代々木公園から松本です。
5月はゴールデンウィークも相まってか、ファーストバイクのオーダーが増える時期でもあります。
思い思いの自転車に考えをめぐらせ、暗中模索ながらも一台を形にした方も少なくはありませんでした。

中でもファーストバイクにシングルスピード(いわゆる、ギア無し)を選ぶ方は風物詩的な現象ですね。

僕ももれる事なくシングルスピードに魅了され、自転車の奥深き桃色世界に足を踏み入れたわけでした。
そんな桃色世界に浸り、そりゃもう肩まで浸かり、可愛い、綺麗、グラマラス、破天荒、なんか落ち着く、会うたび美しく感じる、と縦横無人に桃色世界の大海原で面舵いっぱい。海賊王って俺の事?(自転車屋です)と歌えや踊れやのどんちゃん騒ぎをして来た訳で。(自転車の話です)
それでもやはり、シングルスピードの美しさにはいつだって目を奪わせる魅力があります。

構造もシンプルでケアもしやすいんですけど、何より他には変えられないシンプルな見た目というのがシングルスピードバイクの特権です。

いろんなバイク乗り倒したけど、結果シングルに落ち着くスタッフも何人も見ているし、代替えの効かないある人にとっては”ましゅたーぴーしゅ”なんだと思います。

そんなシングルスピードバイクから今日は二台のご紹介です。

それではいっときましょ。

*MASH* steel (M)

MASH/STEEL (M) SMOKE
*MASH* steel (M)

*MASH* steel (M)

*MASH* steel (M)

*MASH* steel (M)

*MASH* steel (M)

*MASH* steel (M)

シングルスピードを語る上でまず外すことができないのが、サンフランシスコのMASHという存在です。
トラックバイクシーンを支え続けた彼らの新しい遊び、そしておもちゃになったのがトラッククロスバイク。分かりやすく説明するとフィックスギアでダートを駆けろってジャンルなんでしょうか。トラックバイク同様とってもエキサイティングなものなんだけど、それにちなんだレースもちょくちょく出始めていて遊び方も少しずつアップデートが重なってなんとなく定着しそうな現在。
それに最適な車両を形にしたのが前作に当たるMASHWORKなんだろうし今回のSTEELというフレームも然りと思います。
今作に当たるMASHSTEELはよりアグレッシブにバイクが動くと思うので、乗車時の興奮作用はとっても大きいものになっています。
冷静と情熱の間(古い)をうまく行き交ってクリーンにアクティブに乗って欲しいなと思います。

このオーナー様のバイクは本当に素直に素敵にSTEELを組んでいただいているので、フレームのストーリーを純度落とさず感じてくれるのではなかろうかとタイプを早めてふんふん!と興奮しています。

ブレーキのネガティブカラーアッセンブルとかロゴとの関係性を大切にしてくれているあたりデザインなんかもとても気に入っていただいているのかなと思います。これ本当いいアイデアだよなー。
実はカスタムの余白もあったりすると思うので今後のバイクの成長も含めて楽しみです!

*SURLY* steamroller (53)

SURLY/STEAMROLLER SIZE53

*SURLY* steamroller (53)

*SURLY* steamroller (53)

*SURLY* steamroller (53)

*SURLY* steamroller (53)

*SURLY* steamroller (53)

なんか久しぶりな感じだけど、SURLYのSTEAMROLLERです。毎度一生分とオーダーをする訳ですが、結果需要が勝るSURLYの名車の一つ。
こちらはアウトドア好きの山男への一台。最高かよ。
お会いした時もpatagonia率多めで、僕は確信しました。話合いそうと。笑

シングルスピードらしくごちゃごちゃ色々付けずにまずはこのシンプルな状態を楽しんでもらえたらなって。
でも日東さんのハンドルRM-016マスタッシュバーだったりGRAVELKINGのブラウンサイドで配色におけるトーンの保ち方なんかは、ご自身のキャラクター分かってらっしゃる感じ。うまいですよね、僕はファーストバイクをこんなクリーンに組むことなんてできなかった。。笑こちらもシングルスピードながらスチームローラーの拡張性を活かしてもらってさらなる進化がとっても楽しみな一台に仕上がりました。

Rivendellはじめ、ヴァイブス高めなエブリデーバイクが多かった代々木公園だけど、コンスタントにシュッとしたスタイリッシュなバイクを組ませてもらえると僕たち組む側も楽しませてもらえます。

感度感覚、レベルなんかもまちまちなオーナー様をフォローできるようにレパートリー多め視野広めでメカ一同お待ちしています。

流行の組み方なんて括り方が少々ナンセンスなバリエーションに富んだ豊作時期と言ってもいい自転車シーン、それぞれの好きと楽しみを見つけてマイペースに楽しんでください。

またまた。