一回心をフラットにしてみる。それが必要。
じゃないと嬉しすぎで暴走してどうでもいい事ばっかりのブログになってしまいそうで。
この度SURLYから声を掛けてもらい、日本のSURLYフリークとしてインタビューをして貰いました。
「HUMANOIDS OF SURLY.」
今思えば、あれもこれも書けばよかった、
そもそもSURLYの彼らはじめ見てくれる人が知りたかったのはこういう事じゃなかったのでは、などと少し不安にもなりました。
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彼らが用意してくれたそのブログやインスタでも見て分かる通り、
こういう人間が日本に居て、SURLYと関わって楽しく生きてるよ。
それが伝わるんだったらなんでも良いやって今これを書きながら思います。
(こっちが面白半分で送った写真をチョイチョイ使ってくれているところにも、彼らの愛とノリを感じています。おもしろいのツボが一緒っぽくて安心しました。)
もし補足出来るとしたら、俺以外にもこのHUMANOIDSに選ばれてもおかしくないSURLY好きは日本に山ほどいるって言う事を書けばよかった。
僕は本当にたまたま自転車屋で、発信できるルートとツールがあって、
思いがけない事がきっかけで選ばれただけで、
SURLYの事を僕と同じくらい好きでのめり込んでいる人も少なくないって思います。
SURLYをカッコよく組む人、SURLYカッコよく乗る人、SURLYイズムを楽しんでいる人。
俺もそうかなって思う人はもしかしたら選ばれてたと思います。
それぐらいSURLYは自由気ままに、関わる人に寄り添っているのがこのインタビューを受けて感じた事。
なんだか未知との遭遇やETを思い出した笑。
自分達が思っているほどの敷居はそこには無くって、
少し不器用で頑固そうだけど実はそうじゃない。
周りの事は気にしてないようでちょっと気にしてくれてる。
不愛想、むっつりって意味らしいSURLYのブランド名を改めてこんなとこでも実感しました。
SURLYスタッフのDANさんが不定期で書いている「HUMANOIDS OF SURLY」というブログ、
これで今回自分も紹介してくれていたんですが、他の方のインタビューも是非見て見てほしい。
人選にそのむっつりさを感じると思います。
それぞれにSURLYへの思いや趣味嗜好があるけれど、特に超飛び抜けている個性がある訳でもない。
そんな普通で飾らない個性を持っている人へ興味を持ってくれる変な目線。
そんな彼らが妙に愛おしいです。彼らも超普通。
そんな普通の人の為に自転車の事をマジに考えてる個性がある人達なだけ。
書いてたら伝えたい事がどんどん増えてきた…。
兎にも角にも、このインタビューを受けながら色んな人や物事のお陰でこうやって選ばれたんだなという事も感じました。
自分の組むSURLYを良いと言ってくれた、色んなお客様や仲間の言葉や応援が、
自分をここまでSURLYにのめり込ませてくれたんだと思います。
御返しにもっともっとSURLYの魅力を伝えたかったから。
まだまだ勉強しなければと思うし、もっと魅力を引き出せると思ってこれからも励んでいこうと思います。
そんな皆様に、SURLYに、有難う御座います。
すっごい嬉しい。SURLYに認めて貰えた事が本当に嬉しい。
本当に嬉しいです。
嬉しいついでにどさくさに紛れて自分のMIDNIGHT SPECIALを紹介してみる。
はっきり言わしてもらうけど全然フレーム入ってこなくて悔しい!!このバイクは去年出来ていたけど、
フレーム再入荷のタイミングで紹介しようと思って半年待っていました。
そして未だ入ってこないこのフレーム。
もう待ちきれなくなった。書いちゃいます。
(出来立てホヤホヤのピッカピカな時。自分のバイク感がまるでない。)
グラベルバイクでも、オールロードでも、ダートドロップでもあるような、
でもどこか足りないような、極端に秀でているような。
それぞれのフィーリングも意外な場面で感じれて、
足を引っ張りあっているようで実は補い合っている意外性の塊。
レーサーでもなければエクストリーマーでも無い。
ロードバイクもマウンテンバイクもどちらも興味は尽きない。
自転車に乗るというよりは遊ぶ方が好き。
本気で自転車に打ち込むのはちょっとアレだけど、
遊びで自転車にのめり込むのは大好きな自分にとって、
このバイクは一つの完成形になりました。
今はこんな感じ。
旅にも行ったしレースも出たし、
小さなトレイルと腹八分目なグラベルも行った。
何より日常で井の頭通りto甲州街道を800㎞位は走った。
ぶっといタイヤでサスペンションだけど、
ロードバイク設計でドロップハンドル、
サドルの上げ下げが自由自在で走れば勝手にライトが付く。
そんなチグハグな自転車。
動画でも話していた通り、当初はカーボンフォークで組み立てる予定だったのですが、
ROCKSHOXのこの色を見てクラっと来てしまい急な方向転換。
そのお目当てのROCKSHOXも中々入荷しなかったり、
イベントが差し迫っていたりで、結果MRPというブランドの真っ黒なフォークに、
結果、見た目のインパクト以上に乗り心地の衝撃がデカすぎて、この際何色でも良くなりました。
しかもいざ使ってみるとなんじゃこれ。
身体に優しいし何よりすんげー楽しい乗り心地だぞ。
オーバースペックだと思っていた物が不意にデイリーユースにフィットした。
VANSばっか履いてたけど急にNEWBALANCEとかhokaを履いた時の感覚に近い。
歳をとったからなのか(そうでないと思いたい)、1×1の時も今回もサスの沈み込みがとにかく気持ち良い。
20代の時に感じていたサスペンションのイメージとは全然違う感じ方なのが本当に不思議。
当時はなんでこんなに力が逃げるバネみたいな物を自転車に付けてるんだろうって気持ちだったけど、
今はそのバネで路面や段差をいなしたり、
自転車の乗り方が変わったのか、上手くなったのか、
パーツが進化したのかどれがアレか分かりませんがとにかくプラスに作用しています。
そのサスペンションを難なくこのフレームに飲み込める要因はこのぶっといヘッドチューブのお陰。
このフレームが出た時はそんな事しなくても…と思っていたけど、今は感謝でしかない。
お陰でこんな組み方へチャレンジすることが出来た。
不思議と街中でもフワフワな状態で乗るのが気持ちいい。
東京の路面って思ってる以上に荒れてるんかなってくらい。
そのフワフワが路面を気持ちよく撫でて進む、路面の抵抗が減って意外にもスピードが出る。
28cのロードバイクでかっ飛ばす方が速いとは思うんだけど、
タイヤの細さと硬さで路面の凹凸が体に響いて負担を感じるのは否めない。
もっとゴツゴツな場所で役立って欲しいと選んだこのパーツ、思わぬ所で真価を発揮しました。
因みにオリジナルのクロモリフォークでも乗ってみましたが、見た目以上に機敏なのがとても意外だった。
このバイクで、いつも1×1で遊びに行くシングルトラックを駆け巡った時、
「意外に乗れちゃう。っていうかこの遊び方も楽しいぞ…」と、ダートドロップの興味が湧きました。
ウルトラロマンスやクラストの面々が下ハンドルを握ってダートを駆け降りる姿を良く目にしていたけど、こういう事だったのかと身を以て知った。
このドロップハンドルはSURLYのトラックストップバーというアップライズの付いた少しニッチな形。
山の中では幅の広さが必要と思ったけど、ブラケット位置が広すぎるのも上手く扱えなそうとも思いこのハンドルを選択。
このアップライズは果たして何の意味があるのか、まだ分からないので絶賛確かめています。
もしかしたらフロント上げやすい?そんなことないか。
今回も懲りずにドロッパ―シートポスト。
謎にスチームローラーで付けたから今回は適当な所に収まった気がします。
トレイル遊びをするのに、無いよりはあったほうが何かとありがたいパーツ。
ドロップハンドルのバイクに付けるのは初めてでしたが、
オンロード、オフロードの使い分けがはっきりするのはこういったバイクが分かりやすい。
ダートの下りで前転しなくなった笑。
ミッドナイトスペシャル、ドロッパ―用のワイヤールーティーンが特別付いている訳じゃないのでしばし一休さんの如く頭を捻って出てきた方法で運用中。
「どうしても付けたいって執念が凄いね…」という誉め言葉が嬉しかったです。
ちなみにごくたまに足に引っ掛かかって誤作動するのもご愛嬌。
どうなっているか分かるかな??
ホイールは過去に乗っていたドリーマーから受け継いだ物。
軽いホイールを組んでおいて良かった。
あの時ノリと勢いと好奇心で選んだカーボンリム×ダイナモのキメラホイールは、むしろこの時の為にあったんじゃないかと思うほど。
進み心地も欲しいスペックも、バチッとこのバイクにハマった。
このバイク、タイヤ選びがちょっと楽しい。荒れた場所用も、舗装路用もどちらでも理に叶うし、両方兼ねたいい塩梅のタイヤを探してみたり日々模索中。
今はMARSとCOMPASSが気になってしょうがない。
結果、このバイクで何がしたいんだ?ってハチャメチャな全天候全地形自転車に仕上がった。
聞こえが良い様には思えない表現だけど、実際そうだから仕方ないし自覚もある。
「丁度良い」自転車を組む事も出来るし、それで良いって考えも当然良い。
湧き出る好奇心を止めれずに全部乗っけをしたくなる時、自転車が自由だという事を爆発させてしまいたくなる時がある。
自分が思いを巡らせて想像して期待して、そうやって選んだミクスチャーなパーツで組んだ車体は時に失敗もあるんだけど、
こうして納得できる形になった時、泣きそうになる。
なんかとにかくやべえ自転車が出来たかも…と。(ヤバいのは人なのかもしれない。)
自分にとってのそんな表現のキャンパスにSURLYは毎度なってくれて、しかも毎回ハズれない。
もしかしたらSURLYは、そんなギーク達のそれすらも見越してフレームを作っているのかも知れないと思うと感服してしまう。
この自転車は何用でもなく、僕が今乗りたいSURLY。行く場所も遊び方もこれからもっと探します。
通勤の町でも遊びに行く山でも、このバイクはとにかく楽しくて、
久しぶりに決めつけ過ぎないで思いのまま組んで乗ってみたら出た新しい答えでした。
いつも自転車の自由をふとした時に教えてくれて、改めてありがとうSURLY。
それでは。