こんにちは。
突然ですが、僕はシングルスピードの自転車が大好きです。
気がつけばシングルスピードのフレームばかりが増えていく。もはや狂気です。
そんな僕が上馬店を見渡してふと思ったこと、欲しいフレームがたくさんある…物欲が止まらない…
ということはです。今現在、シングルスピードの選択肢がめちゃくちゃ幅広いんです。選び放題です。
こんなHOTな状況はなかなかないぞということで、今選べるバイクをざっとご紹介させていただきます。
先日発表された新色が記憶に新しいmash steel。僕自身も2本所有しており、大好きなフレームの一つです。
ワイドなタイヤクリアランスとクイックなハンドリングを兼ね備えた最強のフレーム。
太いタイヤを履いてトラクロから、少し細めのタイヤを履けばビュンビュン系のストリート仕様まで、太いタイヤ、細いタイヤのどちらを履いてもバランスが崩れないのが特徴です。
僕はこのフレームでトリックもしています。700cの固定ギアで尖った遊び方をしたいなら、なんでもできちゃう間違いない系です。
MATT REYES氏がsteelに乗っていた頃の一本をどうぞ。
些細なポイントですが個人的に今回のロットで嬉しかったことは、先日発売された全6色のうち、実は3カラーだけヘッドチューブのロゴがバッチからプリントへと変更されていたことです。
matte phosphateとsilver float、pearl fogの3色がプリントロゴになっています。
mash steelは初期のモデルはヘッドチューブがプリントロゴでした。
先程の動画のMike Schmitt氏が乗るファーストモデルのsteelを見ていただくとわかりやすいかと思います。
ヘッドバッチもかっこいいけど、シンプルにシュッとしたプリントが好みの方もいるはず。
言わずもがなな名フレーム。先日ポストされた、実際にlo proに乗るタクマとmetropolitanに乗るカイセイくんの二人のブログがわかりやすいのでぜひご覧ください。
・AFFINITY metropolitan
約2年ぶりの入荷で、明日2/23日より店頭発売です。
2人のaffinityを見ても、乗り手のスタイルがばっちり反映されていてとてもいいです。
唯一無二な前下がりの設計でかっ飛ばしたい方はlo pro一択。
THEトラックバイクの美学を楽しみたい方はmetropolitanといった所でしょうか。悩んでいる暇はないですね。
ALL-CTYのファーストプロダクトとしてリリースされ、歴史を刻んできたbig blockですが残念ながらブランドの終了とともに廃盤となりました。
最終ロットのbig block。まだ少しだけご用意ありますのでこの世にあるうちにぜひ手に入れていただきたいです。
なくなってしまう悲しさに浸りながら今一度フレームを見てみると、街乗り最適解な設計で各所のこだわったディテールはそそりますね。
こちらは先日納車させて頂いたお客様の一台。
マッハシルバーのペイント際立つシングルフリーコミューター仕様です。
フリーギアもよく似合うフレームです。
僕の一押しライダーも一人紹介させていただきます。
スチームローラーに乗っているトリックライダーのrobin氏、ピンクのフレームがかわいい。
この投稿をInstagramで見る
先日のカーネルさんの650b fixed gearのブログで紹介されていた彼のバイクも格好良いです。
こんな感じで700c→650bへのインチダウンにも対応しています。
組み方の幅が広く、かなり懐の広いスチームローラー君ですが、まさかの生産終了とのことです。cross checkに続いてスチームローラーも廃盤となってしまうとは。。。
信じたくないけど受け入れるしかないです。
このタイミングで改めて、fixed gear bikeとしてのスチームローラーを見直すべく、新たに組ませていたきましたのでご紹介させてください。
Jackie’s SURLY steamroller
デンっ、こんな感じです。
700cでハンドル低め、フラットバー。
今回のテーマは普段使いのFIXIEです。
僕が個人的に普段使いに求めるポイントとともにご紹介させていただければと思います。
・気を使わない。
気を使わないというのは自転車自体のタフさだったり、細すぎないタイヤだったりも大事ですが、
最も大事なことは日常使いにちょうどいいスペックのパーツをあえて選んでいくこと。
今回で言うとブレーキはBRS101、ハブは僕らの永久欠番的存在のスモールフランジ、dia-compe製のものを。
もちろんコレらよりもカッコよくて高性能なパーツはたくさんあるわけですが、コスパが良すぎる。
僕の使っているpasela black plusタイヤは安価なのでスキッドをするたびに罪悪感を感じなくて済みます。地味に弊社別注品なので使ったことない方はぜひ。
拘る所と脱力する場所を、用途に合わせてはっきりさせるといいと思います。
例えばヘッドセット。いいものを入れておいて欲しい部分の一つです。
僕はPhilwoodのものを使っています。
・快適さよりはある程度のスピード感を。
普段使いで圧倒的に多いシチュエーションは通勤です。
もちろん普段は安全運転ですが朝ギリギリに起きてしまった日にも遅刻しないためには、本気出せばある程度スピードが出る自転車に乗りたいところです。
TRACK BIKEでは23c-40cまで使ってきましたが個人的な街乗り最適解は32C、スピード感とエアボリュームのいいとこ取りです。
関係ないけどかわいいODIのバルブキャップのおまけ付きです。
このバルブキャップはキャップ本体より少し短いバルブを使ってあげるとバルブが全部隠れて気ん持ちいいですよ。
ギア比は49t×17t=2.88で、本気を出すと通勤時間が半分に削減できます。
チェーンリングは以前先輩から譲り受けたSUGINO ZEN
コグはEURO ASIAのdeluxです。黒のコグって意外と少ないんですよね。
黒のチェーンリングで黒のコグを回したかったという個人的な拘りです。
・積載量もちょうど良く。
え、積載ってmini thing cageだけ?って思われた方、違いますよー!
やはりラックがあると普段使いには重宝します。
とはいえ僕自身は荷物が少ないので、必要に応じて簡単につけ外しできる仕様にしました。
そんな時はこのハンドル。
*VELO ORANGE* UTILITY FLAT BAR
最近入荷した歪な形のこのハンドル、一見使いどろが難しいですが、上から見た形はlittle nick barを彷彿とさせるバックスウィープの効いたフラットバーです。
BMXライクな2ピースのクロモリのかっちり感が親近感があり気に入っています。
ライザータイプもあるので要チェックです。
こちらは先日組み上がった一周さんビルドで上馬の新生展示車として組み上がったディスクトラッカー。
このハンドルは別売りのUTILITY RACKをつけるためのダボ穴が設けられており、4本のボルトで固定すれば簡単にラックの取り付けが可能です。必要に応じて脱着できる手軽さがいいです。
ちなみにハンドルの後ろ側にも同じ位置にダボ穴が設けられており、ボトルケージやら何やら小物を取り付けることができます。
ダボ穴の少ないシングルスピードバイクにはぴったりなのかなとも思っています。
今回は僕の個人的な主観で3つの軸でバイクチェックさせていただきましたが、ニューバイクの妄想の参考になれば幸いです。
重ねてにはなってしまいますが今現在、近年稀に見るトラックバイクの豊作具合です。
今しか選べないフレームばかりですので、今の贅沢な選択肢の中からお気に入りの一台を見つけに来て頂きたいです。
上馬店でシングルスピード、トラックバイクとあれば是非とも僕ジャッキーにお声がけくださいね。あなたにピッタリの1台をアテンドさせて頂きますので。
最後まで読んでいただき有り難うございました。
-JACKIE-