こんにちは、代々木公園店カリカリです!
多様性、多用途、万能、、、
このような言葉っていくつか存在しますよね。
今日はそんな言葉が当てはまる、ある一台にフォーカスしたバイクチェックを
やっていこうではないかと!思っております。
そんな今日の一台はこちら。
Rivendell Bicycle WorksよりA.Homer hilsenです。
Rivendellがまだアメリカで作られていた時から存在するフラッグシップモデル、A. Homer hilsen。
フラッグシップ。Rivendellの中でもトップモデルでありRivendellの顔として古くから作られていたモデル。
これだけでもむちゃくちゃそそられる。
でもなんでこのタイミングでHomer?って思いますよね?
すいません、増車しました。
(ペース早めですみません汗)
ひょんなきっかけではあったのですが、
上馬店店長の谷さんとHomerの話しになり
谷さん『今サイズ54.5に乗ってるけど、51にすればよかったと猛烈に後悔している、、!!
もしHomer気になっているのならオレの54.5乗らないか?』
僕『では、僕が51買うのでトレードしませんか?!』
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と、この様な流れで54.5のHomerが僕の元へやってきた訳です。
なので今回はセルフバイクチェックも兼ねてなんですが冒頭にも話しました
Homerがいかにして多用途なのか3台のHomerを見ながら進めて行きます。
それではやって行きましょーーーう!
まず1台目はこちら
A.Homer hilsen (51)
こちらはオンラインストアスタッフなつみさんのHomer。
SwiftcampoutにもこのHomerで参加していたのですが
今回紹介させていただく3台の中では一番日常的で、生活に寄り添った
皆様がふわっと想像する「Rivendellのバイクってこんな感じだよね。」に一番近い形の一台ではないでしょうか。
カゴやスタンドが付いてて、ハンドルが手前に戻ってて、、、、みたいな。
これからスポーツバイクを始めてみよう、、、始めてみたい!って考えている方でも比較的乗り始めやすい組み方ですね。
前と後ろには頑丈なNitto×Rivendell別注のBIG FRONT RACK 34FとBIG BACK RACK 32R。
フロントにはwald139バスケットで、普段の荷物だけに限らずスーパーでのお買い物、休日のピクニックの荷物など大体の物を飲み込んでくれます。
エブリデイバイクの強い味方ダイナモハブもしっかりと。
surly24pack rackのステー(かな?)を使ったライトマウントもいいですね。
クラシックな趣のステム一体型スレッド式ハンドルバーのb910、通称チョコムースバー。
高さは出さずにバックスイープするゆったりしすぎない系で、カーブのかかった所を握れば上り坂でも力入れやすいしマルチポジションを取りやすい優秀なやーつ。(なつみさんもここ握って乗ってる所をよく見かける気がします)
バーテープでお化粧すれば握りやすくなるし可愛らしさもうぷですね。
タイヤはcontinentalのTERRA TRAIL、40b。デジさんのお下がりらしいです。(51sizeまで650b)
Homerのタイヤクリアランスってフェンダー付けたら40mm位、なしだと44mm位まで入るんですが
38~44cこの位のサイズ感が街乗りには一番調子いい(と僕は思っている)
2×9のギア周りも、普段コンクリートの上でしか乗らないよーって方ならシングルスピードでも◎
ヨヨコー店長の松本さんが以前シングルスピードのHomer 組まれてましたね。
シングルも調子いいだろうなぁ。
と、シティコミューターでもありながら、ちょいと現実からエスケープしたい時サクッとできるいい組み方ですね。
続いて2台目は僕のHomerを
A.Homer hilsen 54.5
なつみさんのHomerとは打って変わって前後ラック、スタンド、バック類もなし
1番ネイキッドな姿に近いシンプルとスピード感重視のスタイルで組みました。
カゴもスタンドもフェンダーもつけていないので少々の不便もありますが
そういう組み方をした理由はもちろんあるのでまずは細かいディテールから。
まずはハンドル。
入社時からいつかは、、、、と憧れを抱いていたNitto albastache barを。
このハンドル付けただけで既にホクホク。笑
Rivチャート動画でも触れられていますが
兎に角、『ちょーかっこいいけど別に乗りやすくはねぇ。』で有名なアルバスターシュ。
今の所僕的には乗りにくさや辛さもなく調子良くて気に入ってるし、なんせかっこいい。
『お洒落は我慢』と一緒ですね。笑
長く使う事になりそうな予感です。
(3ヶ月後ハンドル変えてたらすみません笑)
(現在品切れ中ですが、いつかこのハンドルに変えたいなぁ〜とも密かに企んでいる、、、。)
次にホイール周り
Homerは54.5から700cなのでシャープでクラシックなa23のシルバーに、タイヤはSCHWALBEのG-ONE ALLROUND。700×35の細めをチョイスしました。
僕自身グラベルで遊ぶ車体は優等生でモンスターバイクのEvasion liteがあるので
Homerは街乗り、普段乗りを重視して細めの35cでスピード感をHomerに求めました。
もう気持ち太くてもいいかな?と思う時もあるのですがHomerの持ち味でもあるスピード感を活かすにはちょうど良いですし、オフロード50% ロード50%のバランスで舗装路、未舗装路の両面において最適なモデルであるG-ONEシリーズ個人的に好きなタイヤになりました。
そしてクランク。
Rivendellを組む際suginoのクランクや弊社XMCクランクを選びがちですが
僕はWHITE INDUSTRIESのvbc crankでちょいとヤンチャめに組んでみました。(なんかこの選択にヨヨコーらしさ?を勝手に感じています)
アルミ削り出しの物体的格好良さもさることながらvbcは別売りのチェーンリングでインナー、アウターの歯数を自在にいじりやすいし自分の使いたい用途(街を走るか、グラベルを走るか、山を走るか)によってギア比を作りやすいのも良きポイントですね。
そして変速周りはダウンチューブシフターを採用。
Rivendellの中でもHomerとRoadiniにしかないギミックときたらそりゃやるしかないでしょ!と言うのと
配線が減るのでハンドル周りが見ての通り気持ちいいくらいめちゃくちゃスッキリします。
そして冒頭に話したネイキッドなスタイルで組んだ理由なのですが、
8月末、台北ショーに行くタイミングで来日してくれた
Rivendellのウィルさん、ジェームスさん2人のスタイルや直接話した時にこういう風に組もうと決めました。
2人が来日した8月末はまだ暑かったのですが2人ともバスケットに荷物を入れることなく弊社のメッセンジャーバックを背負っていました。
写真はRivendellジェネラルマネージャーのウィルさん
(モノクロの写真はジェームスさんがフィルムカメラで撮った一枚、、、カッコイイ、、、。)
率直にいうと【Rivendell × メッセンジャーバック】という姿にやられた訳です。
単純にこの2つはあまり近くにいるイメージがそんなになかったからかもしれません。
僕自身安直かもですががRivendellにはバスケットやラックがマストなセッティングであって、そこに荷物を置くという姿が当たり前?というかセオリー?の様に感じていました。
なので2人に『普段からBAGはよく背負うの?Rivはバスケットを付けてる事が多いと思うけど、そっちに荷物は入れないの?』
と質問を投げかけると
『自転車に乗る時はほぼBAGを背負っているね。カメラだったり服だったり、なにかと荷物が多くなるし、様々な人たちが作るBAGを使うことが好きなんだ。メッセンジャーバックは20個くらい持ってて集めてるんだよね。』と。
その答えを聞いてバックは絶対背負おう、となると甘えないようにラック、バスケットは付けずにいこう(あると自分に負けて荷物入れちゃいますからね)、そうなればダウンチューブシフターにして配線も減らして、、、、とよりソリッドな車体になりました。
rivラインナップの中でもHomerの軽快でしなやかな走りを一番感じられるのではないかなと思います。
そして多少苦労をしながらも、自分の【やりたい!】を詰め込んだ自転車に乗るのはとても気持ちがいい、、、。し!
後付けだけど松本さんのブログにて発見したBS USAのこのイラストのような車体にまとまり
なんか「やったぜ、、、」と一人嬉しくなってます。
ついついあれもこれもしたくなりがちなRivendellだと思うのですが
こんなシンプルなRivが1台くらいあってもいいんじゃないかなと思い日々楽しんで乗っています。
僕はここから始めてみます、長い付き合いになりますからね。
そしてラストを飾るのはこの方、、、
RivendellスタッフジェームスのHomer hilsen!
ジェームスはall-rounderスタッフでカスタマーサービスやメカニックまで幅広い仕事をしているみたい!
そんなジェームスもHomerに乗るその一人です。(昔はハンカピラーにも乗ってたらしい)
今回ブログを書くにあたってジェームスのHomerも是非紹介させて!と連絡したら二つ返事でOK!
メールでやり取りし、組むにあたってお気に入りのポイントや、Homerのどんなところが好きか写真とメッセージを送ってもらいました!
(Big thanx James❤️!)
HomerやRoadiniはトップチューブが短いのでドロップハンドルで組むことができる車種。
先週ハンドルを変えたらしいんですけど、ジェームスはドロップハンドルでロードツーリングバイクの要素を引き出した一台に乗っていた時期があったのでまずはそのHomerのバイクをベースに以下、写真を差し込みながらジェームスからのメッセージを代筆します。
J『これが僕のHomerです!Homerの写真はいくつかあってドロップバーを付けた写真もあるんだけど、先週Billie Barに付け替えたのでその写真も今回撮ったから一緒に送るね。』
J『今までに様々なセットアップでHomer乗ってきたけど、どれもすんなり受け入れてくれる点でHomerが大好きなんだ!今は4本目のハンドルバーにいると思う。(先週に付け替えたBillie Bar)』
J『ノースベイでのツアーの時はドロップバー(crustのshaka bar)で回ったんだ。とてもロングライドだったんだけどその時のHomerは乗り心地が本当に良くて、このセットアップで1年以上乗っていたかな。お気に入りのセッティングだったよ』
以前はヌードルバーを付けてたらしいんですけど、ガラッとカスタムした時にこの写真のshaka barに変えたそう。
パニアバックに弊社お正月限定ステッカー付けてくれてるのも嬉しい、、、
shaka barはcrustのハンドルで残念ながら現在ブルーラグではお取り扱いがないハンドルになるのですが
crust本国によりますと広過ぎないダートドロップとの事。
広いドロップバーを使って見たいけど600mm(下ハン)以上のは要らないんだよなぁって人にオススメだそうです。
salsaのスレッドステムが非常にカッコいいですねぇ、、、
ドロップバーの時もそうだったけどジェームスはハーフバスケットかお好きなようで。
J『今年の夏はあまり乗っていなかったけどBillie Barに切り替えてHomerがまた新しい自転車になったようにかんじてるんだ。もしHomerを毎日乗る日常に近ずけた自転車にするのであれば、Billie Barのようなハンドルの方が凡庸性は高くなるよね。あと、僕は自然を眺めながらライドするのが好きだから姿勢が起きるこういうハンドルはそれにも役に立つね。』
J『Homerは本当に素晴らしいバイクでほとんど何でもできるよ。僕は穏やかなトレイル、レインバイク、ロードバイク、ツーリングバイクと数々の方法でHomerに乗ってきましたが、今は上記全てのことをいつでも実行できる能力を兼ね備えたコミューターバイクとして乗っていくつもりかな!』
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と!ジェームスのHomer愛を伝えていただきました!
ジェームスありがとう!!!
近い将来また会えるといいな。次は僕がアメリカ行かなきゃだな、、。
ジェームスも言う通りHomerはほんとに色んな組み方、そして乗り方ができる
多用途に飛んだ気の利くフレームだなと乗り始めて気づかせてもらいました。
細rivで爽快に走りたいのであればHomerをあなたの選択肢の1つにして頂けると幸いです。
ボソッ(近くブルーラグにもHomer入荷するとか、しないとか、、、何やら新色も…? 知らんけど!!!)
だいぶ長くなっちゃいました、、!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!!
by カリカリ