FAIRWEATHERハンドルバーバッグADVがパワーアップして戻ってきました。

発売当初は別売りを検討していたフラップですが、テストライダーやユーザーからのフィードバックを経て、ついに製品化。

今回のロットから標準装備になりました。

それだけ、このバッグにとってフラップのメリットは大きいということで、その良さを、いくつかのポイントにまとめてみました。

▶︎雨への対応
ロールトップ開口部や前面をフラップで覆えるため、ロールトップ部分への雨溜まりを防ぎ、本体への浸水が軽減。

▶︎容量の拡張性
フラップと本体の間にマットやポールなどを挟み込めば、容量15L+αの持ち運びが可能に。
また、フラップ横方向に走る2本のデイジーチェーンにボイルストラップやスカーゴネットを設ければ、上着やポールなど軽量な荷物の外付けも可能に。

▶︎ラフでイージーな使い勝手
ロールトップを毎回きっちり巻いて閉じる必要がない場面では、フラップを被せて留めるだけ、という使い方も可能に。

▶︎本体の揺れとタイヤとの干渉
本体をフラップで引き上げる事で、本体の揺れ、そしてタイヤとの干渉の両方を軽減。

機能はもちろん、見た目にも大きく変化しました。

そして、このフラップの名前、Detachable Flap/デタッチャブルフラップ といいます。

その名の通り、フラップ部分が脱着可能です。

標準装備とは別途、単体でも購入することができます。

フラップの補修としてのご利用はだけでなく、本体と別のカラーを選んでカスタムするのも楽しいと思います。

費用は少々嵩むけど、カスタムを楽しみたい方へおすすめです。

 

さらに、フラップだけでなく、本体側のアップデートも少々。

要点をまとめると2つ。

▶︎ロールトップの中央部分にコンプレッションストラップが追加
バッグのねじれと揺れが軽減されました。

▶︎本体サイズがコンパクトに
縦横が一回り小さく。奥行きは大幅にスリムになった事で揺れに強く。
さらに、小さめの車体に取り付けやすくなりました。

上の画像は、SURLY STRAGGLERの49サイズでハンドルも標準的な高さにセットされています。
比較的小さなフレームでも、ラックなしで大容量のハンドルバーバッグを取り付けられます。

ただし、これはあくまで目安。取り付けの判断に必要なのは、フレームサイズではなく「ハンドルの下からタイヤまでのクリアランス」です。

というわけで、実際に測ってみました。

上の図の通り、ハンドル下からタイヤまでの距離は、22cm以上あればラックなしで取り付け可能です。バッグの沈み込みを2.5cmほど考慮しています。

また、ラックやバッグサポータを使う場合は、クランプ位置からラックのまでの距離は15cm以上あれば取り付け可能でした。

検討されている方は、ご自身のバイクを測ってみてください。

 

大きなアップデートの他にも細かなマイナーチェンジも。

サイドポケットはバックル付きに。

ポケット裏のスリーブは健在です。スマホやワイヤーロックの出し入れもスッと楽々。

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大型ハンドルバーバッグの良いところは、これ一つで沢山の荷物を収納できること。

逆に悪いところは、荷重が一箇所に集中してしまうこと。

なので、僕はいつも、”荷物を分散”させることをお勧めしています。

そして、”どこへ行って、何を楽しみたいのか”によってバッグのセットアップは変わります。

例えば、林道を走りキャンプへ行くようなライドの場合、

「Handlebar Bag ADV + Off Pack 18」の組み合わせがおすすめです。

身につけるバイクパッキングギアとして生まれた、Off Pack 18のきっかけになる会話でミンミンとよく話していたのは、「交通量の多い道を避けるために輪行することも少なくないし、林道ではバイクを担ぐことも少なくない。何より、気持ちいの峠道や林道に入ったらバイクのフィーリングを思う存分楽しみたい。」ということ。

”バイクにつけるバッグは一箇所、残りは背負う” というスタイルは、”キャンプとバイク”、その両方をバランスよく楽しめるセットアップです。さらに、”登山とバイク”というような、”自転車×遊び”の幅を拡張してくれるスタイルだと考えています。

もう一つ、別のライドシーンをあげると、舗装路がメインで景色を楽しみながら延々と走るような場合、

「Handlebar Bag ADV + Fork Pack」の組み合わせがおすすめです。

”荷物はフロント、そして重心は低く”というのは、ツーリングで親しまれてきた積載法の基礎的な考えです。その昔、バッグメイカーのSwift Industriesのマルティナから教わりました。荷物を載せた台車を引いて進むのと、押して進むのとどちらが楽か想像するとわかりやすと。

また、少々スタイルは変わりますが、長距離を走るランドヌールの世界を愛するRene HerseのJan氏もフロントバッグの良さを自身の記事で語っています。車体を傾けても登坂でもフロントバッグの方が走行性へ影響が少ないと。

前置きが長くなってしまいましたが、この考え方を活かせるのが、ハンドルバーバッグ+フォークバッグの組み合わせです。

ハンドルバッグへは手周り品、上着、雨具、シュラフ、などのな軽量物と使用頻度が高い物。

重心の低い位置のfork packにはクッカー、テント、着替え、食料、など少し重めのもの、使用頻度の少ない物を収納。

というような配分を心がけるとより効果的です。

そして、Fork Packのような所謂パニアバッグはフレームバッグと比較して奥行きのある形状なので、シュラフやクッカーの登山用のギアの大きさや形状と相性が良く収納効率が高い点でもおすすめです。

そして、荷物を身につけなくていいので体へのストレスが少ないというところですね。

このように、走る場所や日数、テント泊なのか、冬季なのか、手持ちのギアが収まるのか、何を楽しみたいのかによって、バッグの組み合わせは変わりますし、どのバッグに、何を載せるのか。そのバランスも大切です。

あれこれ考えている準備時間もバイクパッキングの楽しさのひとつだと思います。ひとりで悶々と組み合わせを探るのもよし、店頭でスタッフとあれこれ相談しながら決めるのもよし。自分の走り方やキャンプスタイルに合ったセットアップを探してみてください。

ライトなキャンプツーリングからウルトラディスタンスや長距離ツーリングまで、旅のお供にしてみてはいかがでしょうか。

ハンドルバーバッグADVの紹介でした。