おっと、ここで代々木公園のブログです。

こんな書き出しするのはそう、松本です。

 

本日はカスタムで入庫いただきましたPACERが大分いい感じだったのでそのブログを失礼します。

チュウヤンがまだ幡ヶ谷でなく、上馬の看板息子だった頃にお受けしたPACERです。と説明すると幾分かの歴史を感じていただけるのではないでしょうか?

もう5年?ほど納車から経過いたしました。

こちらが最初のパーツ構成。

オーセンティックなクロモリロードバイクといって申し分ない感じのアッセンブル。

クリーンに組んであります。

このバイクをキッカケにROADの楽しさを知っていただいて、深くロードの魅力に触れるためにもう一台バイク(戦闘機)を手に入れたオーナー様。

ロード二台をただ所有するのも勿体無いので、PACERの使い方をアレンジを考えられました。

懐の深さがSURLYのチャームポインツなので必然な流れでSURLYをカスタム。

それがこちら。

レーシーなバイクにはないところを補い差別化するためのカスタムだったので、コミューター化が1番の目的となったご様子。ハンドル周りの大幅な変更とバスケットの追加で日々を豊かにするバイクに変身しました。

 

 

ここで松本のオイシイトコ取り。

 

コミューター化したPACERをしばらく使っていただいて良かったところ、変えたいところを正直に見つめ直してスタイルアップのご用命を承りました。

*SURLY* pacer (46)

すぐに分かった方はバイクギーク確定です。

今回のキモは650B化。簡単に言うとインチダウンしました。

インチダウンすると太いタイヤが履けると言うメリットがあるのでね。

ロードバイク特有の細いタイヤしか履けない問題をねじふせます。ゲットザ安定感!

*SURLY* pacer (46)

長年の使用を物語る塗装はげも、なんだか愛おしく。

*SURLY* pacer (46)

*SURLY* pacer (46)

エヴリデイバイクカスタムの大定番となったダイナモハブもぬかりない判断、SON NABEN DYNAMOへ。

*SURLY* pacer (46)

カゴとフロントキャリアはあんまり使わなかったそうです。

ならば、外しましょう。

引き算も立派なカスタム。

でも最初から積載能力ゼロだと不安だし、必要最低限のものは詰めた方がいいかな?と言うご要望にそう形で、SWIFTのBANDIT HANDLE BARをご案内させていただきました。

携帯、財布、カギを入れるためのバッグとして採用!

便利を意識するとついつい色々なものが付いてしまって、びっくり自転車みたいな見た目になっちゃうけど、ごちゃごちゃしちゃうし引き算は僕も賛成です。

*SURLY* pacer (46)

黒とシルバーパーツのミックスでバイクを組み直すことにしたので、サドルも変更しました。

CAMBIUMのC17です。

天候に左右されない使用感はタウンユースの味方だし、ソフィスティケーテッドな見た目がこのサドルのいいところ。

*SURLY* pacer (46)

タイヤはG-ONEこのサイズがPACERの650B化におけるマックスクリアランスだと思うのですがいかがでしょうか?

*SURLY* pacer (46)

説明不要のチェーンリング。

フロントギアも今回のカスタムで取り外しました。フロントシングルで無駄な変速を一網打尽。

*SURLY* pacer (46)

そして、全体像を改めて。

利便性と機能を見直すことで過剰じゃない、自分にとって適切なパーツ構成へ見直しを測った今回のカスタム。

時の経過や、生活の移ろいうにリズムを合わせるようにバイクをアジャストしていく今回のようなオーナー様の感覚がとても素敵だし、物との向かい方が参考になりますね。

 

とても楽しい作業だったのでみなさまにもおすそ分け。

また素敵なカスタムが入ったらお伝えさせていただきます。

 

それではー。