遅くなりましたが新年のご挨拶。本年も宜しくお願い致します。
2024年最初の話題は、
去年の暮れに発売となったMASH STEEL2024の話。
今回はまさかの6色。
もう一回言います。6色のリリースでした。
やってくれるぜマイク。
ふと気になり過去の色も遡ってみたら、なんと今回のを含めて21色!!
(気になる方はBLUELUGのフリッカーをご覧ください。一回全部並べてみたい。)
見返してて、そういえばこの色あった~とか最近この色全然見ないな…的なレアカラーの存在も感じる。
あの時買っとけば良かった…と思ったり、
もしかして来年は…なんて期待感を持ったり、
カラーリングでドギマギさせられるフレームって思えばあんまり無い。
やるなマイク。
2024年の今季はまさに大豊作。
ラインナップの中で気に入らない色は無い位、それぞれに個性も雰囲気もバッラバラな粒ぞろいだった。
そんなタイミングで僕は悩んでいた。
乗っているINDY FABよりもう少しラフに扱えて、よりトリッキーなライディングに向いたトラックバイクが乗りたくなってしまった。
昨年のCMWCが決定打だったかもしれない。ヒラヒラと自在に扱うメッセンジャー達のライディングにやられた。
INDYは本当にとても肌に合っていた。
ハンドメイドって事や、フルオーダーで作られたものだからこそ、
こんな乗り心地は今まで体験した事がないと思うほどに身体と気分にフィットしていた。
安心してスピードを出せる、ほど良くスリリングで、
レスポンスも年相応にオトナなトラックバイクだった。
しかし突如襲ってきたのは今以上のスリルと、アグレッシブさへの欲求。
そんなヒリついたフレームが欲しくなっていた時期だった。
(鈍った身体がスキッドもウイリーも忘れてしまったから。こんなに出来なくなってて心底悔しかったから。)
そんな折にSTEEL新色のアナウンスが。実物が届くまであまり意識してなかったけど、
この色にガツンとやられた。スーパーやられた。
おいおい待ってくれこの色は反則だよ…。
もうコレしかない。
一夜あれば充分。早く乗りたい欲求のままに組み上げた。
紆余曲折あってこの色になったけど。でも大満足。
ブレーキ以外は全部載せ替えた。
なんせ全てが逸品で想い入れのある現役達。
唯一変更を余儀なくされたのはブレーキ。PAUL MINIMOTO BRAKEには色を入れようか迷った。
シルバーかブラックは僕にとって安牌じゃない。
最後まで迷って、汚れていく様を見たくて普通のシルバーに。
グリップで色を入れたのは、初めてMASHを観た時の事を思い出して。
意外かも知れないけどOURYは当時MASHのメンバーも付けてた。
MASHはクール。だけどどこかお茶目な部分もある。
この不思議な違和感は今でも一貫してあるなと所々に思ってて、そんなゆるい雰囲気をバイクに入れたかった。
2015年MASH来日の際、DYLANがPARALLAXに付けていたのが印象的でトラックバイクにあえて付けてる。
コンチネンタルのタイヤで前後揃えたい。でもスキッドして気持ちよく使えるタイヤが無かった。
gatorskinも近年は良い値段するし。もったいない。
探していた時、あるタイヤに28cがラインナップされている事に気付いた。
MASHと地元が一緒のRIVENDELLの面々が好んで使っているcontinentalのcontact speed。通称“BASKET BALL TIRE”
4か月くらい使っているけど、軽いし安いし、削れても走り心地に嫌な感じがしない。
なにより滑り心地が気持ち良い。タイヤを削るってよりかは滑らせてる感じ。
vittoriaのrandonneurとライバルになる予感がする絶賛布教中のタイヤ。
ステッカーと落書きは多分どんどん増えていきそう。
俺の日常がどんどん染み付いてって欲しい。
乗った瞬間、そうそうコレコレって思いっきりペダルを回した。
一緒に帰ってた同僚をぶっちぎるくらい。
最初のひと漕ぎからHEY!!GOGOGO!!!って気分になる。
気持ちより先に自転車が進もうとしてる感じ。
本当にそんな感じ。
「とりあえず乗りこなしてみな。うまく扱えたら俺達の仲間にしてやる。」
俺のイマジナリーMASHメンバーが語りかけてくる。
昔の感覚はまだ戻ってこないけど、
当時必死になって練習してた思い出とか、気持ちとかがまた呼び起された。
「まだまだ全然出来るんじゃないの?」と、このバイクに煽られてる日々が続いています。
このバイクを乗った事でINDY FABの良さにも気付けた。
それぞれの味付けや個性はブランドごとにはっきり出る事。
だからハンドメイドでオーダーする意味もちゃんとある事に。
ありがとうINDY FAB。
今度はもっとピーキーなのをオーダーするかも知れないけど、その時は宜しく。
追ってMASHはALL ROAD FRAMEの新色を、本国だともうリリースされているようだけど、
勿論日本でも発売します。そう遠くない日に。
だいぶご無沙汰だった。どんなバイクだったっけ…と真新しい気持ちで興味を持ってもらうのも良し、
自分がこのフレームを初めて組んだ時の感想も貼っておくので良かったら参考にどうぞ。
こっちの色も今回豊富。スーパークールでFASTなバイクを組みたくなる色もあるし、
組みたい雰囲気とカラーリングが良い意味でケンカしそうなのもあって捻くれてる。
超良い意味でね。
俺たちを試してるなマイク。
久しぶりに会えるあのフレーム、なんだかワクワクしてる。
首を長くして僕らも待ちます。乞うご期待を。
それでは。