こんにちは!
代々木公園店トミーです。
UNVERという新ブランドが生まれました。
“UNVER”
アンバーと読みます,
いつだか友人が口にしたワードがそのままブランド名になってます。
Amber(琥珀)が語源で、綴りがダサいからUNVERじゃね?みたいなノリだった気がします。
クルマなどのウインカーの色もアンバー。
ロゴのモチーフも実はクルマの部品からきてます。文字がウネっとしてるのはスキッドのタイヤ痕的な感じ。
ファーストプロダクトはクロモリ製のトラックフレームです。
好きが高じて遂にフレーム作るまでになりました。
“RAPID”(ラピッド)と名付けました。
素早いとか急速とかそういう意味です。名前の通りよく走ってくれます。
僕フォルクスワーゲンのゴルフという車が好きなんですけど、初代の北米向けがRabbit(ラビット)の名前で販売されていました。
なんか音が似てるからRAPIDにしたというのもあって、しっくり来てるしお気に入りです 笑
↑↑↑これは2ndのプロトタイプ。2020年製
とにかくリアルであり、クールである事を追求して作りました。
自転車設計の知識よりもリアルに乗ってきた経験と感覚を頼りに、ジオメトリーとデザインをしました。
初めて組む時、クランクが付かなくて自分でフレームに逃がす為の潰しを入れたり色々ありました。。。
因みに、1stプロトタイプは何故か1inchヘッドチューブにOSコラムフォークで上がってきて、そもそも組める状態ではありませんでした。
マジ物作りムズ過ぎだろってなりましたね 笑
ジオメトリー引いてもらう時に、一般公道でしかも普通に販売されるフレームなんですよね?大変興味深いですね。。。とその道のプロを少し不安にさせたりもしましたが、絶対的な自信がありました。
上記のトラブルなんかもありましたが、思惑通りジオメトリーは一発目から完璧。
あとはガッツリ乗ってテストするのみ。
自分1人ではなく、日々東京の街を駆け巡るメッセンジャーの友人にも、よりタフなテストライディングをしてもらいました。
数字で弾き出したものは確かに正確かもしれませんが、人の感覚で作られたモノの方がある意味で間違いないと思うんですよね。
嬉しいことに早速お客さまに納車させて頂いたバイクがあるので、説明交えながらバイクチェックしていきます。
*UNVER* rapid track (M)
東京生まれ東京育ちの新ブランドUNVERのファーストプロダクト”RAPID”です。
SNSやブログではほぼ詳細を出していなかったのですが、直接店頭でお話しして共感して頂き、このRAPIDを選んで頂きました。
素地にクリアコートのみのRAWフィニッシュ。
溶接痕が剥き出しでアガりますよね。
Rapidの特長である下がったシートステー。
ディテールとしてカッコいいというところから、乗り心地に至るまで拘ってこの仕様になっています。
リヤ三角には太めのパイプを使用して、小さく作ったので剛性感モリモリ。
乗り心地に至るまで拘ってこの仕様になっています。
踏めばガンガン進んで、スキッドはキュッと止まる。でもクロモリだから硬すぎる感じはなくて、今までにありそうでなかった感じのフィーリング。
定番のギア比47-17でシートチューブとタイヤのクリアランスがカツカツになるよう、チェーンステイ長を出してあります。
ブラック基調のところ、AARNのシルバーがバチッとハマってますね。フレームの鉄とチェーンリングのアルミどちらも素材感たまんないっす。
ヘッドの規格も普遍的なOS。様々なブランドの物を選んで頂けます。
PHIL WOOD製のヘッドセットが無骨で良く似合っていますね。お持ち込み頂いたミドルスクールなRicheyのステムも最高。
ブレーキケーブルはフレームの中を通るようになっています。
穴位置にも拘って、雨水などが侵入しづらく、なるべく目立たない場所になっています。
言ってしまえば急に出てきた謎ブランドなのに、興味持って試乗して頂いて、お話ししていく中で自然とパーツ構成や組み方が決まっていく感じも作り手として本当に嬉しかったですし、すごく良かったです。
自分のバイクかデモバイク組んでバイクチェックしようと思っていたんですが、ちょっと悔しいくらいカッコ良く組ませて頂いちゃったのでご紹介でした。
もう一色のターコイズブルーもめちゃくちゃ良い色なのでまた紹介しますね。
というわけで、新ブランド“UNVER”をよろしくお願い致します。
やはり文章だと書き切れず、上手くお伝えできないですね。。。
良かったらヨヨコーで実物見れますし、試乗もして頂けます。
それでは店頭でお待ちしております!
また〜!
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