こんばんは。代々木公園店クリントです。
BLACK MOUNTAIN CYCLES のサイトを巡回警察していたらこんな記事を見つけました。
2024 shop&frame news
『Monstercross and La Cabra frame are currently in production. The smallest two La Cabra frames got a size revision at the request. The original 15″ size is now a 16″ frame size and the original 16″ size is now 17″. 』
「モンスタークロスやラ・カブラフレームも製作中です。最小の 2 つの La Cabra フレームは、サイズが改訂されました。オリジナルの 15 インチ サイズは 16 インチのフレーム サイズになり、オリジナルの 16 インチ サイズは 17 インチになりました。」
LA CABRAの仕様変更が次回ロットからあるっぽい??!!
最終的な製品版がどうなっているかはわかりませんが、マイクさんが言っているのは、LA CABRAはシートチューブが長くなって、ヘッドチューブが短くなったよ。
それに伴って一番小さいサイズの15inchが16inchに。
下から2番目の16inchが17inchになったっぽい。
…..これはとても良いマイナーチェンジだぞ。
こちら松本さんのLA CABRA。今の現行ロット15inch。
スローピングキツめで、トップチューブとシートステーがほぼ一直線。
シートチューブが伸びて、ヘッドチューブが短くなったってことはスローピングが緩やかになってより大きいサイズにシルエットが近くなりそう。
サブちゃんのLA CABRAは初期ロット16inchだけどこうやってシルエットでみるとこちらもほぼ一直線。
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18inch以上になるとスローピングが緩やか。
これが低身長の性か。。。どんなバイクにも言えることですが、やっぱりフレームサイズは大きい方がシルエット綺麗だよな。思っていたのですが、新ロットのこのマイナーチェンジでジオメトリに変更があったため僕ら日本人サイズもシルエットがより綺麗になりそう。
ヘッドチューブも短くなってスローピングも緩やかになったってことは、ハンドル位置ももう少し下げられる様になる?
ヤバい妄想してたらめちゃくちゃ気になってきた。
日本人サイズの現行15inch、16inchも組んだ時のシルエットがものすごくかっこよくなる、気がしています。
さらに読み進めていくと、
『 I also have way too many large sizes of Monstercross frames. One thing I did to address that high frame size MOQs was to reduce the number of sizes offered in the Monstercross frame.』
「ラ・カブラ同様、モンスタークロスのフレームも大きいサイズが多すぎます。高いフレーム サイズの MOQ に対処するために私が行ったことの 1 つは、Monstercross フレームで提供されるサイズの数を減らすことでした。」
『The sizing run went from 52cm, 54cm, 56cm, 58cm, 60cm, 62cm, 64cm to the new V6 frame with 50cm, 53cm, 56cm, 59cm, and 62cm* sizes. Down from 7 sizes to 5 sizes. No more 64cm.』
「サイズ展開は、52cm、54cm、56cm、58cm、60cm、62cm、64cm から、新しい V6 フレームの 50cm、53cm、56cm、59cm、62cm* サイズになりました。」
『A braze-on for a rando-style front rack was added to the fork. The rear hub spacing was changed from 130mm to 132.5mm to accommodate 130mm or 135mm hubs. And the bottom bracket drop was lowered a few millimeters. 』
「フォークにランドスタイルフロントラック用の直付けを追加しました。130mmまたは135mmハブに対応するために、リアハブ間隔が130mmから132.5mmに変更されました。そしてボトムブラケットのドロップも数ミリ低くなりました。」
マイクさん曰く、MONSTER CROSSも同様に変更されるらしい。
詳しくは是非記事を読んで見ていただきたいのですが、一番嬉しいのはこちらもサイズ変更があるところ。
50が追加されて、それに伴ってサイズの刻みが変わるみたい。
今までは170cm未満の人は少し無理して52乗らなくちゃいけなかったけど、ミニマムが50になったことで、単純に日本人乗れる人めちゃくちゃ増えそう。やったぜ。
あとは、リアエンドが132.5mmに変更になったこと。
めちゃ細かいところですが、かつてSURLYのクロスチェックがそうであった様にリアエンドが132.5mmになったことで130mmのロードハブも135mmのマウンテンハブも使える。
これ編み出した人天才。
カラーのサンプルもでてました。
マイクさんの色彩センスが毎度最高。めちゃくちゃ良い色。
LA CABRAは一番左のyellow gray。松本さん乗ってるLA CABRAオリーブに似てる?いやもう少しグレーっぽいか。
MONSTER CROSSは右側の2色。
fence post grayは使い古されたフェンスのポストをみてこれだ!となったみたい。
赤い方もマジで良い色だな。。。
早く実物がみたい。。。
僕も実はBMCユーザーでして、
ピーナツバターのLA CABRAを組ませていただいてました。
BMCの記事みてテンション上がってしまったので、少し紹介してもいいですか。僕のLA CABRA自慢。
僕が選んだのは一番小さい「15inch」。
BMCマイクさんの教科書にのっとって最初はドロップハンドルで組みました。
ハンドルは *RITCHEY* venture max handlebar 。
このハンドル、下ハンドルがグッと戻ってきていて上ハンドル部分との高低差も少ないので、めっちゃくちゃ握りやすいです。
ハンドルが決まったらあとは自分のやりたいことを盛り込むだけ。
ずっと自分のバイクで使ってみたかったドロッパーポスト(レバーでサドルが上げ下げできる様になるシートポスト)を導入。嬉しくて無駄に上げたり下げたりしてしまいますが、こいつのおかげでトレイルを走った時に下りでサドルの先っちょがお尻に刺さらなくなりました。
テンション上がって最初予定になかったダイナモにしてしまったのは秘密です。
このダイナモの付け方、隠れお気に入りポイントなんですけど、LA CABRAに乗るとしたらラックも何にもつけずにフロントバッグで運用しようと決めていて、フォークの真ん中にライトをつけるとバッグと干渉してしまうのでPAULのGINO+*SON NABENDYNAMO* light mountでフォーク中央に取り付けてます。
ぶっちゃけこんなことせずともライト直付けできるのですが、フォークのパイプが太くてフォークとライトの距離が必要で。もうここまできたら自己満の領域。我慢できずにやってしまいました。
ホイール周りも僕の性格が結構滲み出てしまってますね。。
なんか最初はクリアランスギリギリのパンパンフトフトタイヤを入れてしまう性なんです。。
*WTB* trail boss TCS tire を。27.5×2.6です。サイドのノブが立っていてフルパワー時の戸愚呂弟みたいなんで僕は心の中で角刈りタイヤと呼んでいます。
ヨヨコーのみんなにはランドクルーザーと呼ばれています。
オフロードでは安心感半端ないです。コンクリートの上ではマジで全然進まないのも愛すべきポイント。
それで、組んですぐ鹿児島店のアゼミさんに会いに行ったなー。(↑トミーさんとアゼミさんが信号待ちでスタンディングしてる写真がとってもお気に入り。)
アゼミさんはブルーラグ の重鎮メカニックで実は僕が入社した時にはもう鹿児島に行っていたのでしっかりお話ししたのはこの時が初めてで。めちゃくちゃかっこいい人だったし、鹿児島のおおらかな感じと大自然に食らってしまったのが良い思い出。
鹿児島はLA CABRAで走るにはもってこいの環境で、逆に持ってないのはもったいない!と思っちゃうほどで。
お客様達と行った千葉ライドもBMC集結でめちゃくちゃ楽しかったな。
このライドでLA CABRAと戸愚呂弟タイヤの真骨頂を垣間見た気がした。
夏にはカイセイ、ミンミン、シャミさんと山梨の方まで走りに行ったりもしたなぁ。
カイセイはSURLYのKARATE MONKEYに29erのホイールで走破性を手に入れててこの辺から29er用のホイールが欲しくなりました。
やっぱりこういう山とか林道、ゴッツンゴッツンの道走るのがLA CABRAの100%中の100%だよなぁと走るたびに感じさせてくれます。
最近でいうと、ハンドルをフラットバーに変えてトレイル走ってみたり。
フラットバーのLA CABRAも結構調子良くて、自転車乗るのがへたっぴな僕にとっては、今まで足ついてた岩場で踏ん張れる様になって結構嬉しかったのも思い出。
LA CABRAはドロップバーで組むことを想定して作られたバイクですが、もちろんフラットバーもいけます。
ハンドルは*FORAGER CYCLES* jemmy barを使ってます。このハンドルマジ正解。
見た目幅広のget around barっぽいですが、get aroundよりも戻りが緩やかなのでよりフラットバー要素が強いです。
ドロップハンドルが苦手って方はフラットバーで組むの大賛成です。
今は回り回ってまたドロップにしました。
用途は山遊びに割り切って、今はこの形がしっくりきてます。
確かにこうやって改めて見ると結構コラム短くしてハンドル位置低くしてますけどこれでも少し高い。
これ以上低くってなると角度のついたステムを下向きにつけるしか選択肢がないので、今回の変更はがっつりアクティブに乗る人にはとても嬉しいマイナーチェンジかもしれないです。
最後に。
『La Cabra is the bike you never thought you needed, but once you think about it, you have to have one. You’ll be looking for more places to ride. Opening up possibilities of where and how you ride is what La Cabra is all about.』
「La Cabra は、必要だと思ったこともなかったバイクですが、一度考えたら、必ず所有しなければならないバイクです。さらに乗れる場所を探すことになります。どこでどのようにライディングするかという可能性を広げることが、La Cabra のすべてです。」
マイクさんのこの言葉がとっても腑に落ちてしまって、ああ、僕の人生に必要なバイクだよな、と。
LA CABRAは実際に可能性を広げてくれたし、これからも長く付き合っていこうと思えるバイクです。
多分出会ってなくても何ら人生に支障はないけど、手に入れた人はちょっとだけ人生が豊かになって、とっても山遊びが好きになると思います。
今もめちゃくちゃ気に入ってるし、マイナーチェンジしたけど、旧ジオメトリもカラーも数年後にレアになってそう。
僕はこのピーナッツバターのLA CABRAをより一層育てていこうと、このブログを書きながら思いました。
とはいえお店に到着するのが楽しみで仕方のないクリントでした。
それでは、今日はこの辺で。