こんばんは、CookPaintWorksより僕です。

いよいよ梅雨も通り過ぎ、暑い毎日ですよね。(最近は3歳になる息子と一緒に自転車に乗って公園に出かける日々を送っています)

そんな暑い夏、本日はホットなペイントの紹介をしていきたいと思います。

 

今回はCRUSTの中でも定番で人気のEVASIONを6本!!!!
 

僕とチノさんの二人で、普段のオーダーでは行わないようなペイントを主に、やってみたことがない塗装をやってみようということで6本の塗装を考えました。

そしてCRUSTの自由なブランドイメージや、EVASIONの組み方次第でどんな乗り方にもできちゃう柔軟さを想像しながら、COOKらしい塗装を落とし込んだペイントを紹介していきたいと思います。

それでは紹介していきます。

 

CRUST-EVASION
CRUST-EVASION
CRUST-EVASION

EVASION Sサイズ
 
まずはこちら

フレイムパターンのカスタムペイント。
バイクのタンクではよく見かけるカスタムペイントを自転車のフレームに落とし込んでみました。

黄色のソリッドカラーは、白のソリッドの下地にキャンディイエローで色をつけているので、普段のソリッドカラーよりも奥行きのある高級感ある黄色に見えます。
そして赤っぽいオレンジ色でフェードをさせて、炎っぽく。赤の反対色の青のラインを入れて際立たせました。
CRUSTロゴは銀箔のシルバーリーフにして、ラグジュアリーに。

CRUST-EVASION
CRUST-EVASION
CRUST-EVASION
EVASION Sサイズ

COOKでは大定番のマッハシルバー。SURLYでのリペイントではよく塗る色ですが、元々は金属調塗装といってメッキに寄せたペイントです。
そんなマッハシルバーをベースにエイジング塗装をしました。

新品のマッハシルバーを長年乗っていたら。。

どこがでぶつかったり擦れたりして、段々と下地の色が剥げてきちゃう感じをリアルに表現しました。
ガードレールや鉄骨のやれた感じが特徴的なペイントです。

CRUST-EVASION
CRUST-EVASION
CRUST-EVASION

EVASION Sサイズ

CRUSTといえば他のブランドにはないような“型”にハマらない自由な感じで、どこか遊び心があるイメージなんですが、その自由さをペイントで表現しました。

ベースカラーのライムグリーンは普段では中々使わない、MADE IN USAの高級塗料。

メタやパール、キャンディでは表現できない、細かい粒子のキラキラとツヤツヤ感が一味違う色味が特徴です。

その上にラップペイントで模様をつけてフェードさせ、ライムグリーンから同系色のブルーへ変わっていきます。

CRUST-EVASION
CRUST-EVASION
CRUST-EVASION

EVASION Sサイズ

フレームフォークをグレーのカモ柄に塗装しました。
リアルなカモ柄だとソリッドカラーでまとめますが、逆にすべてメタリックで色を作ってキラキラのカモ柄に。

僕らが生活する東京はどこもかしこもコンクリートジャングル。
そんな灰色だらけの世界に馴染む迷彩カラーをイメージし、夜の都会でも溶け込むような色合いにしました。

ネオンレッドのCRUSTロゴも、迷彩とは逆のあえて際立たせるように。車道では目立って欲しい。

CRUST-EVASION

CRUST-EVASION
CRUST-EVASION

EVASION Mサイズ

遠目で見るとブラウン系のカモフラ柄。ただ普通のカモ柄にするだけならソリッド単色で何パターンか組み合わせていけば、出来る模様ですがそこをあえて、一つ一つのパターンに模様をつけました。

大理石みたいな模様だったり、木目調みたいだったり、柄が入っているのが特徴です。

柄のパターンが多いほどの作業の手数が増えます。かなり拘った一本になるので、是非よく見てみてください。

CRUST-EVASION
CRUST-EVASION
CRUST-EVASION

EVASION Mサイズ

カスタムペイントでよく出てくる塗料として“キャンディカラー”という塗料があります。

言い換えればカラークリヤーという塗料で、色がついた透明の液体です。よくやる作業では下地にメタリックを塗ってその上に赤のキャンディをかけて、下地のメタリックのキラキラが透けて、鮮やかな奥行きのあるキャンディレッドにしたりします。

今回はそのキャンディならではの“透ける”という特性を活かし、ベースカラーはソリッドホワイトにして、キャンディ各色を飛ばして総柄に。
水彩画みたいな総柄が特徴的な1本になります。
 

以上の6本のEVASIONを塗りました。

サイズとペイントには限りがありますが、ドンピシャの方には是非一期一会でゲットして頂きたいです。
 
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このEVASIONですが、旧モデルのEVASIONになるので、リアのエンド幅がブースト規格の148mm×12mm。フロントエンド幅が100×12mmになります。
現行で販売している規格とは異なりますので、ご注意下さい。

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CRUST-EVASION
 

そして、Cookでカスタムペイントをする際にペイントで残す「COOK」ロゴ。
ロゴや多色での塗り分けをする時は、マスキングテープやカッティングジングシートを貼って塗り分けをしています。
 


 

こんな感じでロゴを形どったシートを貼って、マスキングテープで養生して、他の場所に色が飛ばないようにして、エアブラシで吹付をします。
カスタムの塗装作業をする時は必ずと言ってもいいほど行う作業風景。

そんな作業風景をTシャツにしました。
 

バックプリントには、四角いCOOKロゴのカッティングシートの四隅に黄色のマスキングテープ貼ったマスキングロゴをシルクスクリーンで。

重なったマスキングテープの部分が色濃くなっているのが、マスキングテープならではの雰囲気で気に入っています。
 
 

フロントの左胸にはカタカナで“クックペイント”をいれました。

日本の塗装屋ということでカタカナロゴで。
 


 

そしてTシャツがもう1枚。
こちらはご好評につき以前に作った復刻版です。塗料が飛び散った工房にある脚立のプリントTです。
 


 

まだまだ現役で活躍してくれている小さい脚立。

YO-YOペイントやスプラッシュペイントをしたりすると塗料が飛び散り、時には塗料缶をひっくり返し絶望したり、それがいい感じに脚立にくっついて塗装屋ならではの脚立。

こちらのTシャツもこの暑い夏のお供に是非!
 
 

 

そしてEVASIONのフレームですが、BLUELUG各店にも展示してあるので、気になる方は是非足を運んで実物を見にきて下さい。
時々僕も上馬店にいるので、塗装の詳しい話を知りたい方は是非BLUELUG上馬店までお願い致します。カスタムの相談までなんでもやります。

 

以上長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
 
EVASIONとCOOK-Tをよろしくお願いします。

 
 

※引き続きお持ち込みのペイントもお受けしておりますので、塗装のご依頼はメールでのお問い合わせでお願い致します。m(_ _)m
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hello@cookpaintworks.com

今野