どうもダンカンです!
今年も始まりましたね!ツール・ド・フランス!
そこまで自転車に詳しくない人でもツール・ド・フランスは聞いた事はあるのではないでしょうか?
ざっくり説明すると毎年夏にフランスを中心に行われる世界最大のロードレース。
約3週間かけて山あり谷ありのコースを走りながら数千キロを競う超ハードなレースです。
選手たちは1日200km近くを走る日もあって、それを20日以上も続けるタフさ。
全ステージを終えた時点で、トータルタイムが一番短かった人が「総合優勝」になります。
その中で今、最も注目されている選手のひとりが タデイ・ポガチャル。
昨シーズンはツール・ド・フランスの総合優勝はもちろん、もう一つの大きなステージレースジロデイタリアも総合優勝、さらに世界選手権でも勝利し「トリプルクラウン」を達成した世界最強のロード選手です。
ポガチャルが連覇で総合優勝するのか、22,23年と2年連続で総合優勝しているヨナス・ヴィンゲゴーが王座に返り咲くのか、さまざまなドラマがある3週間に注目です。
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そのポガチャルの走りを支える重要なギアのひとつが今日紹介するアメリカのカーボンパーツブランドENVEで、ホイールやハンドルをポガチャルの所属するチームUAEチーム・エミレーツに供給しています。
また同じくツールに参戦するTeam TotalEnergiesはチームバイクとして僕と大地も乗るENVE MELEEを採用しているのですが、昨年のツールではステージ優勝もしていてレースバイクとしてのポテンシャルも持ち合わせていることが証明されました。
とはいえピュアなレースバイクではなく乗り心地がよく、安定感のあるフレームなので誰が乗っても快適かつ速さがあるフレームになっています。
そのMELEEのニューカラー3色が少し前に発表され、オーダーしていたフレームが在庫として入荷してきました!
カラーはGROSS ENVE BLACK。
名前の通り艶ありのブラックを基調にロゴやフレームフォークの内側はシルバーになったシンプルながら存在感のある一台になってます。
サイズは54。
身長179cmの大地も乗っているサイズで175cm前後の方が適正になりますが、サイズ選びに不安があれは相談して下さい!
以前まではフレームセット、ハンドル、ステム、シートポストのセットでの販売でしたが、今回の入荷からフレーム・フォーク、ヘッドセット、スルーアクスルのみになりました。
ハンドル、ステムの種類やサイズ、シートポストのオフセットなど後から選べるようになったのも嬉しいポイントです。
そしてフレームに合わせて入荷はしていたけどまだ紹介できていなかったアイテムもオンラインストアへの掲載完了したので合わせて見ていきましょう。
AR=ALL ROADで舗装路からダートまであらゆる路面に対応するドロップバーになっています。
バートップはエアロ形状になり、フード部分からドロップ部分までの複雑な曲がりは造形の自由度が高いカーボンならでは。
実際自分のmeleeに使っていますが、若干のフレアと曲がりが手に馴染みブラケットでもドロップでも安定して握ることができます。
もう一つが*ENVE* cim water bottle cage
カーボン繊維を混ぜ込んだ樹脂で整形されたこのケージは既にラインナップされているlightweight carbon cageよりも重量こそ増えますが、耐久性と保持力を高めグラベルやMTBでの使用も考えられています。
とはいえ31gと軽量でお値段もお手ごろ、極め付けはMADE IN USAってことでとりあえず2個は買っておこうと思います。
ここからは先日納車したMELEEのバイクチェック。
とんでもない一台を組み付けさせてもらいました。
やはり目を引くのはCOOK PAINT WORKSで塗ってもらったカスタムペイントでしょう!
SRAM REDがモデルチェンジした時に限定で販売されたMELEEがあったのですが、そのカラーをアレンジしたペイントを施しました。
フレーム、ハンドルはもちろんコラムスペーサー、ヘッドセットカバーの小物も同色になっています。
ENVEロゴは銀箔を貼り付けたシルバーリーフになっています。
ハンドルはポガチャルはじめUAEチームが開発に関わったステム一体型のSES AERO PRO ONE-PIECE HANDLE BARを使いました。
ホイールはもちろんENVEでリム高がフロント50mm、リア56mmのSES4.5。
実はこのリムもペイントされていて、ロゴがシルバーリーフ、SES4.5のロゴもクリアレッドでペイントされていて細かい部分まで抜かりない仕上がりになっています。
ハブはCHRISKINGのR45でカラーはフレームに合わせたレッドで、BBも同じくKINGになっています。
コンポはSHIMANO DURA-ACE Di2。
クランクはDURA-ACEのクランクよりも軽量なROTORのALDHU Carbonでチェーンリングは楕円のQringsを使っています。
リアディレーラーはCeramic speedのビックプーリーに交換。
プーリーカラーもペイント、CHRISKINGと合わせてREDになっています。
見た目も性能も本当に妥協無しの1台に仕上がりました。
以前も別ブランドのカーボンフレームに乗っていたオーナーですが、MELEEの方が乗り心地が良いのに踏めばしっかりスピードも出て長距離も難なくこなせるとのこと。
自分自身も乗っていますがMELEEが久々のカーボンフレームで他のカーボンのバイクとの比較ができなかったので、内心前のバイクのほうが良かったららどうしようかと不安でしたが、こうやって乗り換えた方からの良い評価に心の中でガッツポーズでした。
ツールのレース展開も気になりますが、毎回革新的なアイテムを出してくるENVEにも引き続き注目していきたいと思います。
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