今日は個人的にも気になってるバイクを展示車として組み上げたのでご紹介。
かなり私的要素も詰め込んだバイクですがご参考にして頂けたら幸いです。
*BLACK MOUNTAIN CYCLES* la cabra (16″)
ニュージオメトリーにて入荷したla cabra。
詳しくはこの動画で確認して頂くのが理解し易いかと。
まずジオメトリーは置いといても「Yellow Gray」のニューカラーが大変好み!
落ち着いたトーンのカラーで今の僕の気分にピッタリ!
セグメンタルフォークフェチなんもんでこのフォークだけで購入動機になりえるんですよね。
豊富なダボはその時の気分やライドに応じてくれるであろう頼もしさ。
今回組み立てたのは16インチ。新ジオメトリーになって、シートチューブ長が長くなった=トップチューブのスローピングが緩くなった旧15インチ。
ココが個人的に良い。僕の身長は163cm。
この手のバイクはどうしてもスローピングが激しくなっちゃう問題は自転車に乗る様になってから付き合い続けて来ました。
勿論乗りやすく安全に乗れるサイズを選ぶのが当たり前ですがルックスが気になるのも僕のイケない所。勿論これは僕の個人的な意見なのでスローピングが付いている方が良いという方も多いと思います。
クリントのバイクのこの感じもカッコいい。
V1(バージョン1)な訳ですからマイクさんがラカブラの仕様を決めて生産化した第一号って事で貴重になっていくロットでもあるんですね。
これも完成したジオメトリーな訳ですからどっちを選んでも間違いなし。
シートチューブを伸ばした事に伴ってヘッドチューブが短くなってます。これによって前傾姿勢が作りやすくなっています。
マウンテンバイクなら高い方が良いんじゃない?なんて勝手な偏見を持ってましたが組んで乗ってみると、なるほど。
谷さんも先日のブログでも書いてましたが想像以上に軽快に走るラカブラはグラベルバイクに近いポジションが調子良いくさい。
写真の位置は僕が乗るつもりで組みましたがもう少し低くするorステム角度をつけても良さそう。
試してみたかった事。ラカブラはブースト規格を使用しているんですが本家サイトのスペックにのクランクの欄にはこんな一言。
「Non-boost 1x is ideal up to 34t. Anything wider, like Boost, is compatible. 」
(ブーストじゃないなら34Tまで。ブーストみたいな広いクランクにも対応してます)
ブーストクランクじゃなくてもいいらしい。気になったのでBikepacking.comのレビューも読み込んでみました。
気になる方は翻訳して読んでみると面白いと思うので良かったら。結論から言うとローギア時でチェーンが静かに動作し、チェーンとチェーンリングの寿命が長くなる。との事で。
試乗してみると確かに。こんなメニアックな事まで含んだマイクさんの設計に唯々感心するばかり。
ホイールは最近気になるASTRALからOutback / アウトバックを使ってみました。
そもそもラカブラはMAXタイヤクリアランスは29 x 2.4” or 27.5 x 2.8”のコンパチですが今回は29インチ。
林道遊びする為にオンロードは避けては通れないのは常なので、ある程度の巡航性も欲しい所。
正直僕の遊び方だと27.5 x 2.8”が必要になるような所に行く事も少なそう。
アウトバックのリムは35c~2.6”まで許容するリムなのでグラベルバイクからトレイルライドのバイクまで使える万能リム。
ホイール組した感触も上々で個人的にも欲しくなってます。
ASTRALのリムはバルブホールに星条旗ステッカーがカッコいい。欲しい。
転がりの良い2.25”のタイヤで組んでます。がMAXクリアランスの2.4”も試してみたい。
如何せん日常使いも考えると転がりの良いタイヤを選びがちですが、そもそも休日のライド用と割り切ってしまってそれに特化したタイヤにするのも良いでしょう。
ラカブラじゃないと出来ない事を盛り込んで自分のを組んでみたい。
折角なので12速になった新型GRXで組付けてます。
スプロケの大きさにびっくりしますがどんな道でも行けそうな心強さも感じます。
最新コンポなんて普段気にしないタイプですが休日の林道が楽しくなる予感がします。(機材で少しでも楽になれば…)
そもそも僕が強烈にラカブラが気になってる理由としては、
いつかダンカンさんに連れてって貰った鬼林道。
僕がオフロードバイクに行く際はリッチーのスイスクロスの出番になるんですが元々はシクロクロスバイクなので良い所40CのタイヤがMAX。
大体の林道はこのサイズで走って来た訳ですがこの日はまさか転んでしまう事に。とほほ。
この日は笑ってヘラヘラしてましたが実は悔しかったのです。恥ずかしくて誰にも言ってませんが。
このライドをきっかけに更なるオフロードバイクへの欲望が出て来た訳です。ですがこのライド自体数年前の話なんですがこの期間僕の琴線に触れるバイクに中々出会えず。
そして、今!ニュージオメトリーで入荷したラカブラが気になりすぎる!って訳です。
お察しの通り複数台持ちの僕ですが意外と手持ちのバイクのラインナップには無いバイクなのでポッカリ空いてる穴を埋めてくれそうな予感…
(弱点をついて手持ちポケモンの構成を考える感覚に近いんですけど、共感してくれる方いますかね?)
自身でフレームを企画して工場を動かし量産にのせ自身が運営するバイクショップで販売する。という全メカニックの夢みたいな事を御一人でこなしてるマイクさんには最大限のリスペクト。文章にするとサラッとした事になってしまいますが、これがどんなに大変な事かを考えるとそれだけで欲しくなってしまいます。
今回紹介したバイクは幡ヶ谷店の展示車として試乗も出来ますのでお気軽にどうぞ。
BLACK MOUNTAIN CYCLESのLa cabra。僕が今一番気になるフレームです。