上馬店のタニです。今日はRivendellのバイクチェック。

オーナーは度々僕のブログに登場する親友、古着屋SIESTAの店主青木氏。

彼といえばこのセージ色のSAM HILLBORNEでしたが、

このフレームは友人に譲ってニューバイクを組んでくれたので、その新しいバイクと、最近移転してブルーラグ上馬からすぐ近所になった彼の新しいお店のことを書きます。
*RIVENDELL* platypus (55)
納車から随分経ってしまいましたが、こちらが彼の新しい相棒PLATYPUS

そしてこちらが原宿から世田谷区に移転した新しいSIESTA STORE。ブルーラグ上馬から2kmくらい、弦巻通り真っ直ぐでご近所になりました。

早速COOK PAINT WORKSの料理長と二人でお邪魔してきました。PLATYPUSと同じ色のお店。

前のお店は原宿で11年。僕は着るもの基本彼に頼りっきりなので「ねーなんか良いのない?」「そろそろ長袖欲しいんだけど」と甘えて11年になります。なので個人的に近くなって楽になった。これからも頼んます。

相変わらずの緩い空気感と、そして彼の大好きな「サンフランシスコシティ」に偏愛した品揃え。向こう現地の格好つけてないけど格好良い兄ちゃんが着てるような、彼のセレクトが好きです。

前のお店は仲間内で結構素人手作りDIYだった記憶がありますが、新しいお店は看板も電気も壁も床も格好いい。

気に入ったものが2個あって迷う料理長。L.L Beanの背中にリフレクターのついたサイクリングジャケットを買うか、

このGOREの帽子を買うか迷ってました。

ブルーラグと最近コラボしていただいたMIN-NANOさんのバンダナもあった(買った)

自転車でササっとハシゴできる距離なので、上馬にお越しの際は是非寄ってみてください。晴れてる日は弦巻通り自転車最高です。

このままバイクチェック。
*RIVENDELL* platypus (55)
SAM HILLBORNEから乗り換えの理由、色々あるのだと思うけどまず第一に「ステップスルー」。跨ぎやすい低いトップチューブっていうのがあるようです。

フロント子乗せをつけるとどうしても、サドルの前から足が通せた方が調子よい。そしてそのフレーム形状とミスマッチなオフロードタイヤとの塩梅が、格好いいですよね。あと僕のRIVの遊び方、オフロードに持っていくライドに付き合って欲しかったのでSAMより太いタイヤが履けるものに僕がけしかけたというのもあります。
*RIVENDELL* platypus (55)
パーツは基本SAMから載せ替えですが、ハンドルはTOSCOバー。ライズ低めでググッと戻ってくるRivendellデザインのハンドル。
*RIVENDELL* platypus (55)
ハンドル、パーツ類もフレーム同様コロナのせいで流通遅れていますが、パンデミックを乗り越えたメーカーの皆さんが一生懸命生産してくれてるので、我々は気長に待ちましょう。

ちなみにハンドルとバスケットをjohn’s irish strapで繋いでいるのは、グラントさん曰く「万が一ライド中にフロントラックが破断しても、前輪の回転を妨げないため」。
*RIVENDELL* platypus (55)
タイヤはSOMA cazadero tire。太さは50c。サンフランシスコのメイカーが喜ぶかなと思って。いわゆる最近調子良い、「オンロードもオフロードもイケるやつ」です。

最近一部のフレーム側もタイヤも「700×50」あたりが増えてきた。BLACK MOUNTAINのモンスタークロスもずっとそうだし、ブルースゴードンも48cがリリース。29er未満なこのサイズが気になるキーワード。(まっちゃんがその二つを掛け合わせていてアツい
*RIVENDELL* platypus (55)
彼のPLATYPUSを見たRIV好きのお客様に「なぜインナーチェーンリングだけシルバーなの?」とよく聞かれますが、2つ意味があって、インナーを8s用にしているのと、トリプルクランク用の小さな歯数のものを付けておきたい、というのがあります。

WHITE INDUSTRIESのVBCチェーンリング、明確に11速用!というのはないのだけど、8sで使う時はアウターとインナーの距離を少し広げたい、ので8速用インナーにしてあります。安いし、見た目もこうフックになるし。そしてPCDにとらわれず小さな歯数をつけることができるこのクランクの長所を使って、トリプルクランクとさほど変わらぬギアレンジを仕込んであります。これは一緒に林道やツーリング遊びに行ったとき、僕のCLEMがトリプルなので近しいギア比が作れるように。
*RIVENDELL* platypus (55)
DEOREのハブは3000円、グラントさんも大好きな”ビッグプーリー”ALTUSのリアメカは2200円です。力まずチープなパーツでも様になるのもRivの魅力。

そしてこのT610 Deoreのハブ、手に入るハブの中でも色味も綺麗なシルバーで、性能的にも十分で、Rivendellを組むのにもクロスチェックを組むのにもよく使った大好きなハブだったのですが、惜しくもディスコンです・・・シマノさーん!復活させてください!!
*RIVENDELL* platypus (55)
Rivendellより、安くて速い自転車なんていくらでもあるのだけど、Rivendellは他のどのバイクにも置き換えられない魅力があります。中には「Rivendellのどこが良いんだかさっぱり」なんて人も居て当然だと思うし、「Rivendellさえあれば、他のブルーラグで扱ってるフレームに興味ないね」なんて人もいます。青木氏は後者かな?それでいいと思います。

(結局料理長買ってる)

・・・10年くらい前は「ついでに行くところがない」なんて言われた上馬だけど、周りに美味しい食べ物屋さんもめっちゃ増えたし、松陰神社エリアもあるし、このSIESTAUNDER THE SUNなど格好いい店もできて「なんかちょっと世田谷変わってきてる」なんて嬉しくなってしまう世田谷育ちの僕です。

そして、いつまで続くかコロナの影響。Rivendell、フレームの流通が追いつかない状況が続きますが、フレーム在庫がないうちもRivendellの素敵さを伝えるのが使命と思って、火を絶やさず発信します。「紹介されたって無いじゃないか!」と言わないでくださいね。いつか普通に自転車フレーム、パーツが流通するご時世に必ずなります。その時Rivendellに乗りたい!と思ってもらえるように頑張ります。



追記!今週末10/15金〜10/17日曜日まで、SIESTAでポップアップイベントがあるようです。
「L.L.BEAN vs EDDIE BAUER」だって、面白そう。

 

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以上タニでした。