本日27日を持ちまして怒涛の2022年の営業が終了しました。
なんとか締める事が出来て各スタッフ一先ずホッとしてる所です。

個人的にはBLUELUG的トピックスである鹿児島店オープンに少しでも携わる事が出来てたのが良い思い出です。

(桜島が既に懐かしいし、空腹状態で小金太ラーメンに行きたい)
 
新年の営業に関しましては、

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・お
・正
・月
1月4日(水) 全店2023年営業開始
1月5日(木) 全店営業
1月6日(金) ✖︎全店おやすみ・・・
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(以降のアナウンスはまた新年させてくださいませ)

オンラインショップのご利用に関しましてはコチラをご覧ください!
(まだ間に合いますよ!年末のご褒美!)

閑話休題

何時だったか忘れたけど、どうやら「少なくても年に1台は勉強のつもりで増車する」って言ってた様で度々今年は自転車買ってないんですか?って聞かれる1年だった気がします。
そーいえば今年は自転車が増えてないなーなんて、自分の事ながらぼんやり考えてたんですけど年内滑り込みで間に合いました。安心してください。

そんなこんなで年内最後のブログはまさかのマイバイクチェックで締めたいと思います。
書いてたらめっちゃ長くなってしまったので年末年始の箸休め程度に読んで貰えたら幸いです。

*Frances* Tourist

*Frances* Tourist

カルフォルニアはサンタクルズでJoshua Muir(ジョシュア ミュア)さんの手によって制作される“FRANCES CYCLES/フランセス・サイクルズ”
本家ページのトップからして最高なのが伝わるので是非飛んで。(ダブルニーにシャツインのスタイル真似したい)
弊社ではフレームに先行してfarfarer trailerを取り扱いさせて頂いてます。

僕がこの”FRANCES CYCLES”を知るきっかけになったのは数年前のNAHBSに行った谷さんからのお土産話でした。

左ご本人さん。
トレーラーもそうですが本家ページの様なカーゴバイクが得意なビルダーさん。

余談。
実はNAHBSで展示されてたフロント小径のこのタイプ。ずっと上馬店に吊るしてあったんですが晴れて嫁ぎ先が決まりました!

ついついカーゴバイクに目を行きがちですが帰国して谷さんがボソッと「奥さんの乗ってるツーリングバイクがカッコ良かった。。。」って言ったのがずっと気になってました。(もう少し声大きかったかもです。フィクションを交えつつ)

時は流れて、、、

何がきっかけだったが分かりませんが谷さんと今野さんと「ネオランドナー」について熱く話す日々が続きました。
IFも勿論気に入ってるんですが、正直谷さんのお土産話の”FRANCES CYCLES”が忘れられずに春頃にオーダーしました。
何より本家ページから飛べるフリッカーのバイクの写真やジョシュアさんのIGから感じれる“雰囲気”や“空気感”に惚れたのです。自転車って金属製品何ですけどジョシュアさんのバイクはどこか“ぬくもり”を感じるので。
(娘ちゃんがサッカーしてるぽくって可愛いです。ジョシュアさんもコーチしてるくさい。お気に入りはハロウィンの仮装を作るのに全力な所。つまり良いお父さん!)

IFをオーダーした時の採寸があったのでそれを参考に谷さんに提出して貰いました。
なるべくヘッドチューブは長めに、跨ぎもパンパンになる様な所謂「フレンチスタイル」に近くなる様に。このご時世にディスクブレーキでも無ければスルーアクスルでも無いバイク。
時代に逆行するようなオーダーですが僕には【とっておき】のオーダーなワケです。

ここまでがオーダーに至るまでの経緯。

長くなってしまった。。。
やっとバイクチェックして行きましょう。

*Frances* Tourist

まずは目を惹くフロントラックも勿論ハンドメイド。
当たり前ですがこのフレームに為に作られたラックですから、フレームとの一体感が最高です。唯一無二のラックを使う贅沢。
ハンドメイドならではの曲げステーや徐々に広くなっていく天板など大変気に入っております。

*Frances* Tourist

*Frances* Tourist

直付け出来るライトマウントやフェンダー用のダボ。全てが僕の理想形のラックでした。
ダイナモの配線ルーティングは内装ではなくて外出しでクルクルの中を通るのが愛おしい。
ポリッシュのパーツで統一しようと思ってましたが組み立てながら「何だかバイクに気を使ってて自分らしくないなー」って思い始めたので思い切って*SON NABENDYNAMO* Edelux IIはカラー物にしました。遊び心を忘れない大人を目指してます。
(フォーククラウンのラグカッコいい‼)

*Frances* Tourist

*Frances* Tourist

超余談ですけど海外ではダイナモライトをノンドライブサイドに付ける事も多い様なのでフォーク側の配線はその様になっています。
ラックのライトマウントはオーダー時にドライブサイドに来るようにお願いしてます。
こういった細かな要所もならではで面白いですし愛すべきポイントになって来る訳です。

*Frances* Tourist

*Frances* Tourist

デカラーと一体のステム。こちらもビルダーお手製のステム。
今まで後付けのデカラーを使ってきた僕には感動の逸品。ステムだけでも欲しい。
髭ぽい飾りもジョシュアさんの遊び心が感じれてうふふなポイント。
*Frances* Tourist

今回も数年前にオーダーしたSWIFTのozett(現peregrine randonneur bag)を。
このバッグスタイルがやっぱり大好きです。
このバイクの為にバッグも新調しようかとも思いましたが試しに載せてみるとしっくり来たので今回も続投。
因みにこのperegrine randonneur bagですが残念な事に廃盤が決まっておりまして大好きなバッグなだけにショックを隠せません。
現在ストックがあるもので終了となりますので気になさっていた方は是非手に入れて欲しい!


(一旦話がズレますが、、、)
という事で最後のワガママ発動!最終カラーオーダーのタイミングで魅力的なカラーで作ってもらいました!
どれも魅力的なカラーのバッグ達ですが、中でも気に掛けて欲しいのはコチラ。

完全に自分の欲しいでカラーオーダーしたコチラの組み合わせ。他スタッフからは好評だったので期待したい!
どなたか是非!自信作です!

他のカラーも良カラーばかりで金子さんもアロちゃんもこの表情。

(バイクチェックに戻って、、、)
そんな状況も踏まえつつまたいつか復活してくれる事を願いながら彼女達が作ってくれたこのバッグを末永く使おうと決めました!

*Frances* Tourist

ハンドルは松本さんから頂いた*FAIRWEATHER* M174AA all road bar
クランプが25.4のドロップハンドルって希少な存在。ランドナーバーでも良いんですけどこの174は普段のロードドロップに近い形なので違和感無く握れます。
デュアルコントロールレバーでも不自然な握りにならないからネオランドナーにはピッタシだと思います。

*Frances* Tourist

レザーバーテープを巻いたのでレザーサドルをチョイスするのがマナーだと思いますが*SELLE ITALIA* flite 1990 saddleにしました。
これは僕がいつも参考にする海外のサイクリストさんへの憧れも強いんですがいつぞやの動画でトミーが言ってた座面の合わせ方をしたらマジでびっくりする位しっくりしたので気に入って使用中。やっぱりfliteは新品より馴染んだ位がカッコいいですよね。

*Frances* Tourist

こんな所にもビルダーさんの拘りを感じ取れるのもハンドメイドならでは。
所々にそのビルダーならではの趣向が感じ取れるのがハンドメイドバイクの楽しみですよね。

*Frances* Tourist

カンチブレーキはPAULにしました。
ライトとカラーを合わせて*PAUL* moon unitも添えてみました。所謂「チドリ」って呼ばれるパーツなのですがここを変えると剛性が強くなるのでブレーキタッチや効きが良くなります。
実際に自分のバイクに取り入れるのは初めてでしたがしっかり体感出来るのでカンチブレーキユーザーさんは導入を検討して欲しいパーツ。

*Frances* Tourist

*Frances* Tourist

*Frances* Tourist

乗れるなら一生乗るつもりでオーダーしたバイクなのでハブは*PHILWOOD* 11-speed road hubの最強ハブにしました。ベアリングやフリーボディは勿論何ですけど何度組み替えてもヘタレそうにないフランジは十年後も組み替えて使ってる姿が容易に想像出来るので、長い相棒になる事を思ったら正直手の出しやすいお値段では無いのだけれど採用となりました。沢山乗って回収しようと思います!
650Bのリムブレーキと言えば僕は*PACENTI* brevet rimなので今回も。ぶっちゃっけこれよりも丈夫でタフなリムは存在しますが、リム幅、ルックスが僕の好みのバイクと合い過ぎて使いがち。
クラシックな見た目ですがチューブレス対応なのでそっちでも使ってみたい。
ということは現在チューブドで乗ってる訳ですがタイヤは*SOMA* grand randonneur HD tireを使ってます。SFのブランドってだけでsomaは放って置けないし、4mm!っていう笑っちゃう位超極厚トレッドはパンクのリスクを回避してくれそうだったので採用。ブラウンサイドにスリックパターンのロゴグレー。グラベルキングに飽きた僕には刺さりました。多分サプライさんが在庫した。流石。
その代わりめっちゃ重いっす。笑 
軽さ重視ならグラベルキングを選びましょう。

*Frances* Tourist

言い続けてるネオランドナーですからフルフェンダーは当たり前です。IFに続き今回もhonjoさんのフェンダー取り付け。
honjoフェンダーの取り付けって大変なんだけどパズルを組み立てるみたいで実は結構好きだったりします。(休みの日に店に来て缶コーヒー飲みながらチマチマする時間が好きです。)
勿論「泥除け」としての性能は勿論なんですがこのスタイルが好きでわざわざフルフェンダーを付けてる節もあります。
今はマッドフラップを付けようか検討中。

*Frances* Tourist

工場見学にお邪魔させて貰ってからより愛が深くなった三ヶ島ペダル。数あるラインナップの中でもお気に入りは*MKS* solution pedal
この手のバイクにビンディングペダルを使うのは海外のサイクリストあるあるなのですがそこまでストイックになれないのも事実。
片面フラットのこのペダルはビンディングじゃない面もピンが打っていてグリップ感良好。
普段の通勤はスニーカー。偶にのライドはビンディング。なんて僕みたいな人に持ってこい。

11月のJCMCはこのペダルで出ました。写真のスイスクロスは通勤でも使っていたので前日にわざわざペダルを交換するっていう手間も無いのでズボラな僕には大助かりでした。

デジタル的銘品ペダル認定のSOLUTIONなんですが実はワンロットの限定生産だったって知ってました?
増産される予定も無さそうなので売り切れたらそこで試合終了なペダルなので、買っておけば良かったなー。ってならない様にご注意を。一先ず僕は色違いで買っておこうと思います。

*Frances* Tourist

いつかのチュウヤンさんのブログで紹介されてたポートランドで見かけたバイクのサドルにヒトカゲのキーホルダーが付いてたのが衝撃的に記憶に残ってて僕も真似したいって事でフリマで見つけた当時物のアスカをバッグに付けてみました。めっちゃ顔似てない。まぁ、お守り代わりみたいなもんですね。
「キーホルダーバイク」って2023流行んないですかね?流行んないか!

*Frances* Tourist

なんで年の瀬のこのタイミングに自分のバイクを紹介してるかというとこのヘッドバッジを自慢したかったから。
なんとこのFrancesのジョシュアさんはヘッドバッジも自作で作ってくれるのです!お題は何でもあり!(もちろんアップチャージのオプションです)
無しでも勿論良いんですけど折角ならお願いしたい気持ちが満々でしたがめっちゃ悩みました。
お題を何にしようかめっちゃ悩んだ挙句昨年手に入れたスクーター(富士重工のラビット)と合わせて【兎】にしようと思いお願いしました。
想像を超える兎の完成度に届いた時はニヤニヤが止まらないほどの興奮!ありがとう!ジョシュアさん!

そんで全く気にしてなかったんですが来年は卯年なんですよね。タイミングがバッチリ過ぎたので年男ならぬ年バイクを紹介させて頂いた次第です。(デジタルは因みに辰年です)
ご利益はあるか分かりませんが来年はこのバイクを沢山乗って過ごして行きたいなー。

*Frances* Tourist

長々と自分のバイクの紹介をしてきましたが10年近く自転車と過ごして来て自分的正解の答えがこの1台に詰まってる様な気がします。もちろん正解なんて一つとも限らないし、これからも新しいバイクは増えていくだろうけど今回のバイクでなんだかスッキリした気持ち。
スタッフや仲の良いお客様にも「デジさんぽい」って言って貰えてるのでそーゆう事だと思います。

自転車に期待をしてくださってBLUELUGに足を運んでくださる、またはオンラインストアをご利用頂く方々にとってなるべくベストな答えをご案内できる様に僕らBLUELUGがあると思いますので是非来年も宜しくお願いいたします。

組み立てて間もないですが既に愛が溢れちゃってるこのFrancesのTouristフレームですが、実は店頭用にもオーダーしてあったり、、、

(気になる方は是非店頭に見に来てくださいね)

年の瀬に僕の自慢ブログにお付き合い頂いてありがとう御座いました。
重ねて2022年も沢山のご愛顧本当にありがとう御座いました。沢山素敵なバイクを組ませて貰う事が出来たし、日頃BLUELUGをご利用頂いてる方達のお陰で毎日楽しく過ごす事が出来ました。
来年が皆様にとってウサギの様に軽やかにピョンと益々の飛躍の一年になる様に願って、少し早いですが年末の挨拶とさせて頂きます!

それでは皆様良いお年をー。
また2023でお会いしましょう!

ばーい!センキュー!