今日の上馬日記ー
今日も暑かったですね。自分は梅雨前のこの時期と、真夏の夜が一番の自転車シーズンだと思っています。
幡ヶ谷コロさんブログの「 STAFFホイール抜き打ちテスト」は見ていただきましたでしょうか?
昨日いきなり現れて「はい並んで、順番に使ってるホイール撮りますよ??」と高圧的に言われました。
最近オーダーとお問い合わせが異様に多いPHILハブのブログを書きたいんだろうな、という魂胆はわかったんですが、
そんな日に限って違うハブの自転車に乗って出勤してしまった上馬チーフメカニック、ダンカン君の悲しげな表情がこちらです。
ブルーラグきっての高性能ハブフェチであり、誰よりもホイールやハブにこだわりのある彼がよりによってPHILハブブログに出そびれました。ある意味引きが強いですね。
一応上馬店チーフメカの名誉のために書いておくと、
普段は彼もPHILハブ中毒者の一人です、翌日はちゃんと乗ってきました。問題はピンポイントで撮影日に気まぐれで他のチャリで出勤してきた、というところですね。これ以上イジるとスネるので本題行きます。
読んでくれたあなたもきっと「オーバーホール」したくなっちゃう様に怨念を込めて書きます。
先日も日記に書いたこちらのSURLY long haul truckerのオーバーホール。その中身をご紹介します。
オーバーホール、日々酷使した愛車をお預かりして、ゼロまでバラしてお掃除、調整しながら再組み付けする自転車リフレッシュの最高峰。
普段はお掃除なかなかできないところ、部品を外したりなかを開けたりしないと確認できないところもピカピカにしてグリスアップ、調整しながら再組み付けします。
今回はフルオーバーホールのオーダーですが、そことまでいかなくても、その部位、箇所別個で作業することもできます。まとめてやるとお得でっせ、ということです。
とくに上記ギア周りやドライブトレインはバラさないと汚れをとりきれないので実感あります。
ホイールから外してギア一枚一枚をピカピカにすると変速、漕ぎ出しも軽やかに。ギア周りは一番実感できる箇所でもあります。
そして自転車の心臓部、BBも外してチェック。
BBが外されたフレーム内部も、お掃除後防サビケミカル&耐水グリースをたっぷり仕込みます。
とはいえ
このオーナーの使用BBはPHILだったので、丸2年酷使したのに関わらずトゥルトゥルでした。今回はここはこのまま引き続き使ってもらうことにします。
ドライブトレインはお掃除の宝庫です。
変速機、リアディレイラーも外してバラさないとここまでのお掃除は出来ません。チェーンオイルに混ざって固着した粉塵を綺麗に落とします。
クランクも外してチェーンがかかってない状態だからこそのお掃除が可能です。ピカピカにして「お、ギア1枚分軽くなった!」って錯覚を産むのが目標です。
オーバーホールは自転車全体込み込み価格です。ピンポイント個別にもクリンナップできるのでご相談くださいね。
込み込み価格、ということは消耗品やダメージのあるところ、何処をリファインしても工賃はドッキングできるのでお得です。たとえば
シフターのアジャスターが曲がっています。。
乗っていて不便がなくてもこの先の自転車生活で調整の際に不便があるところはこの際交換してしまいます。それらの工賃も全てオーバーホールのパック価格にドッキングされるので、些細な発見にも耳を澄まして発見できる様に努めます、鼓膜の勃起カッチカチです。
その他コラムのサビ取りや
表面上のクリンナップもやります。
サビが落ちたところが写真で伝わるでしょうか?茶色く残っているところがサビです。
塗装表面のキズ取り等目でわかるところもオーバーオールの対象なのですが、あくまでミソは中身、表層ではなく開けないとできないところを綺麗にするのが真骨頂な訳です。
あとはそのバイクにあった処置をオペします。
BROOKSのレザーサドルにオイルを仕込んだり、
センタースタンドの先っちょくんを交換したり(センタースタンドユーザーの弁慶の泣き所)
これら細かなところ、ショウもう品の交換含めて込み込み価格でドッキングプライスで施工します。
繰り返しますがオーバーホールは大げさかな?というかたには部位個別での作業も大歓迎ですので、まとめてやるオーバーホールとポイントでケアするのどっちがお得かご相談くださいね。お見積もり無料でジャッジいたします。
「オーバーホールを定期的に出してくれるかたのバイクは大概キレイ」というメカニックあるあるもあるのですが、愛車は労わるほど長持ちするのも事実。気になったかたはまずは店舗でご相談ください。
そしてオーバーホールなんて気にもしていなかった!目からうろこ!というあなたのバイクにこそオーバーホールは必要かもしれません。点検のみは無料ですの是非ともお近くのブルーラグにピットインしてくださいなー