こんにちはこんばんは。せんとです。
今日は、少々マニアックなパーツのご紹介。
ドイツを拠点に活動するStefano と Horst のバイクフレーム/コンポーネントブランドCYBER CYCLES。
まずは自分的に一番刺さって、一年ほど前に個人でドイツから買った経緯もありBLUIELUGでの取り扱いのきっかけになったクランク。
クロモリチューブ溶接からなるクランクです。
ロードやMTB用のクランクは今も昔もアルミ製クランクが主流で、削り出しだったり鍛造成形だったりと人の手がそこまで必要がないし、軽くて安定した製品が得られるので量産品としてアルミ製は素晴らしいですよね。
対してクロモリクランクは非常に人の手がかかるので高価です。
上の写真だけでも無二のかっこよさは伝わる気がしますが、ウンチクを垂れてみようと思います。
参考画像: 1990年代のCook Brosのチタンクランク。
参考画像: 1990年代のBULLSEYEのクロモリクランク。
言うのも野暮かもですが、CYBER CYCLESのクランクは90年代のMTBがめちゃくちゃ流行ってガレージブランドがぼこぼこあった時代の、この辺のチタンやクロモリのクランクへのオマージュやリスペクトを感じますよね。ビンテージも憧れるけど骨董品を手に入れても使うの気が引けるし、そもそも現代のバイクにフィットしない。。からこそ作ってくれてるのかなと。自分としては正にこんなのが欲しかった!なクロモリクランクです。
細身でしゅっとした印象もありつつ、溶接モノならではな無骨さもあるのが良い。
細かい仕様は、、リング取り付け部分はパーツが選びやすいSRAM系3-boltタイプなのも嬉しいですし、
(写真はCYBER CYCLE製トリプル用スパイダー、もちろんシングルでもダブルでもOKです!)
BBは安価なものからハイエンドまで選べる24mm軸タイプ。シマノHOLLOWTECH2も使えますしPhilのOBBも組み合わせられるのがアツい。
RAWカラーはBMXクランクみが強い感じ。OLD MTBの系譜も最高ですし、さらにBMXの匂いもしてくるのが重ねて最高。
BMX系クロモリクランクの王者といえばPROFILEかなと思いますが(自分も10年使ってます)、PROFILE系の構造は長距離走ったりするとアームが緩んで抜けてくる事もあったり、ギア付きのバイクには合わせづらかったりと、やっぱBMX用って感じ。
その点、CYBER CRANKはMTBやグラベル用に作られてるので心配ご無用です。
今回入荷はORクランクというタイプでMTB向けとされているタイプ。組み合わせ次第でグラベルなど様々なバイクに取り付け可能かと思います。
CYBER CRANKも90年代の雰囲気を今に呼び起こしたネオレトロなパーツですが、お次に紹介するフォークも同じコンセプト。
*CYBER CYCLES* titanium cross blade rim fork (crmo column)
*CYBER CYCLES* titanium cross blade disk fork(crmo column)
リムブレーキの方は正に90年代の名作、タ◯ゲ switch blade forkを現代的に解釈したもの。
まずブレード部分はチタン製。チタンと言うだけでロマンでしかないんですが、それだけじゃないのがスゴい。
特徴的なクラウンはダブルクランプ方式で高さ調整が可能=フォークの肩下の長さが変えられます。
クランプ式のブレーキ台座は高さ調整まで可能で、なんと26インチ~29インチリムに対応。
リムブレーキ好きには堪らない一品かなと思います。
こちらはDISCブレーキタイプを上から見下ろした画像。精巧な作りに見惚れます。ドイツメイドならではな繊細さを感じますね〜。
DISCブレーキのワイヤーをパイプの中へインターナルさせる事ができたり、通常と違う構造のフォークならではなディテールも面白いポイント。
どんなバイクに付けようか妄想始まってる方もいらっしゃると思いますが笑 個人的にはリムブレーキタイプはやっぱOLD MTBにいいんじゃないかなと。フロントだけ27.5インチ化できるかな?とかイケナイ事考えちゃいますね。CRUST WOMBATにもバチバチにハマりそう。。
DISCの方はCRUST EVASIONがまずアタマをよぎりましたね。EVASIONオーナーの方いかがでしょうか。
少々マニアックなパーツ達なので、少しでも不明点あれば代々木公園店セントまでお気軽にお問い合わせください!(✉️nishii@bluelug.com)
お待ちしてます〜
それではまた!