代々木公園店よりタクマです。

新年最初のブログ!今年も何卒よろしくお願いいたします。

昨年暮れに再入荷した、Rivendellの名作オールラウンダーフレーム”Joe Appaloosa”

*RIVENDELL* joe appaloosa (51)

唐突ですが、実は自分もJoe Appaloosaを所有してます。

いつの間に!しかもそれいつのモデル?て感じだと思いますが。(経緯は後程)

自分は自他共に認めるトラックバイク生まれトラックバイク育ちで、所有するバイクもアクティブなバイクばかりなのですが、そんなイメージとは真逆の世界観のRivendellのバイク。

今回はそんな自分がいかにしてRivendellの世界へ足を踏み入れることになったかと、何故Joe Appaloosaを選んだのかを、その魅力と共にお伝えしていければと思います。


トラックバイクがキッカケでアメリカのバイクカルチャー全般に興味を持った自分でしたが、Rivendellを知った時の第一印象は包み隠さず言えば「レトロなブランド」「おしゃれなママチャリ」でした。

自分の中でRivendellはステップスルーのClemの印象が特に強かったのでそんな第一印象だったのですが、ストリートな世界観やアクティブな乗り方にしか興味がなかった当時の自分は正直全然興味を持てませんでした。

 

しかし、そんな自分の中のRivの印象をぶっ壊して興味を持つキッカケとなったのもまたClemでした。

 

コレがきっかけでRivに興味を持ったのは僕に限った話ではないと思いますが、衝撃的でした。

 

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僕はスケーターではないので有名なスケーターとか全然知らないですが、彼らや現地のイケてるライダーたちがRivに跨りラフなライドをしている様子が堪らなくカッコよく映りました。

TODAYS YOYOKO

“病欠連絡” (Calling In Sick)

ブルーラグに入る前から熱心なブログ読者だった自分でしたが、ここら辺のブログもRivやCalling in sickにより一層興味を持つキッカケに。

それらがキッカケでRivに興味を持つことになりましたが、彼らが持つ独自の世界観や創業者グラントさんの哲学など、その興味は当然の如くRivそのものに対しても。

彼の地のリアルなバイクライフを感じられる雰囲気やパーツチョイスも自分がRivにひかれた大きな理由

(以前のタニさんのブログのキーワード”ビューセージ”にすべてが詰まってるのかな、と。)


そんな経緯を経ていつかはRivが欲しいなーと考え始め。

掘ってくうちにその時々で欲しいモデルがコロコロ変わっていくのですが、先述のキッカケのように山に行ってライドがしたいと思っていたので、Rivが定義する山に行けるバイク”Hillibike”になりうるモデルで、かつ普段使いができれば。という希望の元、最終的にはCLEMかJOEで迷うことに。

JOEで初めてラインナップされたカラーの”Ana purple”がいいけど、オンラインストアスタッフのアロさんに先を越されちゃったしな~なんて思ってたら、CLEMが再入荷でまさかの昔存在したカラー”Forest Green”が復活。

これしかない!と思った矢先に悪魔のささやき天の救いが。

オンラインストアスタッフのウエンツさんが”Joe Appaloosa手放そうと思うけど、タクマどう?”と。

三日悩んだのち、受け継がせていただくことに。
*RIVENDELL* joe appaloosa (51)

相当悩んだのですが、JOEの方がHillibike寄りのオールラウンダーなので、Rivのまったりゆっくりな世界観も感じられつつ、山は勿論荷物を積んだ長距離ツーリングも好きな自分にはCLEMよりアクティブに乗れそうなJOEが合ってそうだな、というのと

“Who Rides an Appaloosa?”

これにめちゃくちゃ喰らったのも決め手に。

ホイールもウエンツさんに譲っていただいたものを引き続き、ドライブトレイン一式とアルバトロスバー、ラック&バスケットはクロスチェックから丸っと載せ替え。

他は新調して最初は自分なりに勉強したRivのオーソドックスなスタイルにて。

まず乗ってみて感じたのが、想像以上によく走る!

Rivのバイクはどれもまったり系だと思ってたので、スピードにはあまり期待せずこれはこれでゆっくり走るバイクとして割り切ろうと思ってたのですが、踏めばしなやかに加速して気持ちよく走ってくれます。

スピードを出そうと思えば出せるけど、まったり走りたい時はRivらしく優しい乗り心地で受け止めてくれます。このバランス感がオールラウンダーたる所以、非常に良いです。

もちろん山にも持って行きました。

ここでJOEの真骨頂を思い知ることに。

(激坂具合、伝わりますでしょうか)

最大の特徴とも言える長いチェーンステーのおかげで踏ん張りがきくので、普通は無理そうな激坂でも足をつかずにグングン登れる!

自分で走りながら”こんなとこも登れるんかい!”となるレベルでした。

下りもロングなホイールベースのおかげで終始安定。手持ちのBomboraとはまた違ったニュアンスで山が楽しいバイクになりました。


約1年乗ったJOEですが、普段使いとHIllibikeの両立という、自分が考えていた理想のRivにピッタリでめちゃくちゃ気に入ってしまい、多分2024年一番乗りました。

組んでからは細かいとこをちょいちょいいじったりしてたのですが、ここ最近乗ってるうちにまたカスタム欲が沸々と湧いてきたので、エイッとガッツリカスタムしてみました。

*RIVENDELL* joe appaloosa (51)

*rivendell* joe appaloosa (51)

改めてご紹介、僕のJoe Appaloosaです。

張り切って最初の状態からほとんどパーツ一新しちゃいました。

ある程度世界観やマナーに沿ってパーツ構成を考えると良い感じに仕上がるのがRivendellのバイク。(だと僕は勝手に思ってます)

それに従って組んだ最初の頃の仕様でしたが、やはり脳裏によぎるのは、Rivに興味を持つキッカケになったネオなスタイル。

また、最初に組んでから実際山にも持っていって、その時の仕様でもまったり山を走るには十分だったのですが、もうちょっとアクティブに走れても良いんじゃないかなーと…

そういう風に走るためのバイクじゃないという事は百も承知ですが、欲求には抗えずカスタムに踏み切ったという事です。
*RIVENDELL* joe appaloosa (51)

大きい変化で言うとハンドル周り。

よく一緒に山に遊びに行く友人が譲ってくれた、simworksのfun 3 barと、nittoのtalluxステムは80mmにて。

このハンドル、見た目はライザーバー寄りですが、その実スイープバック(手前への戻り)が割とあるので、まったりすぎずアクティブすぎない程よいポジションが作れます。

あまりアクティブに振りすぎるとRivの良さを無くしちゃう気がしたので、これはナイスチョイスだなと我ながら。

合わせてステムもより短く、仕様変更前と同じTalluxステムにて。北米専売だったというのが個人的に胸熱です。

*RIVENDELL* joe appaloosa (51)

ホイールも改めて組みました。

VelocityのCliff Hangerと、Shimano Deoreの組み合わせ。

今回の理想像に合わせてとにかくタフで山でガンガン使えるように。

最初は”Rivだしオールシルバーじゃないと似合わないよなー”なんて思っていたのですが

本国のバイク達を見て”ネオ系ならむしろブラックだ!!”となりました。

*RIVENDELL* joe appaloosa (51)

タイヤもほぼ限界サイズの27.5×2.25で更なる走破力を求めて。

ただ、普段使いにはややトゥーマッチに感じたので、普段は以前履いてたホイールにオンロード用タイヤ、グラベルや山に行く時はこっちのホイールという風に使い分けようかなと思います。

他にも変わってるところがちょいちょいありますが、大きなところで言うとそこら辺かなと。

早速ダートでのライドにも持って行きました。

カスタムで変更した箇所の効果はてきめんで、想定外のギャップや大きな石が突然現れてもクイックに対処出来る、ダイレクト感を感じられる操作性になりました。

それでも普通に乗ってればRiv特有の優しい乗りごごちが地面からの衝撃をいなしてくれます。

この日走りに行ったスポットは場所によっては石がかなり大きく、一見押して歩かないと無理そうな場所もありましたが、そんなところでもさらに太くなったタイヤとJOEのロングチェーンステーのおかげでぐんぐん行けちゃいました。

今回のカスタムで、見た目にも乗り味的にもより理想に近づいたので大変ご満悦です。

*RIVENDELL* joe appaloosa (51)

Joe Appaloosa、日常の普段使いから非日常のアドベンチャーまでをそつなくこなしてくれる素晴らしいオールラウンダーです。

Rivの世界を知るための最初の一台としてはピッタリだと思うので、もし気になってる方がいたら、是非JOEを選択肢に入れていただけると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。