こんにちは
上馬店より一周です。
今回は(も?)マイバイクチェックをお送りしたいと思います。
ROADUNO (47.5)
日本着弾前のお問い合わせが特に多かった、Rivendellでは数少ないワンスピード+ディレイラーレスバイクであるロードウノ。
昨年のアメリカ出張でRivendell本拠地でプロトのアナパープルのROADUNO見たのが決定打になり、今回ようやっとマイファーストRivendellとして迎え入れました。
いつもはバラ完で1からパーツ選んで組みますがロードウノはコンプリートの設定があるのでそれをベースにカスタム、HiHo silver 最小サイズ47.5です。
PBH的にはもう1個上の51サイズにあたるのですが(PBH81,2くらい)、自分より少し小柄なパートナーとの兼用を考慮して47.5にしています。
シャンと乗る時のシリアスなバイクたちはどれもサドルハイト69cmで乗っていますが、そうでないバイクは大体67cm前後に下げて乗る方が調子良いという事情も合わさって47.5でも問題なく。
Rivendellワンスピードフレームの家系図上、 Quick Beam、Simple Oneを経てのこのモデルなわけですが(Bluelug 10周年のFrankJonesSRは家系図的には別腹、いわばスピンオフだと個人的には思ってます)、
ロードウノならではの特徴と言えばやはり、120mmエンド幅且つディレイラーハンガー付きのトラックエンドというのがミソです。
つまり世に多く出回っているトラックハブを用いてシングルスピードで組めて、
お家に転がっているテキトーなリアディレイラーやチェーンテンショナーを使い、フロント2速or3速のフロントギアードバイクにも出来るという点で特徴づけられています。
今朝畑から採れた土付きとれとれぴちぴちALTUSのRD、そしてパーツボックスに佇んでいたなんてことのないSHIMANOのFDを使ってそんな2×1のビルドにしています。
シフトレバーもこれまたおうちに転がっていた現行品のshimanoのダブルレバー、フロントシングルにして余った片割れの左レバーです。
結果的に手持ちの使っていないグレードの高くないパーツたちを生かしたサスティナブルビルドに。
コンクリートジャングルでの日々にはフロント変速はほぼほぼ使わないので屈んでシフトするWレバーの位置でも困りませんし、ワンスピードバイクならではなコックピットのシンプルさにも一役買ってくれますね。
そんなカスタムを考慮してコンプリートバイクのデフォのチェーンリング構成はダブルになっているのは嬉しい余白。
(シングルギアの人は使わない前ギア外して完全シングルギアにしてももちよし)
普段は重い方のギアで街乗りして、奥の手的に軽いギアを使うようなライドスタイル。
後ろのフリーギアはコンプリートのチープなものからwhite indの16Tに交換しています。
フロント重い方のギア比で2.37とロードウノが履ける少し太めのタイヤ幅考えると重過ぎず軽過ぎずで街を流す時にはいい感じかと。
遅刻間際の世田谷通りでガン漕ぎしている時はやべぇ!ギアが軽くてクルクルだ!なシーンも少しあったので、たまのハイギアを取り付けてフロント3速にしようかな〜なんて沸々思っていますがひとまずは様子見で。
(シングルフリーギアは物理的に16Tが最小サイズなので、16Tでギアが軽いなら前ギア大きく or 増やすしかない)
そしてこのヘッドバッジ、Simple Oneの血筋を仄かに感じるセンターに「1」 のデザイン。
Rivendellワンスピードバイクの血統証明よ。。。
そしてそれまでJoe Appaloosaにしか採用されてこなかったRivendellデザインのエレガントなフォーククラウンのラグが採用されている、それだけでもロードウノに乗りたくなる理由になってしまうのではないでしょうか。
特定のモデルに設定されるRivendellのコンプリートバイクですが、今回のROADUNOコンプリートはいい意味でコンプリートらしからぬ内容。
ハンドルステムはNITTOメイド、クランクはS!lverのバッシュガード付きダブルクランク、タイヤもいつもバラから組む時によくオススメさせて頂くコスパ最強Gravel King SKが付属。
ブレーキレバーはCNC削り出しのIRDのブレーキレバーももち調子良いです。自分はSHIMANOの現行の銘品R780に変えましたけども(コレ手に入るうちに皆んな買った方がいい)。
本来コストの関係上チープなパーツで固められるコンプリートバイクですが、日本の優秀なコンポーネント類が盛り込まれているのは円安が大きく関係しているんだろうな。。。
なんて複雑な思いが拭い切れませんが、デフォのまんまで乗り出してもさして不自由しないというのは非常に大きな魅力だと思います。
リアエンドの異質さや規格の組み合わせから、playground for modifiers(カスタム好きの遊び場)としての側面も持つRoaduno。
Rivendellのマナー、美意識に沿った組み方がキーになるRivendellのラインナップ中、比較的自由度高く懐広めなフレームなのかなと。
はじめてのRivendellとしてはもちろん、セカンド、サードバイクとしても活躍の場をもぎ取ってくれるであろう1台になっています。