こんにちは
上馬店より一周です。
花粉もひと段落、大手を振って外へ自転車に乗りに行けるここ最近ですね。
気温20度強としっかり乗っても汗だくにならない程度のいい感じの気温の中、今日は珍しくデジさんとサシで西の地に足を伸ばしてきました。
デジさんはRITCHEYのRoad logic、自分は先日バージョンUPに触れたBlackMountainCyclesのmonstercrossを駆り。
ルートのチョイスをミスってもうて一部担ぎもありといった感じでしたがちょくちょく休憩を挟んで10時スタートで昼間に解散。
かなり日も長くなってきたので内容のあるライドをしたとて、帰ってもうひと用事こなせるくらいエネルギーが残っているのはこの季節ならでは。
夏に近くなると暑さでライドだけでエネルギー使い果たしがちなので、この気持ち良い季節を余すことなく楽しみたいですね。
来週は甘いモノ巡りライドでもしようかしら。。。
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Stupid Tourist canti (S)
CRUSTの新作、愚かな観光客。上馬店の店頭展示車として組ませて頂きました。
20インチの小さなタイヤサイズながら最大2.6インチとかなり太めのタイヤを飲み込み、
フレームバッグを固定するフレーム内部のボルトオンマウント、ドロッパーシートポストの内装ルーティング。
「ツーリスト」としての機能が盛り込まれた1台。
なによりもソレを体現するのが、、、

“RITCHEY ブレイカウェイ”、
この写真の二箇所を用いてフレームをパキッと分割出来ます。それ即ち飛行機輪行した際に手間少なく収納サイズをコンパクト(超過料金がかからない)に出来、楽にお得に旅行のパートナーとして持ち運びが可。
というのが特筆すべきポイントではありますが、いざそのシステムを使う方は一握りかと思いますので余談的に見て頂けたらなのですが、
もし実際にこの機能を有効活用するとなったらこのシステムに合わせて一工夫が必要になります。
ワイヤー関係を分割するべくワイヤー中腹に仕込むパーツ、スプリッター。(フレームに付属です)
これをネジネジするとフレーム同様ワイヤーもパツっと分割が可能、この手の分割フレームは大体これを仕込むべくなフレームのつくりになっているので、ダウンチューブ下のシフトワイヤー、リアブレーキのカンチブレーキ千鳥の位置に仕込んでいます。
こう割れます。インナーはこのつくり上2本必要なのですな。
仕込む位置によっていざ分割した時の手間が変わってくるので分割機能を使う方はワイヤーの取り回しに注意が必要ですね。
この辺はオーナーが頭を悩ませる、というよりかは担当メカニックの腕の見せ所でありこのフレームの燃え(萌え)るポイントでもあります。
ギア系統はSHIMANOの新しいシリーズであるCuesをはじめて使ってみました。
このグレードだと重量的にそこそこずっしり、なおかつブラックのラインナップしかないのが玉に瑕ですが、コスパは良いので少々チープめなルックスが気にならない方はいち選択肢として有用かなと。
あとは小径車向けにぴったりの変速機のラインナップがあるのもいいところですね。
(こないだのbike friday訪問youtubeでもクリント言ってたな〜と)
この1台はシティバイクよりかは荷物を乗せてのツーリング的な乗り方を想定してギアの軽い帯域を強めに。
前述のcuesとはまた異なる、より軽いギアをチョイス出来るモノを取り付けています。
とかなんとかついつい理屈をコネコネしてしまうのはメカニックの悪いところですが、、、
ホワイトビップボップなこの独特なカラーリングもそうですが、キャラ立ちした世界観全っ開なこのグラフィックよ。
一体どういうストーリーなんだコレ。。。
BOMBORA (S)
セカンドバイクとして手に入れて頂いたボンボラ。
少し前の入荷から早くもこのアイコニックなPastel Violetのスチールフォークは完売御礼。
人生の大きな節目のタイミングでと知人に手に入れて頂きました。
新たな人生のステップに「踏み出す」とペダルをかけて。ということでしょうか。こじつけでしょうか。
ちなみにこの店頭に佇んでいたマイビルドなボンボラを目にして決めて頂いた経緯。
全体的な佇まい、パーツ構成もかなり近い感じに。
とはいえども全く一緒の構成というのはアレなので、細かな部分はシグネイチャー漂わせるカラー小物を添加。
UltraDynamicoのグレーのタイヤをベースとして、ピンクのニップルやツートンのブレーキ、リフレクティブなバーテープと。
しれっとバーエンドは勝手にBeach CLUBとの共作エクスクルーシブなピンクを仕込ませて頂きました。
文字通り伝説的なコラボレーションとなったBROOKSとのコラボレーション、定番のモデルであるB17の別注ナチュラルカラー、こちらはいの一番にチョイスして頂き(今更欲しい)。
ワイヤー周りのカラーと同様サドル横から通す紐は付属の淡〜いブルーに、、、というかたまたまデフォでこれが通っていただけ。
このナチュラルカラー、淡めな色だけに1年後くらいにはいろんな表情のバリエーションを見れるのかな〜と思うと楽しみですね。
自分のバイクはなにかとカラー使い的に置きに行きがちなのですが、一見パーツ決めの時に攻めるなぁ、、、と横目で見つつもまとまった1台になるのは洋服好きなオーナーならでは。
なんかひっそりと負けた気分になったので今年はぶっ飛んだことしながらもまとまった1台をマイバイクで組んでみたいですね。
A-frmae all road (custom)
言わずと知れたカスタムチタンバイクメーカーseven cycles。
sevenといえば非常に自由度の高いフルカスタムのフレームですが、こちらはセミカスタムの”A-frame”。
雛形のモデルがいくつかありこちらのオーナーは”オールロードバイク”をオーダー。
通常のカスタムと異なって限られたサイズ、限られた要素を組み合わせて生み出されるA-frame。
とはいえそれでも対応幅の広さは流石のsevenと言えるほど、つまりは通常のカスタムの可能性は限りなく無限大。
時たま承るsevenのカスタムオーダーのオーダー表を見るとびっくりするのですが、オーナーのもとめるものを具現化すべく、今乗っているバイクをどう感じているか、またこれから乗るバイクはどうしたいのか。
を事細かく記すカルテがありその診察を経てのバイクはやはりオーナーにとって至極の1本にならざるを得ないわけです。
通常のカスタムと比較して、ロゴのデカールであったり、リアエンドのエングレーブや、機能にまつわらない箇所のディティールは削ぎ落とされ、よりシンプルになっているところがセミカスタム扱いである所以の1つ。
とはいえ機能を果たす道具として手にしている方達にとってそこを重要に思わない方もいらっしゃいますし、
短納期、カスタムよりも少しばかりお手頃というのはご自身の必要不必要がしっかり目に見えている方にとっては魅力的な選択肢の1つ。
駆動周りは電動無線、もはや最近は目に馴染みさえあるような気がするSRAM Etap、前バイクでは出来無かった無線ならではのシフト周りの”受け”部分は一切なしのシンプルな仕様にカスタム。
個人的に好きなのがタイラップ留のブレーキホースガイド小物、既製品と比較してsevenのはミニマルで格好良いんですよね。
巷でもよく言われていますが、この最高グレードあるRED Etapのブラケットの握り易さは特筆すべき点。
手の平にしっとり(?)と馴染むこの独特の形状。ここだけRED化する意味を感じるくらいには握ってすぐに「おっ」と感じさせます。
総合的な変速性能においてはSHIMANOのヌルッとスムーズ過ぎる変速の超えられない壁感は正直否めないのですが、それでも使いたいと思わせるスペックは数値化できない魅力が間違いなくあります。
前バイクの硬めの乗り心地を改善すべく、しなやかさに振った1本としてオーダーを決意されたのですが、
これまで乗らせて頂いたsevenのオーナーさまはどちらかというと進みにフォーカスしたバイクに試乗させて頂くことが多し、このしなやかさに振ったカスタムというのは今回乗るのははじめてでした。
乗ってひと踏み目で明らかに異なる感覚、同じチタンフレームといえどオーダー主によって異なる振れ幅、それらを汲み取って確かにかたちにするseven。
いつかはチタン、そしてsevenと思っているサイクリストの方は少なく無いのでしょうが、職業柄触れる度に欲を刺激されてしまうのが非常に不味い。俺だったら、、、とかつい考えちゃうのは職業病。
ましてや自由度の非常に広いsevenとあらばなおさら。こわやこわや。
今回はこの辺で
それではー
いっしゅう