーさんではあり得ないこういうところがらしくて好きです。
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(ブルーラグも載せてもらったことがあります!これ超嬉しかった)
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ZINEは本当にZINEで、「相当のセロテープを使うよ」だそう。

創作は直感的でも、
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アートガイたちによる綿密なページ割によって構成されている。ルーツは70年代のカタログやジンたち。フォントはタイプライターを使ったり、骨組みはちゃんとしてて、でも表現はPUNK。

ZINEって馴染みある?って話になって、
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ブルーラグ公式非公式ZINEBLUE LUGAZINEを紹介したら興味持ってくれたので送ってあげようかな??カネヤン喜ぶだろうな〜

(このSURLY ZINE「INTELLIGENCER」、数冊お店にあるので早い者勝ちで差し上げます。今後いっぱい欲しい!って伝えたのでゆくゆくはたくさんの人にお配りできるかも)

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素っ気なくて、飾り気なくて、媚びていない、のがSURLY。でも絶対に勘違いしちゃいけない、「無美意識」とは全然ちがいます。正反対。。改めてSURLYが好きになりました。

セールスチーム、エンジニアチームの話は販売店向けのものや未発表のものもふ組むので全部ご紹介できないところもあるけど、載せられる部分をば
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幅広いサイズ展開。これは有名ですね。小柄な女の子から190cmのタフガイまで。ほぼすべての人が乗れるサイズ展開があるのはSURLYだけかも。

ちなみにSURLYのフレーム、パイプはその辺のスチールをポーンと取って作ったものではなく、各サイズバテッドをコントロールしているそう。これは知らなんだ。だから規制の有名パイプメーカーではなくて、自分たちのチュービングを作ってそれを使うそう。

SURLYが初めて生み出したものとは??
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当初、ハンドメイドやビンテージ、ビルダーに火を入れてもらわないと存在しなかったシングルスピード専用フレーム。これも初めて製品にしたのがSURLY。

ファットバイクが生まれる前、各車種モデルに既存より太いタイヤをフィットさせたのもSURLY、そしてファットバイクが生まれるに至った。(もちろんファットバイクん元祖はSURLY、最近派生系の他社のものが増えました)

そして、こういう表現もある、とジョン。
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「マジでこういうのやってて・・・まあマジではない人にとっては」

ZINEをスペックのない意味なしカタログ、と捉えてない人にとっては最高。僕の説明も下手ですが、意味わかった人は彼らと同じマジではない人!

ちょっと興奮して話が脱線してしまったけど、媚びないから殺風景に見せるけど、美意識のロジックはカシっと裏に潜んでいる。そのバランスの格好よさ。そんなとこがSURLYの好きなところで、彼らの口からそれを強烈に感じれたのが嬉しかったのです。

最後に、事務所の片隅にシレッと置いてあったバイクをバイクチェックワンツーして終わります。
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*SURLY*cross check

シングルスピード固定ギヤ、スノータイヤ(ピン付きのスパイクタイヤ)でノーブレーキ(日本ではダメですが)ビンディングペダル。
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冬は川も凍るこの地だからの組み方。フェンダーとCAMBIAMサドルは実用的で氷のしぶきを受け止めるんだろうな。

カンチ台座にブレーキはないけどPSの台座を使って左右対象にライトが付いていました。目みたい。
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SURLYの人間が組んだからこれが正解っていう意味ではないです、この地だからこの組み方で、組んだ人間の個性とユーモアがにじみ出ていて、唯一無二であるバイク。SURLYのフレームはそんなことができるフレームです。なので僕らは東京で自分という人間に似合うものをSURLYで組んで乗り回せばいいんです。

今日も長くなってきたのでここまでにします。最後まで読んでくれてありがとうございます。

まだ写真があるので、現地のバイクチェックや、衝撃的だった現地のバイクショップとか・・このままだと時差ぼけ直せないので終わります。

もしかしたら続く