上馬店のタニです。
今日は先日届いたばかりのRivendellのフレーム、PLATYPUSのご紹介と考察です。
ゆったりと下がったトップチューブ、跨ぎやすい、乗り降りしやすい(飛び降りやすい)ステップスルー形状。そしてながーいホイールベース。
その名の通り、ヘッドバッジはカモノハシ。(なんでカモノハシなのかは後日アップのサブちゃんのブログをお待ちくださいな)
店頭では販売開始しています。ハートを打ち抜かれたい方は各店で実物をぜひ見てくださいね。この”マーメイド”と名付けられたカラーが秀逸です(今回は前ロットであったオリーブは生産されていません)
組み付けた一例としてはこんな感じ。
Rivendellの中でのカテゴリーとしては「All-Rounder」。つまり変幻自在にマルチな用途に、太くも細くも組めるフレームです。
ちなみに店頭でお求めいただいた場合でも、フレームのみのお持ち帰りや部分作業のみでのお持ち帰りもOKですのでご遠慮なく、お申し付けくださいね。
(まずはフレーム!って手に入れていただいて、後ほどホイール組むとか一年かけてじっくり組み立てるとか、地元の馴染みのショップさんにお願いしたい!など・・ご事情あると思うのでざっくばらんにご相談ください。コロナ渦で抽選の必要があったフレームは別だけど、店頭販売=”完成車まで依頼しないと気まずい”と思って欲しくないのです)
まずは店頭にて販売させていただいて、オンラインストアでの発売は23日(日)19時を予定しております。
(追記:このブログの最後にサイズ選びについて書きました、ご遠方の方参考にしてください)
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さてこのPLATYPUS、どんなフレームなのかというと上でも書きましたがRivendellは「All-Rounder」とカテゴリーしています。多用途でマルチな組み方ができるフレーム。
ここからはビルド妄想。どのくらい多用途で、何がオールラウンダーなのかを考えてみます。どんなふうに組もうかな?なんて思っている方は一緒に妄想しましょう。
先日ブログに上がっていた、サブちゃんのPLATYは29×2.2インチのマウンテンバイクタイヤを頬張った太Riv仕様。僕らスタッフで行くRIVライドを撮影してくれるとき、山道や田舎道が多かったりするのが理由でしょう。ちょっとした悪路やオフロードライドも遊びたい方はこんな組み方も1案。
ちなみに本国が組んだデモバイクはこちら。
アスファルトの上で転がりの良いスリックタイヤ。街乗りがメインならこういう組み方が本来スタンダードかもしれません。ちなみに本国サイトの説明では「主に舗装路メインのバイク」とあります。がこれはオフロード走行できない、とかオフロードタイヤを履いちゃいけない、なんてことはないです。オフロードがとっても得意なGUS BOOTSやSUSIE.Wと全く一緒の用途で作ったフレームではないんだよ、という意味で解釈しています。
僕が気になるPLATYタイヤチョイスはこうです。
48mmのスリックタイヤ+SKSフェンダー!
個人的には、彼らが「COUNTRY BIKE」と呼ぶSAM HILLBORNEやA.HOMER HILSENを40mm前後のタイヤで組むのがアスファルト地獄TOKYOのエブリデーバイクに一番向いてるのかな?なんて思うこともあるのですが、それらでかなえることができなかったこ太さ48mmのスリックタイヤに+泥除けをつける組み合わせです。
(SamやHOMERはフェンダーをつけると38mmくらいまでしか履けない、十分だけど)
これがピッタンコで非常に気持ち良い。
僕のSamは48mmタイヤを履いていますが、フェンダーが入らないので雨でも振ったら背中とお尻はそれはもうビッチャンコです。
僕の中でPlatyは元祖All-RounderのAtlantisとCountry bikeの中間だと思っているので、通勤や休日の足としてのバイクをご検討ならこんなタイヤチョイスがきっと調子良いと思います。
仮組みモックアップ。太いオフロードタイヤなら幅広Tosco Bar、このくらいのスリックタイヤなら550mm幅ほどのアルバトロスバーやチョコムースバーでスイスイと街を流していくイメージ。気持ちよさそう。あ、もちろん正解なんてないです、妄想です、まずはパンパンに太いMTBタイヤを履くことも正解、逆にスリックなら軽快な38cほどの太さで日常を駆け回るも正解。なんたってAll-Rounder。
そしてこれはこのPLATYPUSだけでなく、Rivendellのバイクの多くに共通することですが、そこらかしこに必要な「ダボ穴」が完備されています。
ラック、バスケット、フェンダー泥除け、、このバイクと一緒に過ごす時に必要なものはたいてい何でもつけられます。上記のバイクは古着屋さんのオーナー、在庫いっぱい運べます。
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・・・話が脱線しすぎてしまいましたが、もっと大事なサイズ選びのことを書きます。ご遠方の方もぜひ参考にしてくださいね。
いつも通り、サイズ選びが他のバイクメーカー、一般的な選び方と異なるRivendell。
身長やフレームのどこぞの長さで検討つけるのではなくて、PBHという股下数値でサイズの検討をつけます。(PBHとはなんぞや?という方測り方はこちら)
自分のPBHとこの表を照らし合わせてください。
もしくは、いつも快適と感じているサドルの高さがわかっている方は、サドルハイトからフレームを選ぶこともできます。今すぐ自身のバイクのサドルの高さ(クランク・BBの中心からサドル座面まで)を測ってみましょう。
さらに補足すると、Rivendellが用意してくれてるPBHの表、少しサドルハイトが高めに表記されています(骨格の違いでしょうか?)
例えば僕のPBHは83cmでPBHの表ではサドルハイト72cmとあります。しかし僕が普段快適に感じるサドルの高さは70cmです。
なのでPBHでギリギリ引っかかったから「やった大きい方乗れる!」なんて選び方をしてしまうと、いつもの70cmのサドルハイトでは不格好なバイクになってしまうわけです。なのでPBHとサドルハイト、両方を加味してサイズを決めていただくと確実です。
(※このPLATYPUSに関して言えば、55サイズの最小サドルハイトは71cm〜です。サドルの高さが70cm以下だったら無理せず50で問題なしです)
いろいろな組み方ができるPlatypus、だからこそ色々な人のその人に合ったバイクが生まれていくのが楽しみです。ぜひカモノハシのヘッドバッジを見に来てくださいね。
以上タニでした。