こんにちはこんばんは。

代々木公園店サンバです。

 

自転車の中でフレームの次に大きな面積を占めるホイール。

ここに何を選ぶかによってルックスや乗り心地がガラッと変わるのが面白いところ。

店頭には既に組みつけ済みのホイールをご用意しているのをご存知でしょうか?

お店に入ってすぐ上を見るとたくさんのフレーム、、、の中にホイールが。

カスタムオーダーの場合はお渡しまで二週間前後お時間をいただくことが多いですが、ここにかかっている組み立て済みのホイールは基本的に即日交換可能なんです。

もちろんオーダーいただいたホイールと変わらずメカニックが丹精込めて一から組んでいるのでクオリティにも自身あり〼

そんなヨヨコーの吊りホイールを最近ちょこっと増やしました。

 

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話は少し変わって8月末にポートランドで開催されたMADEバイクショー

MADE BIKE SHOW 2025 Portland

MADE BIKE SHOW 2025 Portland

会場に入ってすぐに大きく構えていたのが、コンポーネントメーカーのWhite industriesとその傘下のRolf Prima & Astralの共同ブース。

*MASH* steel (M)

*MASH* steel (M)

Rolfといえばスカスカなルックスが特徴的なペアスポークのホイール。1997年に誕生してオレゴン州ユージーンで作られ続けている超軽量ホイールブランドです。

そんなRolfから派生してカスタムホイールの需要に応える為に2017年にリムメーカーとして立ち上げられたのがAstral。

ASTRAL CYCLING

Rolfのホイールのハブを製造していたWhite industriesが数年前にブランドを買収したことで3社はめでたくがっちゃんこ。共同ブースを出していたんですね。

MADE BIKE SHOW 2025 Portland

こちらはAstralのジミーさん。

昨年撮影したファクトリーツアーの動画もあるので併せてどうぞ。リゾットちゃんが可愛い。

 

MADE BIKE SHOW 2025 Portland

MADE BIKE SHOW 2025 Portland

MADE BIKE SHOW 2025 Portland

お立ち台にドーンなFalconerにはグラベル、MTB用の定番モデルOutbackの32インチホイールが初お披露目。

一般的なロードバイクやMTBのホイールが29インチなのでさらに上を行く大きさ。

現状Maxxisしかタイヤがないとか。

MADE BIKE SHOW 2025 Portland

MADE BIKE SHOW 2025 Portland

対比が凄いですが笑

同じくOutbackの20インチ、16インチリムも。

Bike Fridayのブースではこちらを使ったAll-packaが展示されていました。

長〜いリムの素をカットして輪っかにしてリムを作るので好きな大きさに出来るそう。

MADE BIKE SHOW 2025 Portland

Whiteブースのもう一台にはポリッシュのRadiant

MADE BIKE SHOW 2025 Portland

LamarcheブースのトラックバイクにはSolstice

MADE BIKE SHOW 2025 Portland

MADE BIKE SHOW 2025 Portland

Btchnのショーバイクには先ほどと同じく32インチホイール。

ビルダーのタイラーはあまり身長が高くないのですが自分で乗れるサイズでフレームを作ってみたようです。

Whiteがフレームビルダーたちにお題としてリムを提供したそうで創意工夫を凝らしたバイクが会場のあちこちに。

MADE BIKE SHOW 2025 PortlandMADE BIKE SHOW 2025 Portland

来場者の私物バイクにも使用率高しでした。

 

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というわけで、US製パーツ熱がアッツアツなうちに早速Astralのリムを使ってホイールをご用意いたしました!

ハブ、スポーク、ニップル、リムまで全てがMade in USA, Assembled in Tomigayaとなっております。

今回ご用意したのは700cホイールを3セット。

 

まずは会場でも使用されていることが多かったOutbackを使用したディスクブレーキ用ホイール。

ブラックとシルバーをご用意しました。

ハブはWhite indutriesのCLDを選びました。フロント100mm、リア142mmの12mmスルーアクスルです。

モダンなグラベルバイクやロードバイクでは最も一般的な規格。

Bluelugで扱っているフレームだとSurly Midnight special、Crust Bomora & Evasion & Malocchio disc、BMC Mod zero、Mash All roadなどなど、、、多すぎて挙げきれません!

Outbackは横から見ると左右非対称にオフセットした形状になっています。

ディスクブレーキのホイールやギア付きのホイールはスポークの長さが左右で異なるのですが、リム自体が片側にズレた形になることでその差を減らしてくれます。

おかげで左右のスポークの張力の差が少なくバランスの取れたホイールを組むことができるんですね。

 

ただ組むだけじゃ面白くないので提案的にもうひと工夫を。

ブラックの方はダブルバテッドスポークを使用して28Hで2クロス組み。

ダブルバテッドスポークは両端がBluelugで普段使うことが多い14G(2.0mm)、中心部分が15G(1.8mm)と細くなっているスポーク。

さらに2クロス組でスポークの長さが短くなるのと28Hと本数が減ったこともありより軽量なホイールに仕上がってます。

 

オールシルバーは普段通り32Hで3クロス。ガンガンオフロードを攻めても歪みが出にくいはず。

メーカー完成車なんかだと真っ黒のホイールが多いですよね。ポリッシュのホイールってなんだかセクシーな予感。

ウエンツさんのEvasionとかタラちゃんのBomboraとかとか。

*CRUST BIKES* evasion (S)

*CRUST BIKES* bombora (S)

Outbackは推奨タイヤ幅35mm ~ 67mm(2.6inch)でほとんどのオフロードタイヤに対応しています。

性能はもちろん折り紙つきですし、愛車のドレスアップとしてもいかがでしょうか!

 

そしてリムブレーキラヴァーとしてはこちらも外せない!

Solsticeで組んだリムブレーキ用ホイール。

フロント100mm、リア130mmのクイックリリース仕様でご用意しました。

Solsticeは重量405gと似た形のA23などに比べて50g近く軽いんです。同社のカーボンリムVail3とは5gしか変わらないという驚きの結果に。

ハブはWhiteのロードハブT11。スポークはPhilのダブルバテッドスポークを使用しました。28Hでもちろん2クロス組みで、スッキリした雰囲気と硬すぎない乗り心地。

BMC Road & Monstercross、Crust Malocchio、すでにお乗りのロードバイクのアップグレードなどなどに。

 

イメージが湧くようにタイヤを履かせてみました。

SolsticeリムにDynamicoの33cタイヤでこんな感じ。

個人的にも最近はBMCロードで使っている組み合わせですが、かっるくてもちもちで最高に調子いいです。

Radiantリムに700x45cでこんな感じのバランス感です。

Evasionみたいな650bと700cコンパチのバイクのカスタムなんかにもいかがでしょうか?

 

もちろんこれから新車を組もうかな!という方にも選択肢に入れてもらえたらと思います!

ご紹介した組み立て済みのホイールセットは代々木公園店店頭のみでのご案内となります。

ご興味わいたらぜひ見にきてくださいね〜!

サンバでした!