上馬店のタニです。
タイトルの通り前回の続きのブログです。「また自分のバイクいじってんのか!」とお叱り受けそうですが、そうです。
(組み付け前のお楽しみ時間、「組み方パーツ悩み編」もお暇なときに合わせて読んでいただけたら幸いです)
久々のマイニューバイク。BLACK MOUNTAIN CYCLESのLa Cabraが組めました。
早速遊びに行きまくっています。
結論。忖度なしめっちゃご機嫌、乗って楽しいやつです。もんのすごく気に入っております。
新たな休日の遊び道具を手に入れて、早く次の休みにならないかワクワクするこの感じ。天気予報が気になるこの感じ。乗りに行きたい。
La Cabraバイクチェックします。自分のバイクを組んで乗っていろいろ発見も勉強もあったので、このフレームが気になっている方ぜひ僕を踏み台にしてください。
*BLACK MOUNTAIN CYCLES* la cabra (16″)
サイズは16″、身長173cm/股下PBH83cm サドルハイト71cmです。(18″サイズ乗れるかもなんて幻想を抱きましたが、現在組み付け中の181cmのお客様のバイクが18″で、またがってその想いは爆散しました)
まずは組む段階で悩んだポイントが、ホイール径。
27.5と29のコンパチで、本当にギリギリまで悩んだのだけど、
29インチにしました。これは本当に迷った。
決め手は僕の使い方で、「街乗りもバンバンするし、休日は輪行バッグ持って駅まで自走、ワープして田舎道で遊ぶ」って休日スタイルからすると、駅までのアスファルトを走ることも多いし、タイヤの太さはそこそこでよくて大口径で進みが良い方が良いかな?というのが理由です。
結論。この「ラカブラ29erか27.5(650B)か論争」はどっちが正解、なんて無いみたい。確かに29はよく進むけど、オフロードに入ったときに「ぶっちゃけもっとタイヤ太かったら楽しいのにな」と思うこと多々あり。
なので本当好みや用途で一長一短。無い物ねだりかもしれませんが、どっちで組んでも「あっちもいいな」と思ってしまいそう。お好きな方で組みましょう。
とはいえ27.5でボインボインに太いタイヤで遊びに行ってみたいです・・誰か組ませてください。
タイヤは大好きなWTBのRangerにしました。重量軽め、ノブ低め、転がり軽め。MTBタイヤ!というよりオフロードツーリングタイヤ!みたいな転がるキャラクターです。MAXXISならREKON RACEが似たようなキャラっぽいので気になります。このタイヤ好き。
もう一つ悩みポイント、ハンドル。
これもドロップハンドルかフラットバーか迷う醍醐味があるところですが、ドロップハンドルにしました。これは迷わなかったというと嘘になりますが、すぐ決まりました。理由は前回ブログでも書いたようなことに加え、別で所有しているフラットバーのMTBを愛しているからです。そのバイクがなければフラットバーで組んでいたかもしれません。
ハンドル幅は迷いに迷って480。オフロードに行けばもっと広くてもいいのかななんて思うし、街乗りやグラベル走る時は460でもよかったのか、とも思うし・・わからねえ。もうしばらく乗ってみます。
ステムは僕の宝物。SOULCRAFTフレームビルダーのショーンに作ってもらったもの。BLACK MOUNTAINのMikeさんとショーンは「しょっちゅう一緒にビールを飲む間柄」だそうで、そういう繋がりというか、匂いと匂いを結びつけるというか、自転車組むときに僕が大事にしているものです。(今回は大好きなRitcheyを我慢してSALSAにしてみたのもそんな匂い)
僕はハンドメイドフレームももちろん大好きだけど、ハンドメイドフレームビルダーが作るステムやコンポーネントが堪らなく大好きです。
(お店のショーケースでそんなコーナーがあるのでぜひ見てください)
そしてこれは実験というか、人柱にならにゃいかんというところ、
ドロッパーポスト。オフロード走行時に邪魔なサドルをスチャッと避けて、オンロードに出たらサッといつものサドルハイトを作れるって寸法。しかし、正直ドロップハンドルのバイクに必要なの??ってモヤモヤが自分の中にずっとあったので試してみます。
サドルは他のバイクで使っていてMyお尻がFittedしているもの。
シートチューブ根本の、このBBに巻きつく動力パイプのようなドロッパーワイヤールーティンが格好いいからやってみたかった、というのもあります。いまのところドロッパーの個人的見解は、ダートではあったら大活躍、街乗り普段乗りではただの重り、です。
そして余談でシートバッグはOUTER SHELLのもの。これマジメなシートバッグと違って気の利いたちょいデカ容量で、脱いだ羽織りやウイダーインゼリー的なものまで入るのでおすすめ。
フレームにつっかえ棒になってるのはポンプです。駅まで自走、オフロードでは空気を抜いて遊んで、帰りは空気を補填して家路に着く、のでマストアイテム。
ラカブラ。家から出てアスファルトを走って、休日は自然の中も走れて1台でそのどちらもでこなせるバイク・・・
・・・なんてのは今のご時世に溢れているのだけど、そんな最近流行りのバイクのもうひとまわり太いタイヤが履けるMTBとグラベルバイクの間のバイクが非常に楽しくて格好良くて気に入っています。
そしてRivendell信者な僕が個人的にしっくりきていること、それはRIVとの親和性。乗り味も用途も組み方も合うパーツも全く真逆なバイクでありながら、どこか通ずるものがあって、BMC乗った次の日は必ずRIV乗りたくなるし、RIVでのんびり流していたら次の休みはBMCでどこか遠くに行きたくなる。お互いを補い合うイン&ヤン。伝わるでしょうかこの感じ。
最後に、どんな方のニューバイクにこのLa Cabraが喜んでもらえるかな、なんて妄想の海にドボンしてみると、
メインは街乗りだけど、たまの休日ちょっと遠出したり田舎道や未舗装路で遊んでみたい人。ただ街しか走れないバイクでは物足りない人。
普通にマウンテンバイクが気になるけど、ツーリングやキャンプライド、マウンテンバイクではかなえられないかもしれないその他の遊びもやりたい人。
単純にタイヤは「太いが正義」「太い方が格好いい」という僕と同じ性癖の人。
きっとラカブラがハマると思うのでぜひ候補に入れてください。お店で試乗できるのでぜひ乗ってみてくださいね。乗ったら「うお!」っと伝わると思います。
好きなフレームは話が長くなる。最後まで読んでくれてありがとうございます。
タニでした。