今回ブログちょっと長いです。懲りずに自分の自転車の話します。
日曜日は上馬出勤が多い僕、暇さえあれば上馬スタッフバイクを見たりバイクトーク(あと恋愛相談)するのが恒例行事なんですが、最近妙にMTB熱が高い、毎週のようにライドに行くタニさんや一周メンをみていると、僕もウズウズする。
サンタもまさかMTB組んだなんて言うもんだからズルい、一緒に行きたい。
いま僕のMTBはダウンチューブが大きく凹んでしまい、激しく乗るにはちょっと不安でどうしよう。完全に取り残された。
実はずっっっと気になっているフレームがあります。
試乗のたびに「む、いい自転車だな」と思う名作MTB(ツーリング)フレームKARATE MONKEY。
SURLY BIKESの誇るマスターピースの一つ。
僕はSURLYの凄さを余白だと思っていて、自転車経験値や技術的な事と同時に型にハマらない自由さだったりコレでいいよなって言う寛容さでもあって、僕がKARATEをMTB(ツーリング)フレームと紹介する理由でもあります。
機能的なウンチクもありますが、例えばここにFor Shredバーが2本あります。ブラックとシルバー。
僕の私物ですが、どっちの色にしようか平気で1時間くらい悩むわけです。
どっちを使おうが性能も乗り心地も変わらない。だっておんなじハンドルだもの。
でも悩むしその時間が楽しい。SURLYに限らず僕たちの好きな自転車は機材ではないので色とか見た目もじっくり選んで頂きたいし、だからこそメカニックそれぞれで個性的な自転車をご紹介させていただけると思っています。
と言うわけで乗せ替えで僕のKARATE MONKEYが完成しました。
一見普通でもヒネクレとかココ見て!ってポイントを詰め込んでます。
本当は人には言わずにしれっとやるのがかっこいいと思うのですが、ちょっといちいち説明してみます。よかったら読み進めていってくれたら嬉しいです。
まず今回はSURLY純正カラーで乗ることにしました。
SURLYは色を好きに塗り替えることができて自分専用SURLYにすることができるし、それがかっこよくて楽しい。SURLYが相棒になる儀式でもありますが、たまに「わ、いい色!」に出会うこともあって、自転車屋で働いていると定期的に発生します。今回のFools Goldが僕のそれでした。理由があります。
この投稿をInstagramで見る
こちらTravisのFalconer、僕のフェイバリットの一つです。
今回のKARATEは個人的にツボで、普段あまりゴールドは選びませんが、今回はSURLY純正カラーでゴールドいいじゃんと言う気持ちになりました。金色(こんじき)の自転車、朝またがると謎にテンションが上がり、自転車乗るの上手くなった気持ちになります。でもそんなことなくて普通にコケました。ちなみにMIDNIGHT SPECIALの新色も同じFools GOLDなんで合わせてチェックしてみてください。
そしてフレームロゴ、僕は純正状態だとちょっとトゥーマッチかな。と思うのでダウンチューブの大きなSURLYロゴのみにするのが好きです。SURLYはカスタムペイントフレンドリーなので、フレームロゴは全て後から貼るタイプのデカールが採用されています。なので好きな位置に貼ったり、逆に剥がすこともできる(新品の状態を剥がすのは高確率でフレームに傷がつくのでご注意を)
既に貼られていたデカールをわざわざ剥がすのは僕の好きなハンドメイドに多い「パウダー単色ダウンチューブデカールのみ」になるからです。ちなみにSURLY純正カラーはパウダーコートなことが多いです。(Fools Goldはリキッドペイントです)
KARATEは特にPAULのBOXCARが似合うフレームなので好きです。
BOXCARはボルトがトルクスなので、出先でもチャチャッと調整できるように六角ボルトに変えました。あとBOXCARのフェイスプレートを変えるのも好きです。
ホイールは今回も手組みですが完組ホイールっぽさを出したかったのでニップルだけシルバーにして、ディスクブレーキのローターはフロント180mm、リア160mmのMTBでよくやる組み合わせをしてみました。
僕はタイラップ(結束バンド)でワイヤーを止める外装フレームが好きなので、ワイヤーを固定するタイラップの目立つ固定部分は外側に向けます。何の意味もないですが、お気に入りの組み方です。(カットする余分な部分を丁寧に切らないと足に当たって怪我することもあるのでタイラップのカットは丁寧にやるのがマストです)
コンポは真面目にSHIMANO XTの12速にしました。でもクランクだけは見た目が好きすぎるので10速時代のXTクランクをフロントシングルにて。(クランクがBOOST対応じゃないのだけ注意)
フロントシングルにするときはほぼ間違いなくナローワイドと言われる専用のチェーンリングを使用するのですが、その製品の登場で使う機会が減ったPAULのチェーンキーパーを今回つけてみました。チェーンリングはナローワイドだし、SHIMANOのディレイラーもチェーンが外れにくい構造なので、なくてもチェーンは外れないのですがこのパーツが好きですし、より一層チェーンが外れにくくなります。自己満。
最後にチェーンステーにテープを巻いて、チェーンが跳ねて傷がつくのを防止しました。
テープを巻く前にフレームにコブラタイをいくつか固定しています(タイラップ好きすぎ)。その上からテープを巻くことでテープがボコボコしてかっこいいと思っています。
早速この前シェイクダウンさせてもらって、すげぇいいじゃん。KARATE最高かも。
でもドロッパーにして、ペダルとチェーンリングとステムも変えたい。早くもそんな気分。
少しでもSURLYに興味を持ってもらえたり、自身のバイクをいじるときに何かのヒントになればと思ってのご紹介でした。
SURLYってワクワクするんですよね。やっぱり独特の何かがあります。
以上、僕のもう1台のSURLYのお話でした。
よかったら僕のもう1台のSURLYブログも読んでみてください。