今日は少し特別な車両なので、番外編という感じでBIKECHECKしたいと思います。
ハンドメードバイクってご存知ですか?
自転車ってのは本気出すとフルカスタムでオーダーできます。手作りでフレームを作ってくれます。
アメリカの場合はもちろんアメリカ製。ということになります。
自分の身体をまず採寸して、適正なサイズを出して行くところから始まって、自分の乗りたい用途だったりとか叶えたい使用用途を伺って。自分の癖だったりこだわりだったりを随所に自転車に投影させることができるのがフルカスタムオーダーの醍醐味。
マジで仕立てることが可能。
そして決まったようにどのバイクもかっこいいというのが解せないところです。
僕はHUNTERCYCLESというハンドメードフレームにアゼミさんが乗っているのを目の当たりにして、BLUELUGへの仲間入りを強く願いました。と同時にCirclesという名古屋のモンスターショップの存在を知ることになります。
このジャンル、ある人にとっては天空のそのまた天空の話ですし、ていうかわかんない、どうでもいいって人もいるでしょう。でもある人にとっては人生変えられてしまうくらいの魔力があります。
今日は構想から約二年の時を経て納車させていただいたスペシャルバイクをご紹介します。
何せ2年もかかるので、幡ヶ谷時代から引き継いでやっとこ納車という感じで。結果代々木公園で組ませていただきました。
この手のスペシャルバイクは上馬店が得意です。
相当な引き出しないと無理なんで僕たち的にも上馬のみんなが適任だと思っています。。
SOULCRAFT/ROYAL
そらー二年も猶予があったら、やっぱりいろいろ考えるし、その時の現状から激しくエスカレートしてしまう方も中にはいらっしゃるわけです。このオーナー様がまさにそう。
自分だったらひと時も忘れないだろうし考え続けるから。しょうがないっすね。
写真の通りです。もう説明不要な箇所が多すぎて、逆にもう文章が思いつかず。。
誰も文句つけられない完璧パーツ構成。使えるところはカーボンコンポジット!ブランドはもちろんenvecomponentsです。
回転部分はphilwood。毎回呪文のように繰り返しますけど信頼と実績のブランドはこういったスピードバイクにも使っていただけます。コンポーネントはね、シマノのULTEGRA。いやはや、非の打ち所がありません。。
実は、ステム、フォーク、さらにはSILCAのフレームポンプに至るまでマッチペイントで塗らせていただいています。
美意識もしっかりと。
無理やわがままを聞いてもらって、形になった車両。
Kさんいつもありがとうございます。本当に担当できて良かったです。
メカニックとしての僕の欲望はしっかり成仏させているので、あとはオーナーさんが暴れまわって使い倒していただいて、楽しんでくれたらこのフレームを作ってくれたseanさんも本望なんじゃないかなと思います。
残念ながら、SOULCRAFTのフルカスタムオーダーは終了してしまうようで本当に残念極まりないんですが、ビビッときたフレームブランドで自分だけのお誂えバイクを作るなんてーのは一度っきりの人生で一回は経験してみてもいいのかなって思います。
是非冥土の土産に。
いや、生きてフレームとの永遠の愛を誓ってください。
TRUELOVE。
藤井フミヤ。
違うか。
それでは、また。