自転車遍歴もそれなりにあるわけなのですが、そんな中から僕が最も愛する、RivendellのSam hillborne(サムヒルボーン)に焦点をあてたブログを書いてみようと思います。
アメリカのRivから再販のビッグニュースをキャッチして、程なく日本にも入荷があったので、このブログを書くことにしました。
気になるカラーは”LIME OLIVE”と”HIHO SILVER”の2色です。
インボイスでこの2色と見たときには、大興奮でした。
LIMEの方は他のモデルでも度々採用されてるカラーで、Rivのみんながとても気に入っているのが分かります。
HIHOの方は僕の知りうる限り2回目の登場です。JOEが発売された時はブリティッシュグリーンとこのシルバーでした。
店頭での発売は12月9日(金)から
オンラインストアでの発売は12月18日(日)の19時から
フレームのみのご購入ももちろん歓迎していますので、じっくり組み立ての構想を練りながら楽しんでくれれば嬉しいです。
そうそう、サムのことに関して少しだけ。
サム、この前廃盤って言ったじゃん!とかはもう野暮な感じで、Rivの流れに身を委ねるしかありません…実に4年ぶり?くらいの復活。
自分も乗ってます、僕のバイクです。
9年ほど苦楽をともにした相棒。
ブルーラグに入って色々自転車は手に入れたけど、やっぱサムが圧倒的に気に入ってるので、結局これしか乗ってないです。
自分のバイク1台に絞って残り全て爆破しなきゃならんシチュエーションになったら、サムヒルボーンなんだと思います。(そんなこと起きないが!)
サムは僕にはとても十分な存在で、”十分”って部分が重要。
自分にとってとてもカジュアルで、日常的なバイク。
もちろん足りない部分もあるけど、過剰に機能を押し付けられてる感じがしないので好きです。
たまに仲間とRivendellに乗ってツーリングに出かけて、楽しかったと思えるくらいであれば十分。
きっとライフスタイルが変わればまた勝手に違うこと言ってるんだろうけど、マイライフに求める部分”便利””快適””快感”の3大欲求が十分に備わっている気がします。
見惚れてしまう四駆の車もいいけれど、SUVくらいで十分だ!に似てます。
そんなサム、スペックを参照しながら、少し細かいポイントも抑えながら”これで十分じゃ~”の理由を掘り下げてみようと思います。
非常にパーソナルな感想も入るので、あくまで参考までに。
サムの設計の背骨になってる部分は、オールコンディションロードというところ。
かつてはHOMERというフラッグシップモデルの下位互換だったようです。(昔はバジェットヒルセン=お安めラインのホーマーと称されていた)
CHEVIOTは、PLATYにブーストしてすっかり置き換わったけど、サムはいまでも継続してくれています。
サムは、JOE始め色々なライナップにに影響をもたらしたし、HOMERとも当初の関係から変わって相互補完(軽やかとタフの関係性)しているところもサムのチャームポイントになってて、サムというベースのスープがあってそれぞれの味付けをする事で他のバイクが出来上がっている感覚があります。
RIV的おすすめはロードツーリング、ショッピング、コミューティングにおすすめとのこと。
あくまでMTBのようなワイルドな道というよりは、僕らが生活する上でまず避けては通れない、『道路』を得意とするようです。
スペック面はいたってシンプルでクラシック。
ディスクブレーキ戦国時代だってのに、未だにカンチブレーキ台座だし、グラヴェルロード過渡期に、やっと48mmのタイヤクリアランスを手に入れたサム。愛してる。
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土の上を走るのは限界あるけど、GUSやSUSIEじゃ物足りないその辺の砂利道だって、サムなら逆に限界突破してる感じあって、僕は楽しいです。
オフロードライドに向かう車にも、なんだかんだサムを積んでる自分がいます。
アップライトなハンドルで組まれる方が多いし、それ用にフレームの横パイプ(トップチューブ)が長めに作られています。
特に僕のおすすめはB352(できればクロモリ)で視界を確保して、”走る”というよりは、”流す”みたいなムードで乗ってもらうセッティング。
ユッサユッサとスイープバックが入ったハンドルを揺らしながら、ペダルを回すともう…グレートです。
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もしドロップハンドル、またはアルバスタッシュバーで組みたければ、80mm程度の短めのステムとコンビで使っていただければ。
ハンドル変えれば性格が変わるので、Rivの中でもかなり組みやすい部類に入ります。
GUSやSUSIE、CLEMだとドロップハンドル想定なんて夢のまた夢なので、カントリーバイクな要素はこういうところにも表現されています。
でもちょっと注意、細RIVに当たるサムは最速バイクと思っちゃダメです。
かつてのローディッシュなハンドメイド期のHOMERに比べて、BBドロップは下がり、ややヘッドチューブアングル、シートチューブアングルは寝ている感覚あります。
ペダルを前に押し込むような独特の感覚や、サドルにしっかりと座り込むポジションになるので、心地いいですが、少々メローな感じもあり。
今日はやや身体の調子が悪い?と思わされるスピード感の時もあれば、別の自転車に乗ってるのか?と思うほど軽快に走ってくれる時もあるので、ほんと面白いバイク。
自分が伝えた力以上に出力が来ないのも僕にとっては心地がいいです。
プラスチックフェンダーをつけて毎日の通勤の相棒にするのもバッチリ。
その際は38mm程度のタイヤにて。
詳細なスペックサイズチャートは、こちらを参考にしていただければと思います。
サイズ選びもこちら+サドルハイトから選べるので参考にしていただければと思います。
全てのサイクリストにとっての救済じゃないことは間違いなく、それは所有者である僕もいちばん痛感しているところなので、スタッフと話しながら自分の使い方に合っているかどうかを相談しながら購入を決められた方がいいと思っています。
上馬店にはグラントピーターセンに最も近いブルーラグスタッフ、谷さんがいることですし、上馬にてRivendellを買われるのが個人的には良いと思います。
僕がブルーラグのお客さんに戻れたならば、一度は谷さんにRiv組んでもらいたいすけべ心があります。
今回のサムの入荷が皆様にとっていい出会いでありますように!
縁起が良いのか悪いのか、ブルーラグの3店長はみんなサムヒルボーンユーザーだったり。
と、サムのテキストを鼻息荒く書いてるところに追加の吉報が…!
“MIKE PLUMPATIRE”という空気入れ。
38mm以上のタイヤサイズにバッチリな大容量な設計になっています。
チュウヤンに試しに使ってもらいました。
50mm/20インチのタイヤをパンケーキフラットから16ストロークで空気を充填できるという代物。
大ボリュームと低圧が得意なタイヤなので、使いすぎると怠けて、筋力落ちるから注意。トレーニーは普通のポンプを使いましょう。
某ドイツ製のフロアーポンプのハンドルを壊しまくったRivendellの過去があってこのポンプが生まれたみたいです。
木製のハンソルへカスタマイズがチャームポイント。
にしては、仰々しいメタル製のボディでなく、プラスチックボディなので、情熱価格を実現してくれてるのもポイント高いです。
バルブはフランス式とアメリカ式の二口完備。
フロアポンプて、なかなかいいデザインないし、最近はみんな割とボリューミーなタイヤ履いてる事が多いしなので、お店でも使ってみよう。
意外とフロアーポンプお持ちじゃない方もいると思うので、タイミングだなと思ってくれたら是非にです。
もちろんRivユーザー以外の方にも使って欲しいです。
という訳でRivendellから2点ニュースを代弁させていただきました。
つらつらと書いてしまって長くなってしまいました。
最後まで見てくださってありがとうございます。
最後に好きな写真。
ではまたー。