こんにちは、代々木公園店カリカリです。
アメリカはウォールナットクリークにあります僕も大好きなバイクカンパニー、Rivendell bicycle worksよりCLEM SMITH Jrが入荷しました。
Rivendellが記載していたスケジュールでは本来4月に届く予定でしたがブルーラグには2ヶ月ほど早い2月頃に着弾。毎度のことですがスケジュールの読めなさ、もはやRivendellあるあるですね。笑
ま、早かろうが遅かろうがやっぱり新入荷時は心踊るっちゅうもんですよ。
皆さんもそうですよね?
てな訳で早速紹介して行きましょい!!!
今回届いたのは以下の2色。
過去の名品版でも度々採用されて来たもはや貫禄のあるBronzey green。オトナーな渋さの中に母なる大地のような寛大な包容力を感じます。『Clem smith Jr』という自転車によく似合うカラーだなと思います。(『包容力』を太字にしたその理由はまたあとで説明しますね。)
もう一色はこちらのDark gold。ポイントカラーとして使われているネイビーとのマッチングが最高にカッコいい。Gold=金色と思われるかもですが、どちらかというと黄土色や以前こちらのブログで谷さんが仰っていた山吹色にニュアンスは近いです。(あんまりやらないけどブラック組みしたらカッコ良さそうだなぁと思ったり)
因みに僕が乗らせて頂いている愛車のHOMERもこのDark gold。
Dark goldに対し自分には一見派手かな?と僕自身乗り始めた頃は思っていました。
ですが乗り詰めていく程に自分に馴染み、そしてまた自分も自転車に馴染んでいく。
ビューセージされお互いの波長が合いその色をモノにした!という瞬間がとても気持ちがいい。
僕自身今はこのDark goldのことが大大大好きになりました。
例の通り僕はDark gold推しです。笑
このバイクは代々木公園店に必ず置いていますので色の経年具合が気になる方は是非一度ご覧にいらして下さい。
さて、そんなClem。
僕が上記で『包容力』というワードを出しましたが何故その言葉を選んだのか。
その理由を話して行きたいと思います。
因みにGoogle AI先生によると包容力とは
過ちや欠点なども含め、相手のさまざまな点を受け入れることができる心の広さ。
だそう。
僕がClemにその言葉を感じた理由はRivendellのラインアップの中でもっともコンフォートで優しいバイクなんじゃないかなという点から。
年始に撮ったカスタムパーティー内で松本さんが話していたように元々老若男女誰もが快適に乗れるスポーツバイクとして登場したのが起源だと僕も思います。
では、その快適性はどの部分から生まれるのか。
まず1つ、特質すべきはその長いチェーンステー。
“ホイールベースが長いほど、自転車はより安定し、乗り心地もスムーズになり、風や衝撃で方向転換しにくくなります。
より安全と言えるでしょう。高速走行時の制御も容易になります。そのため、小さな円を描いて走行することはできませんが、誰が気にするでしょうか?
それでも U ターンはできますし、自転車に乗るべき場所ならどこでも走行できます。
チェーンステーは長い方がよいだけです。”
これは過去のRivendellのブログから抜粋したグラントさんの言葉で、これを実現させるためにチェーンステーを特注して作ってもらうほど。今までに何十台という自転車に乗った経験や、趣味で持っていらっしゃる自転車よりもはるかに全長が長いカヤックやボートからその着想を得たみたいです。あとは現代のロードバイクなどへのカウンターパンチでもあるでしょう、何ともグラントさんらしい。笑
そんなロングチェーンステーがもたらす恩恵は操縦者を隠れた力(風)や目に見えない力(夜間の道路のくぼみ)、常に存在する力(荒れた路面)から守ってくれるというわけです。
スポーツバイクに慣れていない人でも安心して快適に乗れるって訳ですね。
そしてもう一点。
スポーツバイクに慣れていない人でも安心して快適に、そして挑戦してみようかなと思える最大の特徴がありますね。
それは僕らに大きな衝撃を与えた、湾曲したトップチューブ。
簡単に自転車を跨ぐことができ、小柄な男性や女性、ご年配の方でも(何なら子供でも?)足をえいっと振り上げず簡単に乗ることができる。
しかも日本では全国民馴染みがある&乗った事があると言っても過言ではないママチャリにもフォルムがそっくりなのでファーストインプレッションは誰しもがしっくりくるはず。ママチャリ乗った事ない人ってきっといないはず!(だよね)
Clemを選択される方の大半がこのステップスルーを目掛けてきていらっしゃいますし
なんせこの見た目もとっても愛らしくて可愛い。
スポーツバイクに乗る人の分母を大きくした1つの要因だと思います。
またアメリカ本国では実際に12才の青年イーサンが小さいサイズのClemを(今はない品番のHスタイルですが)、公園までの自転車、遊びの自転車、通学の為の自転車として乗っていたりなど、大人から子供まで、いや子供からご年配の方まで幅広く愛される自転車なんだなと僕は感じています。
このような点を踏まえ僕はClemに『包容力』という言葉が似合うなと思った訳です。
Clemに対し様々な解釈があるとは思いますが
世界中、いろんな人が差し支えなく乗れる自転車を作りたかったのかな?と思うと
僕は改めてClem smith Jrがとっても素敵で優しい自転車に見えてきました。
販売に関してですが今回もフレームセット、コンプリートセット(完成車)の二種類でご用意しています。
自分だけのとっておきの一台を作り上げたい人はフレームセットを、とりあえず早く乗り始めちゃいたい(!)って方はコンプリートセットを選んでくださいね。
東京三店舗と鹿児島店には既にご用意させていただいておりますのでお近くの方は是非店頭で。
もちろんご遠方の方にもお届けしたい!ので、このブログの公開に合わせてオンラインストアにも掲載しております◎
よろしければご覧ください。
あなたの近しい隣人として、ぜひClem smith Jrを。
ここまで読んでいただきありがとうございました、カリカリでした。
ではまた!
By カリカリ