上馬店から谷です。

これは昨夜のこと。なにやらウエンツがゴソゴソと、

OMMの準備で自分のバイクのセッティング。今日出発しました。バイクも装備もツッコミどころ満載です。若いのに変なやつだなあ、上馬らしい。

今日はバイクチェック。納車前に撮らせてもらったお客様のバイク達のご紹介。

これから初めてバイクを組む人も、ネクストバイクを妄想中の人も、何より参考になるのが ”他の人のバイク”。それぞれに持ち主の目的と感性が詰まっているので、みんなでジロジロ見てみましょう。

1台目行きます。
*CRUST BIKES* evasion (M)
*CRUST BIKES* evasion (M)
*CRUST BIKES* evasion (M)
*CRUST BIKES* evasion (M)
*CRUST BIKES* evasion (M)
*CRUST BIKES* evasion (M)
*CRUST BIKES* evasion (M)
*CRUST BIKES* evasion (M)
*CRUST BIKES* Evasion (M:size)
遊びバイクの代表格CRUST。そのCRUST代表モデルEVASION。

仙台までツーリングを!と企んでいたお客様よりのオーダー。すでにKARATE MONKEYをお持ちのオーナー、1号機と違う毛色のバイクはどうですか、ってお話したのがきっかけでした。山道トレイルをブンブン走るバイクはお持ちなので、他の用途、他の遊び方ができるようにってキーワードでパーツ構成しました。

本当に色々な組み方、使い方ができる同フレームだけど、今回は長い距離、長い時間乗っても快適に、ツーリングバイクのニュアンスにて。

フレームカラーは新色の”RAW”。

入荷前、素地の鉄をクリアで閉じ込めた様な、いわゆるツヤツヤなロウカラーを想像してたけど、艶消しフィニッシュな“マットロウ”って表現の方がしっくりくるかも。言葉や写真では伝えるのが難しい、ヒヤッと冷たいSteelな質感がめっちゃくちゃ格好いいです。

ハンドルはDAJIA far bar。強烈にハの字に開いた形状で上ハン下ハンバランスよく。太いタイヤもオフロードでコントロールしやすい隠れたオススメハンドル。

タイヤクリアランスは26″plusと27.5のコンパチブル、どこに遊びに行くかで色んなタイヤはめ込めます。この納車時はツーリングのことも考えてSCHWALBEのG-oneを。

お手持ちのパーツも駆使して組みました。家に余っていたペダルやブルーラグのフリマでお得に手に入れたチープなシートポストも良い意味で味になってて、SURLY同様にビシビシに決めるんじゃなくて持ち主の”好きなように組んじゃう”と格好良くなっちゃうのがCRUSTだと思います。

と言ってもカスタムとDIY好きのオーナー、きっと今頃納車当時のこの面影はもうないと思います。乗ってイジって乗って。どんどん自分にフィットしていきます。

行動的に野外に持ち出せるバイクが欲しいけど、用途の狭いバイクはちょっとな、って方。MTBでもなくてグラベルロードバイクでもないEVASIONがオススメです。

ちなみにもう1色の新色”COPPER”はこんな感じ↓
BLUE LUG CRUST RIDE 2019/04/17
喫茶店の銅のマグカップのような、こちらも泥に映える良い色。

2台目行きます。ブルーラグのエース機。
*SURLY* cross-check (50)
*SURLY* cross-check (50)
*SURLY* cross-check (50)
*SURLY* cross-check (50)
*SURLY* cross-check (50)
*SURLY* cross-check (50)
*SURLY* cross-check (50)
*SURLY* cross-check (50 size)
お店で取り扱うバイクメーカーも増え、様々な選択肢から自身のフレームを選ぶことができるようになったけど、やっぱりエースはCROSS CHECK。元祖「なんでもできる」フレーム。

今まで何台組ませていただいたんだろう?でも同じバイクは1台も無かった、と自信持って言えます。

オンロードバイクとしてもオフロードバイクとしても、マッタリのんびりにもアクティブ攻撃的にも、ギア付きにもシングルスピードにも、本当にどんな組み方もできて、どんなジャンルのバイクに組んでも平均点は超えてくる名機。

なので初めてのバイク、ファーストバイクとして選んでもらうことも多いです(この方もそう)もしくは今まで乗っていたバイクがしっくりきていなかった方にも。実際上馬店でDOPE目なネクストバイクを組んでいただいた方の1台目は大概このフレームだったなーと思い出します。このフレームで自転車にできること、自転車に乗る楽しさを知ってしまってハマってしまう人が多い。

ここ最近は積載能力高めの組み方、オーダーが多めでしたが、まずはシンプルに、SURLYってどんな乗り物かを味わえるように、とシンプルにピッピッとシンプルな骨格だけの組み方が印象的でした。

ポジションもマッタリに寄せすぎず、漕いだ瞬間「わ!進む!」って感覚が味わえるセッティングを意識して組ませていただきました。

パーツ選びに規格はあっても正解なんて無いし、あくまでも好みの話ですがオーナーのシルバー、ブラックの混ぜた組み方が個人的に超好みです。真っ黒け、真っシルバーってイージーだし混ぜるのって一個一個バランス確認しながら組まなきゃなので大変なのですが、良い塩梅狙って構築していく組み方。

あとリムをあえてグレーアルマイトにしてるのも好きです。

まずは沢山乗って、自転車の気持ちよさを知って、このバイクをベースに必要なものは足して、不要なものは引き算して、自分色に染めていってくださいな。

3台目はあえて同じでクロスチェック。同じフレームでまた違う組み方、比べると面白い。








*SURLY* cross-check (52 size)
こちらのバイクもファーストバイク、未来自分がどんな乗り方、好みに変化するかわからない場合は、きっとCROSS CHECKを選んでいただければ後悔はしない!と僕は思います。

ダウンチューブの「SURLYロゴ」、普段はデカールを貼りこむのが普通ですが、これは”塗り”でやりました。カスタムペイントでドライブ側はブラック、逆サイドはホワイト。

というのもオーナーはグラフィックのお仕事している方で、完成度高すぎる”理想のバイク”のデザイン、カラースキームを作ってお持ち込み。それをCOOK PAINT WORKSにて再現。そんなことも不可能じゃないです。

納車させていただいたのは少し前なのですが、現在はフロントラックや普段乗りに必要なバッグをカスタムしてこの納車当時とはこの方も全く違うバイクになっています。壊れるまで同じパーツを酷使するのも すRLYらしいし、自分にどんどんアジャストするのも SURLYならでは。

セミドロップハンドルに逆向きのオポジットレバー。バシッと黒レザーのサドルに繊細なシルバーのコンポーネント。自転車はただの移動手段の道具だけど、自身が一つ一つ自分の好きなもの、格好いいと思うものを集めていって、ふと客観視して、アンバランスじゃ無いか、乗って不便がないか確認の繰り返し。それが楽しいところ。

もちろん見た目だけじゃダメなのだけど、見た目なんて関係ない乗り物だったら、自転車がこんなに多くの人を虜にしてないよなーと思います。

納車後、電車に乗る機会が減って、通勤やお休みの日にたくさん乗ってる様子が見られると嬉しいです。そして最初の1台をCROSS CHECKにしてもらって本当に良かったです。

もちろんCROSS CHECKのライバルも最近は店内多いし、選択肢多くて迷わせちゃうかもだけど、まだまだエースはクロスチェック、不動です。

とかいって、お客様の好みや用途を聞いたら、他のフレーム引っ張り出すかもしれません。本当に人によってそれぞれで、ベストも正解もないので、なるべく選択肢多目、取捨選択し放題でお待ちしております。

(↓OMMチームは先ほど出発)

雨が続きそうですが、ぜひ店頭で沢山の展示車、パーツ、フレームを見にきてください。

以上3台のご紹介でしたー