Fairweatherの大型のハンドルバーバッグが新しくなり帰ってきました。

前作、Handlebar Bag Plusの後継となるADVは形状を一新。より簡単に大容量のパッキングが出来るようになりました。その容量は約19L (ポケット含む)とプラス4Lの大幅UP。



ロールロップの吹き流し長さがしっかりとられているので、道中に荷物が増えても安心です。
食材に飲み物に、つい買いすぎてしまいますよね。

そして、PLUSで特徴的だった外部ストラップを使った拡張性の高さはしっかりと受け継がれています。
前面から底面に伸びるエクステンションストラップを使うことで外部に荷物をくくり付けることが出来ます。

さらにストラップを上部に通すことで、本体のコンプレッションを強化。

安定感を増すことで悪路でも安心して走ることができます。


サイドポケットが大容量でチューブ、携帯工具、補給食の収納に良さそうです。ベルクロ付きのフラップなので片手で容易に開けることができます。

ドロップハンドルの場合は440mm幅以上が必要です。ちなみに、画像のハンドルはNITTO ALL ROAD BAR PLUSのMサイズ。ブラケット位置cーcで約460mm幅。余裕があります。
もし悪路を走る場合、転倒のリスクは付きもの。荷物が飛び出さないようにカラビナでロックできるようになっています。実際に転んでカメラのレンズキャップが飛んでいきました。ちなみに上の画像で使っているカラビナはNITE-IZEで#2サイズ

また、サイドポケットと本体の間のスリーブがあります。下の写真、黒い平たいテープはわかりにくいけど自転車のカギです。ちなみに最近お気に入りのOTTOLOCK

このように鍵やスマホや収納に最適です。とはいえ上記の通りで、ガレ場や林道などの悪路を走る時はスリーブを使うのは控えるのが良さそうです。スリーブながらペットボトルを押し込んで入るサイズで、ステムバッグ的な働きをしてくれるのでとても便利。日常的にこのバッグを使っていると一番使うポケットになっていて、個人的に一番好きなポイントです。

さらに、乗車姿勢で本体内部にアクセスできるZIPポケット(画像下)。財布、カギ、コンデジ、などの「これだけは無くしたくない」とか「濡れたら困る」みたいな物はやはり、ジップの蓋があると安心できます。そしてコンビニに寄る時にサクッと取り出せた方がいいですね。それでいうとヒップバッグという手もありますけどね。

本体のライニングは防水加工のナイロンリップになっています。
ご覧の通り、取り外しが可能です。別体になるおかげで浸水がし難くなっています。それだけでなく、中身ごと取り出せるので、テント場やテント内での荷作り、整理がとてもしやすい。個人的には就寝時の枕としてもいいサイズでした。

このライニングについては「ビニール袋でいいんじゃないの?」と思いきや、少し硬さのあるライニングがあることでロールや本体の強度(硬度)を出すことでパッキングした時に全体に安定感が出るので重要なんですね。そして安心して荷物をパツパツに積み込めるんですね。独自な機構でここもお気に入りポイント。


取り付け方法はハンドルとヘッドチューブへのバンドです。

バンド部分に発泡フォームが付属します。ブレーキアウターのルーティーンを妨げません。ドロップハンドルの場合は握り部分の確保にもなります。お好みで調整してください。スペーサーを足したい人は別売りのコチラをどうぞ。

タイヤに干渉する場合はラックやサポーターを使用してください。NITTOのM-1ラックへの据え置き、もしくはボイルストラップでの固定が想定されていますが、バッグが乗せられれるならどんなラックやサポーターでもいいかと思います。もちろん、ラック、サポーター側の許容重量は守った上でです。


クリアランスの目安についてはこんな感じ。

ラック、サポーターを使用する場合は、ハンドルからラックの距離は約18cm~21cmが目安です。

ラックを使わない場合は、バッグの沈み込みを考慮した約25cm以上を目安にしてもらうとよさそうです。

検討される人はご自身で測るか、店舗でご相談ください。

クリアランスの問題をあまり気にしなくていいという点では、小径や、ステップスルーは装着しやすいですし、見た目のバランスも良く相性が良いですね。

そして、このハンドルバーバッグに組み合わせたいパニアバッグ、

ALL TERRAIN PANNIER (ATP)が合わせて入荷しました。

キャンプツーリングにぴったりの容量と組み合わせになっています。

それぞれのバッグの平均的な容量を足すと、

〈ハンドルバーバッグ14L + パニア9L ×2個〉=合計32L

春、夏、秋の3シーズン向けのソロ用の軽量ギアであれば、この3つのバッグで収まる容量です。

収まらない場合はシートバッグ、やフレームバッグを組み合わせましょう。

鹿児島店のアゼミさんが阿蘇にツーリングした時のセットアップがそんな感じでした。小型のパニアとシートバッグで前後に分散したパッキング。あぜさんらしいクリーンなパッキングがいいですね。阿蘇、走りに行ってみたい。

というわけで、みなさまも自分に合ったセットアップ探しを楽しんでみてください。

新作のハンドルバーバッグADVとATPの紹介でした。