皆さんこんにちは、代々木公園店よりカリカリです。
まず初めにお知らせから。
今週はブルーラグ毎年夏恒例の棚卸しが行われるため以下の変則的なスケジュールとなります。
ご来店をご予定されていたお客様にはご迷惑をおかけいたしますがご了承の程よろしくお願いいたします。
【棚卸しによる休業スケジュール🍉🎐】
8月4日(月)ブルーラグ都内3店舗休業 オンラインストア休止(正午より~)
8月5日(火)ブルーラグ全店休業 オンラインストア休止
8月6日(水)ブルーラグ全店休業 オンラインストア休止
8月7日(木)ブルーラグ都内3店舗休業 オンラインストア休止
8月8日(金)ブルーラグ全店通常営業 オンラインストア再開 (正午より~)
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以降全て通常通り
※鹿児島店は火水定休を挟みまして通常通り営業です。
それでは本日のブログに戻りますね。
皆さんは写真の彼をご存知でしょうか?
ブルーラグの発信をよく見ていただいている方や、弊社で取扱をしているRivendell bicycle worksのファンの方なら既にご存知の方も多いはず。
彼の名はWill Keating (ウィル・キーティング) 。
サンフランシスコ、ウォールナットクリークの自転車カンパニーRivendell bicycle worksで働くスタッフの1人です。
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先日その社のBOSS グラントさんと一緒に来日していただいたのが記憶に新しいと思います。
(急な呼びかけにも関わらず本当にたくさんの方にお集まりいただきありがとうございました!)
今日のブログはそんな彼にフォーカス、スポットライトを当てました。
と、いうのも僕自身ウィルさんのファンで彼のスタイルだったり色んな側面で影響を受けました。
Rivendellを好きになったのもウィルさんの存在大きいと思います。
ですが彼って探してみると以外と情報が少ない。
極度のSNS嫌いでインスタグラムを筆頭にその方面のツールは何もやっておらずそのプライベートも謎に隠されています。(SNSをやめて人生が70%以上豊かになったよと言ってました。笑)
僕もウィルさんのことをもっと知りたいとRIVのホームページを遡ってみたり、共通の友人のインスタグラムを血眼で捜索したり(危ない奴笑)、ウィルさんとも仲の良いcalling in sick(アダム)のYoutubeに度々登場する彼とその自転車をスクショしたり、ズームしたりしながら彼のことを調べたりしていました。
それでもやっぱり得られる情報は多くはありません。
なので今回の来日をきっかけに彼に一問一答スタイルでインタビューをしてみました!
僕がウィルさんのことをもっと知りたいように、お客様の中にもそう思っている方少なくないはず。
そしてまだ彼こと、Rivendellのことをよく知らないという方にも知っていただける機会になれば幸いです。
以下、
W(ウィルさん)、K(カリカリ)でお送りします。
Q . お名前と年齢を教えてもらっても良いですか。またRivendellでは主にどんな仕事をしていますか?
A . Will Keating(ウィル キーティング)、37歳。Rivendellではゼネラルマネジャーを務めているよ。主に週間ニュースレター執筆の担当をしたり、サイトの写真の掲載や運営にも関わっています。またブルーラグのようなディーラーさんとのやり取りや、お客様からの様々な質問(技術的な部分や製品、フレームに関して)に答えたりなどマルチにやっているかな。
今回のような出張もよく行かせてもらってるね!自社製品の製造をお願いしている台湾の工場や、年に数回あるバイクショーだったりが主かな。
(K)ウィルさんって今年でRivendellに務めて何年目なの?
(W)今年で13年目。先輩スタッフにはグラント、マーク、リッチ、ジョン、ヴィンス、ハリーだね。
Q . 出身はどこですか?幼少期はどんな子供だったか覚えてる?
A . Los Angelesが地元だよ。子供の頃かぁ、、問題児でいたずらばかりしていたかな笑。子供の頃の写真などは自分では持っていなくて多分母親が持っているだろうけど、よくいるスケーターキッズだったよ。ダボダボのパンツで寝癖のついたままボロボロの靴で過ごしてた。
(K)本当に?今のウィルさんを見てるとすっごく意外!穏やかで真面目な印象が強いから。
(W)大人になったからね笑。今になって昔のことを思い出すとすごく恥ずかしいよ。
Q . じゃあその幼少期や小さい頃に抱いてた将来の夢とかってある?
A . 小学4年生の頃までなかったよ。小4からスケートボードをはじめて、当時はそれに夢中だったな。スケートボードで食っていきたいと本気で思っていたよ。でも、17,18歳の時に自分では無理だと気付いたね。
因みに僕もカーネルさんから教えていただいたのですがこのビデオで若かりし日のウィルさんがスケートをしているのが見れます!地元の仲間たちと自主制作で作ったビデオだと思うのですがウィルさんファンからしたら激レア映像。笑 全編通して所々に出てくるので是非見てみてくださ〜い!
Q . スケートボードだったりウィルさんからはストリートからも多くの影響受けていると思うけどその文化から学んだことはあるかな?またそこで出会った人物でいい影響をくれた人物はいる?
A . Sam muller(サム ミュラー)かな。
(K)何をしている人なの?
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(W)ロサンゼルスを拠点としているプロのカメラマンだよ。元々スケーターでスケートカンパニーの広告写真なども撮ってるね。彼からは1つのことに力を注ぐこと、追求する事の大切さを学んだかな。彼は幼い頃からカメラが近くにあった生活でその頃からずっと撮り続けているんだ。そんな彼の姿勢から影響を受けた部分は多いかな。スケートも自転車もカメラも等しくね。
Q . 自転車以外の趣味はあったりしますか?
A . カメラで写真を撮ったり、最近は歩いて散歩することも好きだね。あと最近は溶接にも興味があってやってみたりしてるよ。(溶接は「とある人」に教えてもらっているみたいなんですがここではオフレコにします。)自転車に乗らない時間も大事だと思っているんだ。カメラを持って近所を探索したり、何か考え事があるときは自転車には乗らず歩いた方が頭がスッキリしたりすることが多いね。
ウィルさんは写真の現像も自前の暗室を使って自分でやっちゃう方なのですが、その中の数枚をiPhoneで撮り送っていただいたのでご覧ください。
どれもめちゃくちゃカッコいい。額装して飾りたい. . . 。
(W)フィルムの良いところは、撮った写真をパソコンで弄らなくて良いところだね。だから僕は自分が撮った写真のデータは持っていないんだ。iPhoneで撮った写真で大丈夫だったかな?建物の写真を撮ることが多いな。たまに友人の写真も撮るし、知らない人写真も撮る。使い道が無くても写真を撮ることは楽しいよ。プリントするまでに至らないネガティブが家に大量にあるけど、それらの写真を撮ったことは後悔してないよ。
全部真っ白の紙にプリントしてるけど、iPhoneで撮ると何故か茶色っぽくなっちゃってるね。
Q . 自転車に乗るようになったキッカケは?あと、その当時何に乗っていたか覚えてる?
A .サンフランシスコの大学に車で通ってたんだけど、いちいち駐車場を探すのが面倒になって、古いRaleighのバイクを買ってそれで通学し始めたんだ。Raleigh royalのミドルリーチキャリパーのロードバイクだったかな。
当時乗っていた頃の写真は残ってないんだけど一番初めに乗ったRaleigh royalのモデルはこれ↑!自転車のことを何も知らなかった僕にしてはいいチョイスだったと思う。35mmのタイヤは余裕で入ったことは覚えてる。
それから少し時間が経って、サーフウェアブランド(RVCA)のショップで働くことになった。そこで働く同僚たちは皆、NJSバイクやイタリアンロードバイクにハマってたから僕もその波に乗ったんだ。その時はサイズ62のDe Rosaに乗ってたけど、乗っていくうちに、僕は太いタイヤが入るチルい自転車の方が好きなんだと気づいたんだ。
それからは、ちょっとしたツーリングバイクオタクになったんだ。中でもMiyataの自転車にどっぷりハマった。
”610”というモデルのバイクは乗り倒したよ。しっかりツーリングもしたし。(↑当時のMIYATAカタログ写真。画像下の車体です。)
このツーリング熱がRivendellとの出会いに繋がるってわけなんだ。
(K)ウィルさんがRivendellに通ずるまでの道のり、、、熱い!!!
Q . 因みにトラックバイクに乗っていた頃ってある?
A . No、2009年にサンフランシスコに引っ越したんだけどその時流行ってたね。その当時は乗らなかったなぁ。僕はさっき話した通りロードバイクから乗り始めたんだ、その後はツーリングバイクに乗ったりしてたかな。
Q . トラックバイク繋がりでもう一問。2015年のMASHプレミアが世代的にドンズバだと思うけど、その当時そのシーンとは関わりとかあったの?MASHのライダーであるディランバフィントンさんとかと歳も近いと思うけど。
A . 最近になってMASHのvideoを見たよ。あれはエキサイティングだね。ノーブレーキでサンフランシスコの坂を下るなんてあれは普通じゃないよ笑。僕は怖くて出来ないな笑。当時トラックバイクに乗っていなかったしそのシーンとの直接的な関わりはないんだよね。
Q . Rivendellとの出会いと働き始めたキッカケは?
A . 自転車によく乗るようになっていい自転車がないか探すようになったんだけど、僕は身長が高いから市場に出ている自転車はどれも小さくて中々サイズが合うものがなかったんだ。
そんなある日Rivendellのホームページに辿り着いたんだ!その時に見たダブルトップチューブのHomerがとても衝撃的でね、それがRivendellとの初めての出会いかな。
(K)働き始めたキッカケは何かあったの?
(W)んー、ないかもなぁ。気が付いた時にはRivendellで働いてたかな(笑)
(K)因みに一番最初に乗ったRivendellのバイクって何?
(W)1台目はHunqapillar!その次はSamだね。
Q . Rivendellに勤めて13年間経ってると思うけど印象的な出来事はある?
A . そうだな、、、。今でこそたくさんの方がRivendellの自転車に乗ってくれていて日々僕らをサポートしてくれているけど、調子がいい時もあれば経営が厳しくて大変だった時代もみんなで経験してきたんだよね。その時のことが思い出に残っているかな。もちろん今ではそれも大切な思い出だし経験だよ。あと、今回のような出張は毎回思い出に残るね!
Q . RivendellはNITTOさんと一緒にお仕事したりしてるけどウィルさん自身が直接やり取りしたりするの?今新作のハンドルをジェームスと作ってると思うけど、今までに担当した商品とかってある?
A . そうだね、シン(弊社グローバル担当のカーネルさん)を挟みジェームスと3人でやり取りをさせてもらってるよ。今デザインしてるのはハンドルくらいかな。Billie barは僕も開発に携わったね。
(K)その今デザインしてるハンドルってジェームスが自分のPLATYPUSに付けてるハンドルだよね?
(W)そう、JAMES BAR。この名前は仮の名で品番的にいうとRBW-33になるかな。ジェームスはCAD(コンピューターを使った2D、3Dデザイン)を使って図面も引けるんだ。
(K)ジェームスそんな事もできるの?スタッフ名鑑に書いてある通り本当にオールラウンダーだね。
(W)そうだね、とても良い感じのハンドルになりそうだよ。
(K)とっても楽しみ!
(W)後、最近はフレームのデザインなんかもやってるかな!今試作中の新モデルのYellowolleyもデザインさせてもらったんだ。アメリカで完成車といえばイエローカラーの物が多くてその影響もありグラントは黄色いフレームがあまり好きじゃなかったんだけど、試作を重ねていく段階で好きになっていってくれたみたい。初めは反対されてばっかりだったよ笑。
(K)たくさん答えてくれてありがとう!じゃあ最後の質問をするね。
Q . あなたにとってグラント・ピーターセンとはどんな人ですか?
A . そんなのもう分かってるでしょ??笑笑
(K)笑笑笑。そうだね。
(W)んー、、、そうだなぁ。まず彼はとても優しいね。未来のビジョンもしっかりあって先もしっかり見据えている。共に働いていて時にはぶつかる事もあるけど、どれも些細で小さな事ばかりかな。フィーリングはとても近いと思うよ。とても大切な存在だね。
(K)ウィルさんありがとう!日本のRivendellファンの方々に一言もらっても良いかな!
(W)まず、いつも僕らのことをサポートしてくれて本当にありがとう。いつも日本に来てみんなのバイクを見るのが楽しいです。特にブルーラグは扱ってるアイテム数が桁違いだから色んな組み方のRivendellを見れることが特に嬉しいね!それに東京という街に自転車はピッタリだと思うよ。これからも楽しんで自転車に乗ってくれたら嬉しいです、ありがとう!
ウィルさん、過密スケジュールの中時間を作ってくれてありがとうございました!
いかがでしたでしょうか。
パーソナルな部分から日々のお仕事の部分までたくさんの質問に答えてくださってもらい、皆さんにウィルさんの事をより深く知って頂けたのではないかなと思います。
僕も知らない事だらけだったので、今回このような機会をいただけてRivendellのこと、そしてウィルさんの事が更に好きになりました。(この2ショットも宝物。)
いつかはアメリカのRivendell本社にも行きたいなぁ。
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そしてそしてこのインタビュー中にもう1つ面白い企画が立ち上がりました!
それはウィルさんが最もお気に入りのフレームを使って一台分パーツを選んで頂くというもの!
題してWill’s choice of Rivendell!
こちらも面白い内容なので次回のブログでご紹介させて頂きますね、お楽しみに◎
今日はここまで。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
代々木公園店、カリカリがお送りしました。
それではまた。
By カリカリ