きっと待ち望んでいた方も多いであろうフレームのお知らせをさせていただきます。
”LO PRO”と”METROPOLITAN”
ニューヨーク、ブルックリンに拠点を構える “AFFINITY CYCLES”より約2年ぶりにブランドの象徴的な名作トラックフレームである2種のフレームが入荷することが決まりました。
まずは”AFFINITY CYCLES”と言ったらなLO PRO。
カラーバリエーションは3色。
Cognac Brown (Japan Limited Color)
Iridescent Grey
Keirin Sparkle Black
ブランドと同時に生まれたフレームとして知られているLO PRO。
時を遡ること2007年。現在は2024年。リリースされてから約17年という長い年月を経ていようと、未だにアップデートされながら作り続けられています。
トラックバイクカルチャーが犇めき合う中、衝撃を与えたであろうパシュートスタイル。
その唯一無二な造形から想像出来るキリキリとしたスリリングな乗り心地はきっと虜になるんだろうなとタクマの走っている姿を見れば伝わります。
ホイールベースが短く、ヘッド角の立ったジオメトリ。
ニューヨークの街を走り回り過ぎているメッセンジャー達とテストを重ね上げ、生まれたという背景も堪りません。
タイヤの最大クリアランスは35c。
お次はぼく自身も乗っているMETROPOLITAN。
カラーバリエーションはこちらもLO PRO同様3色。
Lilac Breeze (Japan Limited Color) ※XS, Sサイズのみの展開です
Film Grain Black ※M, Lサイズのみの展開です
Keirin Sparkle Black
AFFINITY創設者Jasonさんの競輪へのリスペクトから2009年に誕生したことでも知られているフレームです。
LOPROとは全然違って、ホリゾンタルの美しい造形がこれまた惹かれてしまうポイント。
ぼくは2022年の入荷時に撮影でこちらに乗らせてもらった時、ビビビとなってしまいました。
LOPRO同様、ホイールベースが詰まっていて、細身で美しいシルエットから想像出来るように走りも伸びやかで街を走っているといつの間にか気持ち良くなってしまいます。
2024年はMASHの入荷もありなんだかSinglespeed、Fixed gearの年なのではないかと勝手に思っている次第です。
2種のフレームですが以下のスケジュールで実際に手に取っていただけることになりました。
<発売日程>
ブルーラグ店頭発売:2月23日(金・祝)12:00~
オンラインストア発売:2月25日(日)19:00~
*︎入荷数の都合からLo Pro M,Lサイズは幡ヶ谷店のみでのお取り扱いになります。Sサイズは全店でご用意しています。
*︎冬季であり、また雨天も予想されていることから、各店判断にて開店時間を早めることがあります。
*︎入荷数を超えるご来店をいただいた際には、急遽抽選となることがあります。(4本入荷に対して幡ヶ谷3名、代々木公園3名とご購入希望が重なった時)
*︎店頭で完売したカラーやサイズのオンライン販売はありません。
(できるだけ皆さんにご迷惑やご負担をおかけしないように対応していきますので、どうぞご理解をよろしくお願いいたします。)
店頭展示車も発売日に合わせて各店舗ビシッと準備させていただきますのでお楽しみ下さい。
乗りたくなってしまったり、フレームについて聞きたいことがある方はお店へご来店頂き、各店のスタッフに相談をしていただけたら幸いです。
御遠方の方もお気軽にお問い合わせ下さい。
前回、CRUST BIKES ”BOMBORA CELOS”についての思い出話をしたばかりなのですが、今回はMETROPOLITANとの思い出話を記録に残させていただきます。
お時間ある方は下の方へスライドしていただけたら幸いです。
-METROPOLITANとの思い出話-
2023年の3月、鹿児島の友人がsteamrollerを組んでくれたことから振り返ります。
納車後の夜、鹿児島の街を2人して気持ち良く走りました。
その時間はとても有意義で、FIXED GEARに乗る楽しさを改めて気付けた時間でもありました。
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改めて見る映画プレミアムラッシュ、帰宅後の夕飯時にはterryさんのHotline、その日の体力が残っているときはメッセンジャーバック背負って方南町のドンキホーテまで走ったり。
Fixed gear(固定ギア)でしか感じられない独特な感覚はついクセになってしまいます。
2023年、間違いなく一番盛り上がった自転車イベントは何?と聞かれたら’’CMWC’’と答える人も多いはず。
この大会があったのもあって、自分の中では大きなFixedムーブメントが起きました。
CMWCへ参加して、実際にデリバリーレースに出た事は将来の自分もきっと喜んでいるはず。
本当にみんな自転車乗るの上手で、レース中はみなさんの漕いでいる姿を間近で見れてぼくは ”大興奮” 状態でした。
マサさんを始め、弊社カメラマンの皆さんが撮ってくれた写真がflickrに上がっています。素晴らしい写真ばかりなので是非お時間ある時にでもご覧になって下さい。
見返しながらあの時の感情を思い出して、過ごした時間についつい嫉妬してしまう今の自分です。
そして昨年、実は地元鹿児島に帰る機会が多かったなと振り返ります。
そんな時、どの自転車を持って帰っていたかなーと振り返っているとぼくは毎回METROPOLITANを選んでいた事にふと気づきます。
(ギアのないシングルスピードは良い意味で気を使わないので輪行に適しています。)
そして冒頭にも振り返ったけど、友達がstearollerを組んでくれて本当に嬉しい!だって地元で一緒に乗りに行ってこの楽しさを共感できるのだもの。
都会でこういう乗り物に乗るのも楽しいけど、田舎で乗るのも新鮮で凄くいいです。
鹿児島なんて、少し走れば道路もガタガタ、山の方へ行けばシングルスピードでは登りきれない上り坂なんだけどその全てがこっちに合わせてない感じでヤケに楽しかった。(全然スムーズに前へ進めない感じが悔し楽しい)
2023年の真夏の8月には友人とあぜみさんと3人で猿賀城という川がある所まで行ったりしました。
ギアのない自転車で登り坂を漕いで汗かきまくって川へドボン。(語彙力無いですが、この気持ちよさ伝わって欲しい、、、!)
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友人も楽しんでくれたとても思い出深いライドになりました。(夏あたりに鹿児島行った際はぜひ猿賀城へ!登りに登って辿り着く川は最高に気持ちいいです。)
最後は昨年12月に行われた秋ヶ瀬バイクロアの前日に組み直したのでそちらのバイクチェックをします。
トラクロというハードコアなレースにずっと憧れがあるのですが今回も参加せず、、、。
2024年はトラクロへ参加することも実は自分の中の目標だったり。
何はともあれ、レースに参加するならこんなセッティングで!なんてことを妄想しながら夜な夜な組み直すバイクロア直前の夜。
それでは写真を見ながらパーツを見つめていきたいと思います。
*AFFINITY CYCLES* METROPOLITAN
まずはフレーム。ホリゾンタルが美しく、この手の綺麗な見た目に惹かれる人も少なくないはずです。
自分は身長181cmに対してサイズはMサイズ。より機敏でクイックな操作をしたいことからLサイズは少し大きいかなと思いこちらのMサイズに決めました。
少し前にコラムをほぼベタ切りしてしまい、ほんの少しだけ後悔、、、。(いつかカーボンフォークをカスタムしたい。)
ヘッドセット、ハブ、シートクランプ、見えないですがBBもPHILWOODで。
皆さんもご存知の通り、ぼくらスタッフも使用率も多く、本当に長く付き合える一生モノといっても過言ではないパーツたち。
FIXEDから一時FREEにした時があったのですが、その時初めてBBの滑らかな回転具合に気付き、感動しました。’’漕いでて本当に気持ちがいい’’ なんて思わせてくれるパーツ達です。
そして、以前先輩方がYOUTUBEにてPHILWOODのことについて話している会がありますのでお時間ある方は是非。
金子さんがstainless製のヘッドセットのステムキャップに映る青空を見てエモくなる。なんてことを仰っていたのですが、全く同じことを自分も思っていました。
鏡のないぼくの家ですが、これがあれば多少鏡代わりになったり、、、。
Chainringはデジさんから譲っていただいたAARN。trico camoの柄が緑多めのパーツ構成にハマったくれました。(CNC加工によって生み出されているこちらもまたいつ見ても美しいです。)
そしてHUBは片切り派です。両切りも便利で良いんだけど、なんか片切りって潔い見た目で大好きです、、、!
以上、ぼくなりのトラクロ仕様のMETROPOLITANでした!
2024年はMASHの入荷もあって社内ではsingle speedに乗りたい気分になっている人も少なくないはず。
ぼくもブログを書きながら今年もまたMETROPOLITANにたくさん乗りたいと意気込んでいます。
早速先日、街乗り仕様にまた組み直したのでまた仕様の変更点など紹介できたらと思っています。
それでは、長々と綴りましたが読んでくれた方ありがとうございます。
AFFINITY CYCLESのフレームに跨って、NYを走っているかのように東京をバンバン走りたい。
このチャリに乗っていると、なんでかスイッチが入ってしまいついついスピードを出したくなる。
東京だけではなくて、地元鹿児島でもまた走りたい。
以上、幡ヶ谷店のカイセイでした。