この投稿をInstagramで見る

 

Crust Bikes(@crustbikes)がシェアした投稿

SCAPEGOATのペイントをストリップするのに、燃やすなんて!笑

笑いましたが、心の中では大きくガッツポーズをしました。

 

メインストリームから見たら異物で変なモノやコト。

時にグロテスクで、ショッキングな内容だけど、それが格別に快感で、不良に憧れる幼気な少年ように今度はどんな事を仕掛けて来るのか!と彼らの動向が楽しみでなりません。

 

 

 

本家の方で塗装燃やしちゃうので、僕は最近組ませていただいた、燃やしてないSCAPE GOATをご紹介したいと思います。

*CRUST BIKES* scapegoat(M)

CRUST BIKES/SCAPE GOAT(BOT)    MSIZE

 

お仕事の関係で、北海道から関東圏へ一時暮らすことになったことをキッカケに、自転車組むならブルーラグへ!とありがたいお言葉と共にご来店頂いたオーナー様。

 

お話をお伺いしていくと、トラックバイク元年のころはトラックバイクにどっぷり。

 

その後は少し自転車から離れていたご様子でしたが、 北海道という土地柄&CRUSTというバイクに出会って再び自転車のシーンをフォローしていただくことになったのがオーダーのキッカケだったご様子です。

 

トラックバイクのパンクな精神性が体に浸透してるサイクリストは、CRUSTのフィロソフィーが馴染み良いなんて方をたくさん見届けています。

*CRUST BIKES* scapegoat(M)

ご来店の際に検討になっていたのが、EVASIONかSCAPE GOATでした。

 

どちらのモデルもツーリングには適していると思うのですが、北海道の広大な土地や、豊かなロケーションを想像する限り、スマートさよりも、生々しい土遊びも存分に楽しんでみたい!とSCAPE GOATに軍配があがり、オーダースタートしました。

 

このフレームの発起人、GOATさんがルーツとするPUGSLEYを始発としたファットバイクツーリングの現在形がどのように活躍するでしょうか。好奇心が膨らむばかりです。

 

新鮮なキーワードだったのが”ドロップハンドル”

これはザワつきましたが、大ありで大賛成なので挑戦させてください!と。

 

このセッティングが整えば、EVASIONの上位互換になり得る事だってあります。

ご身長は177cm、Mサイズでトップチューブ長は590なので、70mm程度のステムをつけて調整しながら組ませて頂くことに。

*CRUST BIKES* scapegoat(M)

*CRUST BIKES* scapegoat(M)

*CRUST BIKES* scapegoat(M)

とは言え、まだ関東を拠点にツーリングを楽しまれるとの事だったので、27.5×2.4のMaxxisからARDENTをチョイス。(27.5だと2.8まで許容するバケモノです)

*CRUST BIKES* scapegoat(M)

*CRUST BIKES* scapegoat(M)

*CRUST BIKES* scapegoat(M)

*CRUST BIKES* scapegoat(M)

駆動部分、とりわけ回転に関わる部分には妥協のない判断を。

ヘッドセットにはChriskingのNothreadset、ボトムブラケットにはPhilwoodのOBBを。

*CRUST BIKES* scapegoat(M)

*CRUST BIKES* scapegoat(M)

駆動関係は1×11speedのグラヴェルコンポーネントのマスターピースGRXを主軸に。

ドライブ関係はXTとMTBのミックスコンポ。

73mmシェル幅なので、クランクはGRXでは揃いませんが、ブルーラグ的に鉄板なのはこの組み合わせ。

*CRUST BIKES* scapegoat(M)

プラットフォームペダルはMKSのGORDITOといきたいところですが、ラフなコンディションも想定されると思うので、大判な踏み面とピン付き、デザインも華やかなSIMWORKSのTACO PEDALを。

*CRUST BIKES* scapegoat(M)

*CRUST BIKES* scapegoat(M)

全体のフォルムをおさらい。

 

いい意味でカオスなパーツチョイスが魅力でもあるCRUSTですが、なるべくシンプルな出で立ちでというのもオーダーの中にありましたので、スマートな感じで。

 

少し不安だった、ドロップハンドル化もバッチリ馴染んでくれて、操舵感も良好。

マルチポジションバーとかワイドライザーバーあまり馴染みない方はこんな感じでいかがでしょう。

 

 

グラヴェルロードのブーストバイク?ファットバイクツアラー未満?なちょうど間の絶妙なスイートスポットが見つかった感じがする今回の車体。

 

そう言えば、ブルーラグスタッフ内でマウンテンバイクライドする時、オフロードデビュー戦の子が居る時は、SURLYのMoonlander乗ってもらってた事をSCAPE GOAT乗りながら思い出しました。

その真意って慣れないオフロードのコンディションを大いにバイクにエスコートしてもらって楽しんで欲しいって文脈があった気がします。

 

SCAPE GOATも変なクセも意外となく、見た目の割りにはクリーンな印象で、ファットなタイヤにもフレンドリーなので意外にもファーストグラヴェルバイクにもってこいなのでは?と思いました。

決して入門編のバイクではないので、乗り手がオフェンシブにかまえれば、それはそれでついて来てくれるみたいな頼りになるバイクって感じです。

 

 

*余談*

SCAPEGOATと言えばこの男。

“BIKE PACKING IS SUCKS”という人物は欠かせません。

不気味でシュールな世界観と、超絶技巧のライディングパート。

僕はこういう意味の分からないライダーが大好きです。

 

ぶっちゃけCRUSTそろそろ欲しい。

僕もSCAPE GOAT焼こうかな。笑

 

今日はナイスバイクを1台紹介させていただきました。